
今日は職場で使っている、最新モデルのiMacのお話なのですが・・・HDDの寿命がヤバい状態になったそれまでの愛機である2009年モデルのiMac、HDD交換に5万円近い修理費用と10日近い修理期間が必要ということから、それならいっそ最新型にしてしまった方が・・ということで急遽購入することになったわけですが・・導入から1ヶ月ほど経過して、とくに不具合もなく順調に動いてくれております(^^)
ただ、コレはもう購入当初から分かっていたことではありますが、画面サイズも同じで正面からのデザインもまるっきり同じな2009年モデルと2013年モデル・・・体感できる速度アップもほとんどないってことで、新しいマシンを買った、という実感に乏しいというのもまた事実だったりします(苦笑)
横から見たらずいぶんと薄くなっているので、その差は歴然なのですが・・・そもそもパソコンの前に座って作業するのに横からなんて見ないですしねぇ(^^;)
Haswelという新型の省電力チップを使っているというのがひとつのウリのようですけども、デスクトップだと消費電力が小さくなったコトによるバッテリー稼働時間アップ! なんていうのも感じられないですしねぇ(苦笑)ただ、システム環境設定の「省エネルギー」の項目の中から「コンピュータをスリープさせる」までの時間を設定するバーがなくなってたりするところにこのCPUによる省電力化の効果が見て取れますね。
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こちらが自宅で使っている、2010年モデルのiMacのシステム環境設定「省エネルギー」のウインドウ。これが普通ですよね。
そしてこちらが最新モデルである2013年型iMacの省エネルギー設定ウインドウ。見ての通り、コンピュータがスリープするまでの時間を設定するバーがなくなっています。
つまり、2013年型iMac・・というかHaswel搭載型のMacは何も操作をしない状態、つまり待機状態でのエネルギー消費がとても少ないため、あえてスリープモードにしなくてもいいってことのようですね。もちろんモニターのスリープは別に設定できるんですけども。
もともとワタシは自宅と会社のiMacの間で頻繁にファイルのやりとりをしたりとかリモート接続したりする関係で、どちらのマシンも常にスリープはさせずにモニタのスリープだけで運用してるのですが、最初にこの設定画面を見たときにはちょっとビックリしちゃいましたね(^^;)
でも、スリープしないからといっても、常に通常モードで待機しているのかというとそうでもないらしく、マシン自体は起きているけどもアプリケーションソフトは動いていない、っていうような状況になったりもするようです。たとえばメール。
純正のメールアプリだとまた違う挙動になるのかも知れませんが、ワタシの使っているメールソフトである「GyazMail」ですと、モニタがスリープ中にはメールの送受信も停止してしまうようです(^^;) 設定で一定の間隔で自動的にメールの受信を行うようにしてあるのですが、マシンを何も操作しない状態で一定の時間が経過してモニタが消えるとメールソフト自体が半停止状態になるらしく、何かキーを押してマシンのモニタを点けてやると、そのときに初めてメールの受信操作を行って新着メールを取りに行く、というような挙動を示します。
なので、前のように常にずーっとマシンが稼働している状態に常にしておくことが逆にできなくなってしまってるので、このへんはちょっと不便かも、というところもありますね。
ただ、逆に言えばそれぐらいの小さな部分でしか差が分からないぐらいに変化していないように見える2009年モデルと2013年モデルなのですが(光学ドライブの有無という部分は大きいかな?)、意外なところで決定的に違う性能差がありました。やっと今日のBlogの本題ですけども(^^;)これはカタログスペックではまったく謳われていないことなのですが。。。
内蔵スピーカーの音質が劇的に向上している
っていうことなんです。
iMacの内蔵スピーカーっていうのは、スピーカーが外から見えるような位置には付いてなくて、いったいどこから音が出てるんだろう? っていうのは前のモデルから変わっていません。
実際には内蔵スピーカーの音は筐体の下というか、液晶ディスプレイの一番下の部分の左右から出ていて、それがテーブルに反射してうまい具合に音がある程度広がるような感じになって、スピーカーの位置を感じさせない自然な音の広がりとステレオ感を持ったものでして、ワタシはけっこう好きだったのです(^^)
自宅ではもちろん、外部スピーカーってことでちょっと大きめのアンプ内蔵スピーカーを接続してあるので内蔵スピーカーは使っていないのですが、会社のiMacはあくまで仕事用ですから外部スピーカーなんかは接続せず、内蔵スピーカーから音を再生しています。
午後になって事務所に人も少なくなってからはよくBGMにアニソンとかを流しながら仕事をしているのですが(^^;) まぁそれほど音量を上げるわけでもないので内蔵スピーカーの音で別にいいや、ぐらいの感じでした。
正直なところ、2013年モデルになって筐体が極端に薄くなってしまったので、内蔵スピーカーの音質は悪くなってるかもなぁ と思ってはいたのです。
なんせこんなに薄いですからね・・・
で、とくに期待するでもなく、新しいマシンにしてから初めてBGMがわりにアニソンを再生したときにちょっと、、いや、かなりビックリしたんですよ(汗)
な、なんだこの音??
