
今日は休日当番で出勤してたんですが・・・配達からの帰り道、ぼーっと軽トラックを運転してるときに脳裏をよぎったのが
「そういや俺のクルマってコースティング機能はオンにできないんだっけ?」ってこと(爆)
なんで突然にそういう思考回路に繋がったのかは謎なんですけども(苦笑)、とにかくふとそんなことを思ったんですね(^^;)
ずいぶんと前にも気になったことがあったのですが、そのときには結局、結論が出ないままで忘れ去ってしまってました(爆)
コースティングっていうのは、BMWでは「セーリング」というふうに表現されてます。
時速50キロ以上、エコプロモードで走っているときにアクセルオフにすると、エンジンブレーキがかからずにエンジンがアイドリングまで落ち、クラッチを切って惰性走行をするっていうもの。高速道路や空いた幹線道路を走っているときにアクセルオフで空走できる距離を伸ばすことで燃費を改善してやろうっていう機能です。
もちろん、ブレーキを少しでも踏んだからクラッチは接続されてエンジンブレーキがかかるようになってますし、空走中にも燃料カットされてるらしいです(燃料カットしててなんでアイドリングできるの? ってのはちょっとフシギなんですけどもねぇ)。
これ、比較的新しいモデルからは普通に標準で追加されている機能のひとつ(たしかローンチコントロールなんかが標準装備になった頃だったかと)なのですが、F30の最も初期モデルである我がゆうさくクン号には当然ですけどもこの機能は付いておりません(涙)
でも、アクセルオフでクラッチを切って空走する、っていう原理からしても別に追加のハードウェアとかナシで、ミッションの制御プログラムを変更するだけでできちゃいそうな気がしますよね?
そう、
コーディングでゆうさくクン号にも追加できるんじゃないか? と考えたわけです(^o^)
実際に同じリクツで、ゆうさくクン号にはローンチコントロールはコーディングによって後付けすることには成功しております(^^) ならばきっとコースティングもできるのではないかと♪
前の時には情報がなくてそのまま忘れてしまったのですが、今回はもうちょっと突っ込んで調べてみることにしました。
「BMW コーディング コースティング」とか
「BMW コーディング セーリング」で検索してみたものの、日本のサイトではどうも情報がない(涙) しゃーなしに「BMW coding sailing」とかで検索してみると・・やっぱり出てきますね、bmmerfestあたりのサイトで。
う〜ん、正直あんまり英語は得意ではないんですが・・・がんばって読み込んでみました(^^;)
すると・・・やっぱりありますね〜(*^_^*) どうやらコーディングによって実現できそうです!(^^)/(^^)/(^^)/
ってことで、さっそく久しぶりにMacBookを持ち出して、会社の前にでーんとゆうさくクン号を駐めて、コーディングを開始です。
・・・とはいっても、コーディングをするのは実に1年ぶり以上(滝汗) やりかたなんてきれーに忘れてますぜ(ちゅど〜んっ!) ってことでコーディングの手引きをiPadで表示しながら始めました(^^;)
ずいぶんとあれからIStepのバージョンも上がってますし、イマドキのBMWだと普通にE-sysを接続しても項目がステルス化してて見えなかったりとかするために新しいツールを使ったりとかいろいろしないといけないみたいなのですが、ゆうさくクン号のiDriveは数年前に一度バージョンアップをしただけで、そこからはまったくバージョンが上がっていないはずなので、手持ちのE-sys環境でコーディングができるはず。
接続してみたところ・・・
あれ? あっけないほどカンタンに接続できちゃいました(^^;)
あとは手引き書を見ながら間違わないように確実に項目を探してコーディング。
ちゃんと
SAILINGっていう項目を見つけて、activ に設定したのですが・・・エコプロモードの設定画面で出てくるはずのセーリングのオンオフを切り替えるチェックボックスが表示されません(汗)
ほかにも一カ所、ドイツ語でセーリングを意味する「segeln」という項目を見つけ、こちらもactivに設定してさらにコーディングしてみましたが・・・それでもやっぱりダメでした(涙)
とりあえずノートMacのバッテリーのこともあったので、今日はこれにて作業終了して帰宅することに。
帰り道でエコプロで走ってみましたが・・やっぱりアクセルオフでクラッチが切れるようなこともなく、普通にエンジンブレーキがかかってますね(涙)
釈然としないので、帰宅して朝食を食べてからまたiMacと睨めっこしてさらにbimmerfestを一生懸命に探してみました。すると・・・今まで見つけていなかったスレッドを発見!
