
ろくむし号にはアルパイン製のカーオーディオが装着されているんですが、この機種はオプションのbluetoothユニットを装着することでケータイ電話をワイヤレスで接続してハンズフリー通話ができるっていう機能があります(^^)
こういう便利なオプションは使わないテはない(^^)/ ってことで、オークションで安く手に入れたbluetoothユニットを取り付けて、iPhoneをハンズフリーで使っております。このシステム、いったん設定してしまったら特になにか操作をしなくても車に乗り込んでエンジンをかけたら勝手にヘッドユニットにiPhoneが接続されてハンズフリーモードになってくれるので、とっても使い勝手もよくて便利なわけなんですが・・・これがどういうわけか、あんまり感度がよくないっていうか、相手の声は私にはよく聞こえるんですけども
通話相手には私の声がよく聞こえていないっていう状態らしいのです(汗)
通話相手にどういう感じなのかと聞いてみたら、やたらとゴーゴーとノイズが入って私の声が聞き取れない、ってことらしい(^^;) これが停車中だと比較的ちゃんと聞こえてるらしいのですが、走り出すととたんにノイズまみれになって聞こえなくなる、ってコトらしいのです。
ってなわけで、
アルパインのサポートセンターに電話もしてみたんですが、「マイクのケーブルが断線しかかってるとか、接触不良が疑わしいですね」とのこと・・。まぁそのへんが一番ありがちな原因ではあるんですが、接触不良を起こしているような感じでもないんですよね。
そんなわけで、ろくむし号にはハンズフリーの電話システムが付いてるのに、電話がかかってきたらクルマを路肩に駐めて停車状態で通話をしているという(^^;) 高速道路を走っている時なんてまるで使い物にならないハンズフリーシステムなんですな(ため息)
こんなの、付けてる意味ないじゃん!(爆)ってのが正直なところ。
走ってるとノイズがゴーゴーと聞こえる、ってことは走行ノイズですよね? となると・・・タイヤが拾ってるロードのイズだろうか? それともエンジンからの電磁ノイズ? う〜ん、、なんだろ?
とはいえ、最近までいったい通話相手がどういう風にこちらの声を聞いているのかっていうのを実際に私が効いてみたことはなかったんです。
そんな最近のある日、ふとこのマイクを眺めているときにあることを閃いたんです。「ひょっとして???」ってね(^^)
そこで、子どものケータイを持ってきてハンズフリー状態にしたiPhoneから電話をしてみました。じっさいに通話相手がこちら側の通話音声をどういう感じで聞いているのか、っていうのを確認したわけです。
子どものケータイから聞こえてくるiPhoneの通話音声は・・・たしかになにやらくぐもっているというか、もごもごとして聞き取りにくい音(汗)ちなみに実験はガレージの中でやってたので当然ですがろくむし号は停車した状態です。それでも十分に聞き取りにくいというか、かなり通話品質は悪いんですよね orz
この状態でちょこっとアクセルを踏んでエンジンの回転をあげてみました。すると・・・ノイズも増大してさらに聞き取りにくい音声に(滝汗)
停車状態でエンジンの回転数が上がるだけでノイズが増えるってことは、タイヤの発するロードのイズではないってことは明らか。ってことはエンジンの電磁ノイズ??
次に私が思いついた
とある改善策を試してみることにしました。これは完全に私の思いつきだったのですが、
ひょっとしてこれが原因!? って思ったことがありまして。
この改善策、実に単純っていうか簡単な手法なので、これを施すのはほんの数秒でOK(爆)
対策をしてから通話音声を確認すると・・・
めっちゃクリアな音声(*^_^*)
つまり、私が思いつきで施工してみた対策は効果てきめんだった、というわけです。まさか、これが原因だったとは・・・私が「まさか!?」と思ったノイズの原因はどうやらドンピシャだったようです。
さて、私がやってみた対策っていうのは、このマイクに対する対策です。ろくむし号のハンズフリーシステムのマイクは右のAピラーに取り付けてあります。取り付けてある、っていうかピラーのカバーの脇に挟んである、っていう状態の設置なんですが。
対策っていうのは・・・
おわかりいただけます?(^^;)
これ、つまりは
ピラーのカバーに挟み込んでいたマイクをカバーから外して、配線だけでぶら下げてるだけの状態にした・・・それだけ、なんです(ちゅど〜んっ!)
