
さてさて、週末のジムカーナでろくむし号のブレーキトラブルが発生したっていうのは前回にお話ししましたが、
あれからいろいろと調べてみたりもしたところ、やはり今回のトラブルはベーパーロックが起きた、と判断すべきかなぁ と思っております。ネットで検索をしてみると、意外とGRBでもベーパーロックを起こして冷や汗をかいた、というようなエピソードが見つかります。やっぱりイマドキのクルマだからなんてタカをくくってると痛い目に遭う、てことですね・・・ホント反省ですわ(涙)
さて、それはそうと気を取り直して(^^;) 今回は短いながらも今回のジムカーナで走ってみたろくむし号のチューニングの結果についてちょっと書いてみようと思います。
今回、めっちゃ久しぶりのジムカを前にしてろくむし号には二つのチューニングを施しました。ひとつは
フレキシブルタワーバーの装着、そしてもうひとつは
アライメント調整ですね。これによってコーナリング時の限界を高めてやることができるかも、ってなわけです(^^)
そしてもうひとつ、これはもうずっと前に導入したアイテムだったのですが、ジムカではまだ一度も試したことのなかったものがあります。
ネクセンN9000っていう、アチャラモンのスポーツタイヤです(^^;) これ、韓国メーカー製なんですけども、どうやらネクセンタイヤっていうメーカーはそれなりにヨーロッパでもメジャーらしく、モータースポーツにも参戦している模様。そんなメーカーのラジアルとしてはトップレンジに位置するのがこのN9000っていうタイヤらしいんですよね。
町乗りではもちろん、なんの不足もないっていうか全然問題のないレベルのグリップを発揮してくれてますし、ウェットグリップも不満なし。つまりは普段使いではまったく不満のないタイヤなんですが、この激安なアジアンハイグリップタイヤが果たしてジムカでどれぐらいのグリップを発揮してくれるのかってのがとっても興味深かったわけなんです。
なんせほとんどインプレッションも見かけないし、ましてやスポーツ走行をしたときのインプレとなるとさらに見つけられませんし。ただ、こないだ鳴○スカイラインを走ってみた感じではけっこういいねぇ〜とは思ってたので、ひょっとしたら国産セカンドグレード(ディレッツァDZ101あたり)よりもいいかも、という手応えはあったのですが、実際にジムカで使ってみて評価をしようと思ってたわけです。
まぁ実際に走ってみて、そのパーツの効果を体感するためには一度に複数のパーツを取り付けたりしたらわけが分からなくなってしまうんですけども、今回は3つ同時にってことになってしまい、改善したのがどこのチューニングによるものなのかはイマイチ分からなくなってしまってますが(苦笑) とりあえず言えることはというと、
前よりも断然よくなった!(^^)/
ってことですね♪ フレキシブルタワーバーによってコーナリングフォースも上がってる感じだし、わずかとはいえ、前よりもネガティブキャンバーも付いて踏ん張りもよくなってるようです。GRBインプレッサのTKLでの基本的な挙動っていうのは(私が運転した場合、ですが)基本的にアンダー傾向が強くて、オーバースピードで突っ込んでしまい、ブレーキングでタイヤのキャパを前後方向に使い切ってしまうとなかなか横方向へのグリップが回復せず、アンダー傾向がかなり強くなってしまうのですが、今回はそういうシチュエーションでも車速が少し落ちてくるとステアリングを切った方向に曲がるタイミングが以前よりも速くなったという感覚があります。
というか、横方向のグリップが回復したら、即座にフロントが回り込んでリアが振り出し方向に動くような感じになりました。前はもうひたすらアンダーを耐えてずるずるとフロントタイヤのショルダーを引っ掻きながら曲がっていってただけだったのですが、今回のオーバースピードからのターンインでは、ブレーキングで速度を落としつつステアリングを切ると、前方向への減速Gが高いうちは以前と同じでどアンダーでステアリングを切っても曲がらないのですが、少し車速が落ちるとくいっとフロントが向きを変え、同時にリアがくるんって感じで巻き込むような動きを見せます。ややトリッキーなというか、ピーキーな動きにはなってるんですが、ブレーキングで車速が落ちてからの動きなので制御はしやすい領域ですし怖くはないですね。
そしてコーナリング前にきっちりと車速を落としてから丁寧にターンインしてやれば、アンダーステアの出方は、明らかに以前よりも減っていますね(^^) タイヤが外に逃げ出す限界速度が高くなった感じです。おそらくこのへんはフレキシブルタワーバーやキャンバーの効果ではないかと思います。
そしてコーナーでギャップを超えるときに以前よりもクルマが暴れなくなり、ビシッと挙動が安定してる感覚がありますね(^^) これはもうやっぱりタワーバーのせいでしょう♪
何よりも一番大きく変化したのは、今回のコースレイアウトの一番最後のあたりに出てくる、1速もしくは2速全開でスピードを乗せつつ右旋回をしていく中速コーナーセクション。
このコーナーは私とろくむし号がGDB時代から最も不得意としている「ドアンダーコーナー」なのです(汗) なんせスロットルを思い切り開けて加速してやりたいんだけども、タイヤにパワーをかけるとクルマはどんどんとアウトに膨らんでいくばかりで全然曲がってくれない、いわゆる
「パワーアンダー」が露骨に出てくるセクションなのです(涙)
でも今回、なんとこのセクションでガンガンスロットルを入れていっても弱アンダーのままでクルマは曲がっていくんですよ!(^^)/ 今までひたすらガマンガマンでパーシャルスロットルのままで回っていたコーナーを加速していける、これは実に気持ちいいんですよね〜(*^_^*) これはもうあきらかに足回りが以前よりも踏ん張るようになったからだと思います。
もちろん、タイヤがグリップしてくれなかったらこういう気持ちいい走りにはならないでしょうけども、少なくともタイヤは以前のタイヤと同等かそれ以上のグリップをきちんと出している、ってコトだと思います。
そんなわけでN9000というアジアンのハイグリップタイヤもかなりいい感じではないかと思いますね(^^)
間違っても「アジアンはやっぱりジムカのスポーツ走行では全然あかんかったわ」なんてことはまったくありません。むしろ国産セカンドグレードよりもよくグリップしてると思います(^^)/ 残念ながら私は現在の国産ハイグリップのタイヤってのは経験したことがないので比較のしようがないんですけども、けっこういい感じでグリップ性能は出していると思いますよ(^^)
今回は走行ラップが少なかったということもあるかも知れませんが、走行後のタイヤの状態をチェックしてみても、ブロック飛びを起こしたりとか偏摩耗を起こしてる、なんていうこともなく、実にキレイに減ってます(^^)/ このへんも高評価ですね〜 これだけの性能を持っていながら、GRB純正サイズ(245/40R18)で1万円そこそこっていうコストパフォーマンス! これはいいタイヤですぜ!(*^_^*)
次もこのタイヤにしようかな、なんてマジに考えちゃいましたね♪
そんなわけで、フレキシブルタワーバーとアライメント調整、そしてジムカ初使用だったネクセンN9000タイヤ、どれもいい感じで効果を出してくれたんじゃないかな、って思います(^^)
次回はブレーキの対策もシッカリして、もう一度ジムカで思いっきり走ってみたいですね。
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ドッギャーッ!! ジムカーナ | クルマ
Posted at
2012/04/30 16:24:11