このスレッドによると、ワタシがコーディングしたHU-CICやKOMBIというフォルダ以外にもEGSというフォルダにある項目もコーディングする必要があるようです。このEGSっていうフォルダはどうやらトランスミッションに関わる部分のようで、このフォルダの中にあるパラメータを3つぐらい変更してやることが必要だと。
よっしゃ! ならこの3つの項目もコーディングしてやったらコースティングできるようになるぜ!(^^)/ と喜んだのですが・・・なにやらこのスレッドには気になることもいろいろと書かれておりました。
一番気になったのが
セーリング機能はNBT方式のiDriveを搭載したBMWでないと機能しないよ っていうもの。
・・・またですよ(涙) ワタシのBMWはNBTよりも古いCICという方式のiDriveなのです(涙) CICとNBTっていうのは画面も微妙に違うんですが、それ以上に搭載されているCPUやメモリのパフォーマンスが全然違っており、NBTでは当たり前にできるようなことがCICにはできない、ってことがけっこうあるんですよね(涙)
前にも
iDriveの画面でiPhoneやUSBメモリに入れた動画ファイルの再生をコーディングで実現しようと頑張ったことがあったのですが・・・結局のところ、NBTならコーディングで設定変更するだけでカンタンに動画再生が可能になるのに、CICだと能力的に不可能だということが分かってガックシきたことがあったのですが・・それと同じようなことが今回もありそうな気配濃厚です orz
さらに、稚拙な読解力を総動員してスレッドに書かれている内容を読んでみると・・・コースティング機能の搭載されているBMWはトランスミッションにオイルポンプクーラーってのが追加されているってことらしいです。どういう理由なのかはいまひとつ分からなかったのですが、どうもコースティング機能を多用するとミッションがオーバーヒートしてしまうようです(汗)
う〜む、これはヤバいかもしれないっす。。
そして興味深い発言を見つけました。
書き込んでいるヒトはもともとCIC方式のiDriveを搭載していた328iに乗っているというヒト。このヒトはCICをレトロフィットでNBT方式のiDriveに載せ替えた、っていうツワモノさんなのです。
これによってmp4動画再生なんかも実現した、って書かれてるんですが、このヒトがコースティング機能をオンにするためのコーディングを実際にやってみたらしいんですね。
すると、ちゃんと画面にはセーリングをオンオフするためのチェックボックスが表示されるようになり、じっさいにコースティングが可能になったんだそうです。
と、ここまでならめでたしめでたしなのですが・・・もともとCIC方式のiDriveが載っていたF30ですから車体は旧方式、つまりミッションにオイルポンプクーラーは搭載されてません。そのせいなのか、この人の328iは
a number of stalling・・・何度もストール(エンジン停止?)を繰り返した、っていうんです(滝汗)
ストールっていうのがエンジン停止を意味するのか、それとも何らかのミッショントラブルを意味するのかは分かりませんが、なんせ不具合が出てしまったようなんですね(汗)
なので、この人はチェックボックスでセーリング機能をOFFにしてみたんだけども・・・古い方式のシャシ(トランスミッション)ではうまく制御ができないらしく、iDriveの設定でセーリング機能をOFFにしているにもかかわらず、常にセーリング機能がオンのままになってしまい、切ることができなくなってしまったんだそうです
。そこで再コーディングをしてセーリングに関する項目はデフォルトに戻したんだとか。
と、このヒトの体験を元に整理をすると・・・CIC方式のiDriveを積んでいる初期モデルのF30では、制御ソフトの面でもハード面でも、コースティング(セーリング)機能には対応していない、ってことがハッキリしちゃいました(号泣)
これまたCICとNBTで越えられない高い壁の前にモロくも崩れ去ってしまった、というわけですね orz ま、まぁ今回はiDriveの方式だけじゃなく、ハードウェア的にもNBT搭載モデルではアップデートされててオイルクーラーが追加されているってことなので、単にiDriveのバージョンだけが原因ではないってことなので、さらに手も足も出ないっていう結論となりました(涙)
というわけで、残念ながら今回はコーディングによって機能追加できるかと思ったらムリだった、というのが結論です。。残念っ! (号泣)