たったのこれだけで、通話品質は劇的に改善されちゃいました(^^;) いったい設置してから今までの数年もの間、ずーっとノイズの原因が分からず、電話がかかってくるたびに停車したり、クルマを停めてこちらからかけ直してたりしたのは一体何だったのか!?(爆) ってハラが立つやら情けないやらっていうぐらいに単純な対策ですよね(苦笑)
いったいこれはどういうことなのか? っていうと・・もうおわかりの人もいっぱいいると思いますが・・・つまりはこういうことではないかと。
私はマイクをAピラーに挟んで設置してたわけですが、このAピラーっていうのは、言ってみればクルマの重要な構造体の一部ですよね。車体に衝撃が加わったとき、クルマが何かにぶつかったときなどにキャビンの生存空間を確保するために重要な働きをする車体のモノコック構造の重要な一部ということですから、ことさらに頑丈にできてるわけです。
頑丈に造られているピラー、実は見た目以上に車体に対してリジットになってるってことでしょうから、ひょっとしたらエンジンのノイズ、そしてサスペンションやタイヤからの振動やらノイズやらがそのまま直接このピラーには伝わってきてるのではないか? って思ったんですね。
そういうことを思ったとき、そういえば知り合いのクルマに装着されていたハンズフリーシステム用のマイクがステアリングコラムの上に、しかも直接装着されるんじゃなくてU字型になった樹脂製のステーの上に、しかもスポンジ状の両面テープを介して取り付けられていた、っていうのを思い出したんです。
つまり、ひょっとしたら・・
ハンズフリーのマイクは振動に弱い!?
のではないかと(^^;) 高感度のマイクゆえに、振動が入力されると素直にこれをノイズとして音声にしてしまうのではないか? っていうふうに思ったわけです。だからこそ、マイクを設置するのはボディに直接取り付けられている頑丈な構造体ではなく、ステアリングをカバーしてある樹脂製のカバーの上で、しかもバネ状にしたU字型のステーを介して、しかもスポンジの入った厚手の両面テープ越しに振動をシャットアウトした状態で取り付けられているのだろう、って推測したわけです。
そこで、安直にマイクをピラーから外してみた、というわけ。ちょうどうまい具合に、マイクの配線がいい感じで硬いために、配線だけでぶら下げる状態にしても、ぶらーんと真下にぶら下がってしまうわけではなく、弱めのハリガネの先に取り付けられたような状態になっていい感じにピラーから浮いた状態になってくれるんですよ(笑)
なので、通話するときにはピラーからひょいってマイクを抜いてやれば、それだけで実にクリアな通話音声で電話をすることができるようになった、というわけなのです(^^)
この対策を講じてから1ヶ月ぐらいになるんですけども、対策してから以降は走ってるときに通話をしても相手から「声が聞こえないんだけど」って言われることはまったくなくなりました(^^)/
ってなわけで、これでやっとこのハンズフリーシステムの本来の性能を発揮できるようになった、というわけなのした(笑)
気がつけばなんのことはない、当たり前すぎることなんでしょうけども・・・このことに気がつくまでに私は数年の歳月を要してしまった、というわけなのですね(苦笑)
たぶんこのハンズフリーユニットの取り付け説明書にはマイクを取り付ける場所の注意事項としてこういうこともちゃんと書かれていたのではないかと思いますが・・・そんなもの
テキトーに読み飛ばして取り付けてしまうのが私のDIYなので(ちゅど〜んっ!) まぁいい加減にDIYしちゃうとこういうこともある、っていう悪いお手本ですな(^^;)
ま、何はともあれ、これでちゃんと走ってるときにも通話ができるようになったのでヨシとしましょうかね(苦笑)