
昨夜はめっちゃ久しぶりにジムカーナ走行会に参加してきました(^^) 今回は久しぶりだったということもあり、フレキシブルタワーバーを装着、アライメントもきっちりと取ってやり、気合いを入れて参戦してきましたよ♪
しかも昨年に履き替えた韓国製のスポーツタイヤである「ネクセンN9000」で走るのもこれが初めてってコトで、ろくむし号の走りがどう変わるのか、興味津々での出撃となりました。
しかも今回、珍しいことに嫁さんもジムカを見に来るってことになり、我が家は子どもも含めて総勢5人でジムカの開催されているTKLにやってきたのでした(笑)
でも、今回は走行開始30分も経たない間にとんでもないことが起きてしまい、私はその時点でリタイヤとなってしまいました(涙)
ろくむし号の足回りのセッティングはバッチリで、N9000も相当にいい感じだっただけにとっても残念です(涙)いずれこのへんのインプレッションについては別にBlogで書きたいと思いますが、今回はとりあえずは昨夜のTKLでろくむし号の上に降りかかったトラブルについて書きたいと思います。。
今回は19時過ぎから走り始めたのですが、息子達3人を連れてきていたので、代わる代わるに子ども達をナビシートに乗せてコースインしておりました。このジムカ走行会は序盤はみんな準備作業をしているのでコースインするクルマも少なく連続して走れるので、私は代わりばんこに子ども達を乗せて連続してコースインをしていたのでしたが・・・ろくむし号の足回りのセッティングもバッチリで、実に気持ちよく走れるので調子こいてそのまま連続して数ラップしてたでしょうか・・・。
何度目かのスタート、フル加速3速全開で1コーナー手前まできて、そこからシフトダウンしながらのフルブレーキング!・・・って、あれれ!?(滝汗)
ブレーキとクラッチを踏み間違ったか!?(爆)
っていうぐらいに
ブレーキペダルが床まで踏めちゃったんです(ちゅど〜んっ!)(どっか〜んっ!)
一瞬、何が起こったか全然分かりませんでしたよ(滝汗) そのときのことは焦っててよく覚えてないんですが、おそらく咄嗟にポンピングブレーキをしたんだと思います。シフトダウンと併用でなんとかゆるゆると減速することに成功し、なんとかコーナーを曲がることができました(^^;)
もちろんそこからは怖くて走行を続けるわけにもいかず、ゆっくりとピットまで戻り始めたんですが、とにかくブレーキは踏むとぐにゃぐにゃで床まで逝っちゃいます(爆汗) 続けてポンピングで踏むとなんとか圧は立ち上がってくるのですが、数秒踏まずにいるとすぐに圧が抜ける、という状態。まともに制動が立ち上がるような状態ではなくなってしまいました(涙)
いったいどうした?? と、初めて遭遇する状況に面食らいつつとりあえずクルマを駐めてボンネットオープン。ブレーキのリザーブタンクのあたりを覗き込んでみると、あきらかに吹きこぼれたようなあとがあります。
リザーブタンクの液面もFULLの遥か上、というか、ほとんどキャップのあたりまで溢れんばかりに増えてきてます(汗) これはいったいどういうことだ? とブレーキを踏んでみると、リザーブタンクの下あたりから
じゅこっ じゅこっ
と、ブレーキを踏むのと同じタイミングでなんかイヤな音が聞こえてきます。
さらにキャリパーの方からもギチギチと変な音が(滝汗)
コレは明らかになにか異常があります。同じGHインプに乗っている主催者の●ちゃんに見てもらったところ、ブレーキを踏むと
マスターバックとリザーブタンクの接合部のあたりからフルードが吹き出てる、とのこと(爆)これってマスターバックがパンクしたってコトか!?(滝汗)
たしかに言われてみると、マスターバックとリザーブタンクのステーの接合部のあたりにはフルードと思われる液体が滲んでいます。
ブレーキがこんな状態ではとてもじゃないけれどもジムカどころではなく、この時点で私のエントリーは終了です orz
というか、こんな状態では帰宅することすら危ぶまれる状況ですよ(汗) サイドを使って帰るってことも考えたんですけども、、TKLから市街地に出るまでの下りのワインディングをサイドだけで帰るなんて・・・しかも今回に限って家族総出の5人乗車でそんな危険なことをするわけにはいきません。。
いろいろと考えて、ディーラーの所長サンと仲のいい私の知り合いに電話を入れ、所長サンのケータイに電話をしてもらうことにしました。
しばらくすると所長サンから電話がかかってきて、
「今から積車でそちらに行きます」と。
もうホントに嬉しかったですよ(号泣) 21時に電話をいただいて、なんとディーラーまで積車を取りに行ってそこからまたTKLまで来てくれたのです (T_T) 所長サンにはホントにお世話になりました。
そして、私の家族4人は●ちゃんのインプで自宅まで送っていただくことに。
今回はほんと、●ちゃんさんと所長サンには大変なご迷惑をかけてしまいました(汗) お世話になりました、この場を借りてお礼を言わせていただきたく m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
さて、とりあえず原因は分からないままでブレーキの効かなくなったろくむし号をサイドブレーキだけを使って積車に載せ、私は積車のナビシートに乗ってディーラーさんまで戻ってきたのでした。。
積車に愛車を載せるなんていう経験はこれが初めてですし、ジムカの走行会で自走不能になってしまったのもコレが初めて。しかしブレーキがこんな状態になった原因は所長サンに見てもらってもイマイチ分からない。。
この日はもう日付も変わろうかっていうような時間になってしまってたので、そのままろくむし号はディーラーに預けて●ちゃんに送ってもらって自宅に帰投したのでした・・。
そして翌日、つまり今日ですが。。。所長サンから電話があり、
今朝もう一度チェックしてみたら、ブレーキ直ってるんですが
というのです(どっか〜んっ!) は!? なんで?(滝汗) マスターバックから吹いてるなんていう状況だったのになんで何もしないのに直る!?