えらくクリアでいい音してるんじゃないか??(滝汗)
最初は何かの間違いかと思ったほどでした(^^;) だって内蔵スピーカーですよ?(汗) なのにこの音っていうのが以前の2009年モデルiMacのものよりも数段クリアで音像の定位が素晴らしく、なんかこう、ひと皮むけた音、っていう感じなのです。そしてなによりも驚くのが豊かな低音なのです。こんなに薄い筐体のどこからこんないい低音が出てくるのか? ほんとに不思議な感じなのです。
低音が豊かに出ているといっても、ズンズンドコドコとウーファー的な低音が出るっていうことではなくて、音量に見合った、とても自然、ナチュラルに必要十分な低音がきっちりと出力されてくる、っていう感じなんですよね。 ホントにこの自然な感じでありながらもしっかりと再生される低域の音には感動的なものを覚えます。これだけ高品質な音を奏でる純正内蔵スピーカーっていうのには今まで出逢ったことがありませんよ!
最初は何か特別なデバイスとかソフト的な補正がかかっているのかと思ってネットでも調べてみたのですが、どうやらそんなことでもないみたい。というか、ほとんど内蔵スピーカーの音質について言及されたレビュー記事すら見つけられませんでした(^^;)
というか、初めてこの超薄型筐体を採用したiMacが発売された2012年モデルでは「さすがに薄い筐体になって内蔵スピーカーの音質は悪くなった」と書かれている記事はけっこう多いんですよね(汗)
ワタシはこの2012年モデルの音っていうのは聞いたことがないのですが・・・ひょっとして2013年モデルでスピーカーのスペックは変更されてるのかな? これでまさか以前のモデルよりも音が悪くなった、っていうことはないはずですし。
っていうか、ワタシだけの印象なら何かも間違いってこともあるかも知れないんですけども、ワタシのデスクのそばを通りかかった事務員のおばちゃんとかも
あれ? なんか澄んだいい音がするねぇ〜 やっぱり新しいパソコンやねぇ
とか普通に気がつくレベルなんですよね。もちろん音量はどちらかというと小さめですので、周囲からだと聞こえるか聞こえないか、っていうレベルのハズなのですが・・そんな小さな音ですら違いが分かるほどのようです。
内蔵スピーカーの音質なんていうのは買い換える前にはまったくノーチェックだったわけですけども、この音質の変化は何気にマシンを買い換えてワタシの会社でのMac環境の中でイチバン大きく変化した部分かも知れません(^^)
いい音を聞きながらのパソコン作業っていうのは実にいいものですよね〜 気持ちよく作業をすることができますし、そういう意味では新しいマシンにしたのはよかったな〜と(^o^)
しかしホントに・・・こんなにも劇的に向上したスピーカーの音質なのに、ほとんどそのことが言及されていないし、当のAppleですらそんなことを謳ってたりしないんですよね〜 っていうか、2013年モデルのiMacというもの自体がiPhoneやiPadAir、RetinaモデルのiPadMiniの影に隠れてほとんど宣伝もされていないですけどね〜(爆)
そんなわけで、あんまり外観上もスペック上も変化がないと言われている2013年iMacですが・・・内蔵スピーカーのクオリティはひそかに大きくアップしている、っていうお話でした(^o^)
・・これが2012年モデルからなのか、それとも2013年モデルからなのかはちょっと分かりませんけどね(^^;)