
昨日もいそいそと鳴門方面に配達に出かけていたのですが、たまにはラジオでも聞いてやるか、と思い、無印良品号ご自慢のカーオーディオをFM徳島に合わせて走っておりました。
いつもはたいていCDか、iPodを接続してFMトランスミッター経由で聞いてるんですけどね。
配達をしながら、今日の昼ご飯は何にしようかなぁ~ なんて考えていたんですが、ふとラジオからコマーシャルが流れてきました。
毎日牛丼! お昼だけ! ♪
およ!? そうか、吉野屋の牛丼って12月から毎日食べられるようになるとか、そういや前に吉野屋に行ったときに書いてあったっけ(^^)
というわけで、お昼は吉野屋の「牛丼」にソッコーで決定です(*^_^*)
川内の吉野屋に到着したのはちょうど午前11時30分。まだお昼には早いから普通に食べられるだろうと思ったのですが、やはり、というか牛丼は人気ですなぁ~(汗)
すでに店内はほぼ満杯の状態。それでも空席はちらほらあるのですぐに席につけました。「こちらに詰めてお座り下さい」と、すでにお昼の繁忙時間帯モードが発動している様子です(^^;)
お店の店員さんも前の牛丼復活祭のときと同じく、大幅増員体制を敷いております。注文をすると、30秒ほどで牛丼が出てきました。
私の注文、たいていいつもコレだったりします。
すなわち。。
牛丼大盛り
生卵
味噌汁
お新香
しめて
570円でございます(笑)
さて、復活したすぐの牛丼というと、
某牛丼スペシャリスト夫婦のコメントによると「つぎ足しつぎ足しでまろやかさの出てくるダシなので、復活したすぐでは味がまだ軽い」との評価を下されておりましたが(^^;) たしかにそんな感じでした。なんとなく「今まで食べ慣れてきた牛丼よりも味に深みがない」というかなんというか。
でも12月から毎日出されているという牛丼、すでに昨日で5日目です。お昼時だけの限定のようですが、きっとダシはつぎ足して使っているはずですから、そろそろいいあんばいになっているころでは?
果たして、久しぶりにご対面した牛丼の味は・・・
うむ、ええんでないかい?(*^_^*)
昔ながらの「あの味」にかなり近い、というか、もうほとんど同じのように思えましたね~ ごーかーくっ!(笑)
ちゅーかね、先日食べた豚丼よりもやっぱり遙かにうまいなぁ、っていうことのほうが先に立ってしまうので、それだけで私としては満足してしまうんですけどね(苦笑)
もしゃもしゃと牛丼をかきこみながらもちょっくらニンゲンウォッチング(^^;)
お昼時に牛丼屋にやってくるお客さん、やはりというかビジネスマンっぽい人が多いですね。川内の吉野屋は車の往来の多い国道沿いなのですが、付近は典型的な「郊外型店舗エリア」でして、一般住宅は少なくて、飲食店関係が多い商業エリアなので、やってくるお客さんはほぼ100%クルマで乗り付けてきます。営業車やトラックがやはり多くて、ネクタイのサラリーマン風が半分ぐらい。首から社員証というかIDカードをぶら下げたままの人が多いのが特徴的かな。それから私のような作業着を着た仕事中の人っていう人がさらにほぼ半分。若い人もちらほらいますが、かなりの少数派です。一人だけ持ち帰りで女性が牛丼を買って行きましたが、女性は彼女ただ一人でした。
そして、牛丼屋さんっていうのは不思議なもので、
妙に静かですよね(苦笑)一人でやってくる人が多いせいか、店内にはいっぱい人がいるのに、聞こえてくるのは店員のオーダー確認の声だけ。あれってなんか妙な空間だよなぁ~ っていつも思います。満員電車とかすし詰めのエレベータの中に似たような雰囲気っていうか(^^;)
ここに集まっている人の目的はただひとつ「牛丼を食べる」ただそれだけ!! って感じで、それ以外のことはここを離れてから、っていう空気が満ちてるんですよね(苦笑)だから、仮に複数の人数でこの店に入っても、しゃべるときには妙に小声になってしまうというか(爆)
BGMもかかってないですしね、吉野屋って。イマドキめずらしいのかも。
今回、一番驚いたのは、牛丼のオーダーが通ってからの最速ラップを目の当たりにしたこと。 なんとこのラップタイム
4秒(ちゅど~んっ!)