ブレーキペダルも普通だと思うのですが、なんせ元々の状態が分からないので今から自宅に乗っていくので踏んでみて下さい、とのことだったのでそのまま自宅まで所長サンに乗ってきていただいて、一夜明けてろくむし号と対面し、ブレーキを踏んでみました。
すると・・・キャリパーからは相変わらずギチギチと踏むたびにイヤな音がするんですけども、スチームを吹いてキレイにしてくれているブレーキマスターバックあたりには何の異常もありません。リザーブタンクの液量もMAXちょうどぐらいのところまで下がっています。
ちょっと踏んだときの感じがスポンジ−な感じがするのと、初期制動のタッチがだいぶ曖昧になっているというのは感じましたが、制動力はきちっと立ち上がってきます。
所長さんがおっしゃるには、ブレーキのテスターにかけてみると、ブレーキをかけていない状態でタイヤを回すとやや抵抗があるような数値が出ているけども、4WDだからかもしれないし、インプの規定値が分からないのでなんとも言えない、とのことでした(^^;) 何の数値なのか分からないのですが、テスターによると通常のFF車などだと5〜10kgぐらいだと出る数値がろくむし号だと25〜30キロぐらいのデータが出てる、とのこと。所長のレガシイ(ATの4WD)だと10〜15kgぐらいの数値なんだそうです。
なので、ひょっとしたらちょっと引きずり気味になってるのかも知れないんだけども、ちょうど今ディーラーにGH系のインプがなくて基準となる数値が分からない、とのことでした(苦笑)
そして、ふとキャリパーを見たら・・・あれ(汗) キャリバーのSTIの白い文字がちょっと黄ばんでるんです(爆)
これって・・・
キャリパーに熱がかかった
っていう何よりの証拠ですよね(滝汗) ひょっとしたら・・・突然にブレーキがまった踏み応えがなくなって、冷えると元通りって・・・これがいわゆる
ベーパーロック現象
っていうヤツでしょうか?(爆汗)症状からしてたぶんそうではないかと思うのですが、ちょっと納得がいかないのが、ナゼ今回に限ってこんな恐ろしい現象が突然に起きてしまったのかということ。
私は今までも数え切れないぐらいにこのジムカ走行会には参加してきましたが、GDB時代から含めても一度もベーパーロックでブレーキが効かなくなったことっていうのはありません、というか、フェードも起こしたことはないし、ブレーキの効きが甘くなった、ということすら今まではこのTKLの走行会では経験したことがないんですよね。
数回の連続コースインってのも今までも何度もしているのに、なんでだろう?? 今までと違っているのは、今回はブレーキパッドが純正だということ。しかし純正パッドの耐熱性が低くてブレーキがおかしくなるのなら、フェードっていうのは分かるんですが・・・ベーパーロックってのはパッドではなくてキャリパー内のフルードが沸騰することで起こる現象ですよね? 純正パッドは放熱性が悪くてフルードまで熱がいってしまった、ってことなんでしょうか?(汗)
それと、●ちゃんさんに見てもらったときにブレーキマスターバックあたりからフルードが吹いているように見えた、っていうのも気がかり。 翌日になるとマスターバックからフルードを吹くどころか、まったく異常は見られないっていうのが解せません。 今日の状態から見る限りは、漏れていたのはリザーブタンクのキャップからだけのようなんですが・・・マスターバックの気密が破れてしまったのであれば今日もブレーキを踏んだら吹くハズなんですが、そういう現象は見られない・・・謎です(汗)
原因が釈然としないので、とりあえずはチェックしてみて下さいってことでディーラーにそのまま所長サンの運転で持って帰ってもらったのですが、夕方になって再びろくむし号に乗って持ってきてくれた所長サンによると、
ブレーキフルードはとりあえず交換したのですが、エア抜きも同時に行いましたが・・エアは全然出てきませんでした。
とのこと(爆) う〜む、、これまた謎です。いちど盛大にエアを噛んでしまったはずのでブレーキ系、ひと晩何もせずに寝かせておくだけでエアって抜けちゃうモノなんでしょうか?(爆汗)この辺も私には感覚的によく分からないのですが(汗)