これ、思わずクチから
ご飯を噴きそうになりました(核爆)
私の目の前のカウンターに座った50がらみのビジネスマンが席に座ると、即座に女性店員がオーダーを聞きに来ます。自分なりに決まった「吉野屋向けの着座姿勢(笑)」を整えながら
「牛丼。 大盛り。」
と必要にして十分な最短の単語をクチにします(^^)
それを女性店員が即座に復唱、厨房にオーダーを通します。オーダーしたサラリーマンのおじさん、オーダーを終えて湯飲みを手に取り、ひとくちズズっとすすって、手にしたその湯飲みをテーブルに置こうかというその瞬間、、
ぎゅうどんおおもりおまたせしましたぁぁっ!
と、あっけにとられているサラリーマンの目の前にはほかほかと湯気を立てる牛丼がこともなげに置かれたのです(核爆)
思わずこのサラリーマンのおじさん、湯飲みをテーブルに置く寸前のポーズで停止してましたよ(笑)
まさしく、これぞ「ファーストフード」(^^)/
吉野屋の
プロフェッショナル魂をかいま見た瞬間でしたねぇ(笑)
しかしこんなに早く・・いや「速く」出せるモノなんですねぇ~ いやはやビックリ。きっとお昼時だし牛丼だし、丼にあらかじめ並と大盛りのご飯を盛ってあるんでしょうねぇ。。
牛丼が消えてからも、私は何度か吉野屋には行っています。もちろん、豚丼を食べに、ですけども(美郷の帰りなんかによく立ち寄るんですよね)。
だいたいいつも深夜なので、店員さんも二人ぐらい、お客さんも私の他にはひと組か二組、という状態なので、オーダーしても出てくるのにだいたい2分ぐらいはかかるんです。
行き慣れたお店っていうのは、お店のドアを入ってから自分がどういう行動を取って、何を店員に告げて、どういう姿勢で、何をどういう順番で食べるのか、そして食べ終わったらどういうふうにお金を払ってお店をあとにするのか、という一連の流れができてますよね(笑)
すでに私の中では吉野屋に入ると「2分前後でオーダーした商品が目の前に並ぶ」という一連の「流れ」ができてしまっているんですよ。なので、オーダーを通してから商品が出てくるまでの間にどういうことをして、これから自分の胃袋に収めるものといざ対峙するのか、という動作や「心の準備」を2分かけてやっているんですよね(核爆)
きっとこのおじさんもそういう一連の「動作フロー」ができてしまっていたのでしょう。それを一気に崩されて、たった4秒で目前にターゲットが出てきてしまったもんだから、心の準備ができてないうちに「不意打ちを食らった」みたいなことになったんだろうなぁ~ なんてどーでもいいようなおバカな考察をしてました(笑)
でもね、予想外に速いタイミングで出てきた牛丼に、瞬間あっけに取られたような表情を見せたこのオジサンも、次の瞬間にはいつもの感情を押し殺した、きわめて冷静な表情に戻り、黙々と牛丼をやっつけにかかってました。
でもなんとなーく、その無表情の中にわずかに含まれている
「うれしそうな感情」を私は見逃さなかったですよ~(*^_^*) きっと私も同じような顔をして牛丼を食べてたんだろうなぁ~(苦笑)
ってなわけで、どーでもいいけどなかなかに奥の深い「お昼時吉野屋事情徳島編」をお送りしてみました(笑)
なんでみんな、こと「牛丼」となるとこんなにディープでコアになるんでしょうねぇ(笑)
Posted at 2006/12/06 03:33:14 | |
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