ろくむし号を受け取ってから、野暮用を片付けに職場に行く用事もあったのでそのまま市場まで乗ってみたのですが・・・たしかに所長サンのおっしゃるように、ろくむし号のブレーキ系に昨日あんなことがあったとはとうてい思えないぐらいにフツーなんですよね(^^;)
ちなみに、ブレーキはシールが熱害でダメージを受けたためにギシギシと音が出てるのではないか? とのことだったのですが、フルードを交換しただけですっかりと異音もなりをひそめてしまいました。。音の面も含め、踏んだときのタッチもいたって普通だし、以前と何も変わりません・・。いったい昨日のはなんだったのか? そしてベーパーロックっていうのはそのときにはブレーキがほとんど効かなくなるぐらいにヤバい症状になるけれども、冷えてしまえば元通りになってしまうようなものなのでしょうか?(汗)
そのへん、私は今までこのベーパーロックっていうのは経験したことがないので感覚的に分からないんですよね(滝汗) そして、ベーパーロックを起こしてしまうぐらいまで熱が加わったブレーキ系はどのへんまでメンテをすればいいのでしょう?
いちおう、ブレーキシールキットを新品交換、熱の加わった純正のブレーキホースはカシメの部分から抜けてフルードを吹くことがある、ってことでホースも交換ってことで見積は作ってくれました。マスターバック交換まで含めると、部品代と工賃で11万(!)にもなってしまうので、とりあえずマスターバックはそのままでキャリパーまわりのメンテはしたほうがいいのかな、って思ってるのですが。
それと、純正のブレーキパッド・・・これも熱がかなり加わってるはずなので、炭化してしまってることが考えられますからパッド交換も必要かなって思うんですが・・これまた町乗りで踏んでみてもタッチも今までと何も変わりないし音も出ないんですよね・・・交換の必要、あるのかな? 一度外して目視で検査した方がいいかな?(^^;)
ディーラーさんはGW明けまで休日になってしまうので、とりあえずそれまでは今の状態でろくむし号に乗ることになるんですが・・・なんか原因が釈然としないだけにちょっと不安ではありますね(^^;)
ただ、おそらくは症状からしても今回はベーパーロックを起こしたと見るのが妥当だとは思うんですが・・・だとしたら、完全に私の責任ってことですよね。
今までそんなトラブルをジムカで起こしたこともなかったし、ミニサーキットを走るのに比べたら熱的にもジムカは厳しくないんだろう、とタカをくくっていたのがいけなかったのかな、と反省しております(涙)
今までは特にブレーキが辛いなんてことはなかったけれども、フルードの吸湿やTKLまでの道を家族満載で走ってきたためにいつもよりも大幅にブレーキに熱が入ったままで走り始め、連続周回をいつもぐらいのペースでしてしまったためにイッキにフルードが沸騰してしまったのか? あるいはひょっとするとろくむし号のフロントブレーキが引きずり気味になってて熱を持ってしまったのか??
直接的な原因は未だに分かりませんけども、きちんと対策なり予防策をしなかった私に原因があるのでしょうね・・・ホント、今回は私の経験不足、準備不足でいろんなヒトに迷惑をかけてしまいました。
もっとちゃんと準備をしてからのぞまないとあかんですね・・・いくら手軽に参加できるからといっても、やっぱりジムカもれっきとしたモータースポーツなのですから。。
今回はそういう面でも大いに勉強させていただきましたm(_ _)m そして、奇跡的に人的にもクルマ的にも被害がなかったのは不幸中の幸いでした。あのままコーナー曲がりきれずにコーナーの先の崖に突っ込んでいたら・・・ろくむし号はもちろんですけども、私だけでなく同乗していた長男まで巻き添えにしてしまうところでした(滝汗)
これからはもっと気を引き締めてジムカに臨みたいと思います。
ホント、●ちゃんさん、ディーラーの所長サン、その他関係者の皆さん、ジムカ走行会参加の皆さん、そして我が家族・・・今回はご迷惑をおかけいたしましたm(_ _)m
あとはGW明けにもう一度チーフメカさんにきちんとろくむし号を見てもらって、何が原因だったのか、どこまでメンテをすべきなのかをきちんと聞いてみようと思いますm(_ _)m
それにしても・・・
あ〜怖かった(滝汗)