
今回もまた妙なタイトルですけども、一人乗りのオープンボディっていったら、F1を想像しちゃうかな?(笑) でも、今回のネタはF1ではなく、写真の通り
「フォークリフト」でございます(ちゅど~んっ!)
うちの会社にはこういうフォークリフトが数台ありまして、日々の業務に活躍しております。基本的にはフォークリフトも「自動車」なので、エンジンがあってタイヤが4つついてて、ステアリングがあってアクセルとブレーキ、それに変速機なんかがついているんですけども、乗った感覚はかなり違います。
まず、一番違和感を感じるのはステアリングを回すと後輪がステアする、ということ。なので、曲がるときの感覚はテールを振り出す
ドリフトみたいな感じです(笑)で、駆動輪は前輪なので、言ってみたら後輪駆動車をバックで走らせているような状態、ってかんじでしょうか(笑)
ステアリングは小さくて、クルクルと左右に回しまくらないといけないので、ステアリングの左はしに手で握るための「ぽっち」がついています。通常は片手でこのぽっちを握ってハンドルをクルクルと回すような操作になります。
で、右手はというとフォークの上げ下げとチルトをする二本のレバー(写真に写っているものです)と、その下に付いている前進と後進の切り替えレバー、それから1速と2速の変速レバーの二本を操作するようになります。
つまり、フォークリフトは「前進2段、後進2段」のギアを持ってるんですね。
うちの会社のフォークリフトはマニュアルミッション車なのですが、最近はAT車が主流になってるみたいです。AT車の場合には、ペダル配置も変わっていて、右はアクセルで真ん中と左のペダルが両方ともブレーキなんです。たしか片方のブレーキは崩れやすい荷物を載せているときに、そっと停車するための緩いブレーキ、片方は普通に効くブレーキだったと思います。で、ATの変速レバーは通常の車ならワイパーレバーがあるところについてます。そのレバーで前進と後進を切り替えるというわけですね。
このフォークリフト、基本的には公道では使えないので(公道を走ることもできますが、荷物を載せて走ることはできません、つまりリフト自体を移動させるためだけにしか走ることはできないんです)、ナンバーは付いていない車両が多いですね。ナンバーを付けると税金とかも余計にかかりますしね(^^;)
でもこのフォークリフト、敷地内で使うのにも、一応免許がいるんですよ。もちろん私も講習を受けて取得しています。まぁ講習自体はけっこうカンタンなんですが、実技で荷物の上げ下ろしや運搬があるので、ちょっと練習をしておかないとヤバいかも(^^;)
私も毎日のようにリフトには乗っているんですが、リフトっていうのはホントに狭い場所でも入っていくことができるんですよ。巾が1メートルとちょっとあれば入れますしステアリングが異様に切れて、後輪はほとんど真横を向いてるんじゃないか??ってぐらいまで回せるので、2メートル四方ぐらいの広さがあったら転回できるんですよ。
ただこのときに違和感があるのは、後輪がステアされるために、内輪差ではなく
「外輪差」があるってこと(爆) ステアリングを切って、曲がっていく外側にテールが振り出されるようにして曲がるので、普通なら内側への切れ込みを気にしますが、フォークリフトの場合は外側への振り出しに注意しないといけない、ってことですね。
それから、基本的にはそんなにスピードは出ないんですけども、最高速で走っていても異様に軽いステアリングはクリクリと回せます。なので、最高速で走っているときに障害物が出てきて、わぁぁっ! なんて思いっきりステアリングを回すと、まずひっくり返ります(滝汗)
意外とフォークリフトって重心位置が高いんですよ。それに、前に付いているフォークでかなり重たいモノまで持ち上げられますから、前に重いものを乗せても倒れないように、リアにはかなり重たいカウンターウェイトが搭載されているんです。たぶんこの小さなフォークリフトでインプと同じぐらいの重さがあるんではないかと。。
この小さなフォークリフトで最大荷重1トンまでOK。ほかに少し大型で1.5トンとか2トンOKなタイプのフォークリフトも市場では走り回ってますね。
こんなもんが思いっきりブッこけると・・・もちろんドライバーは遠心力で運転席から放り出されますから、ヘタすりゃフォークリフトの下敷きに。。(滝汗)もちろんこうなるとタダでは済みません。
実際、毎年のようにフォークリフトでは転倒事故が起きて、亡くなる人もいると聞きます・・。
フロントのフォークがこのクルマのキモなんですけども、これを持ち上げて走っているフォークリフトって、言ってみたら牙を剥きだしたマンモスみたいなもので、普通のクルマみたいにバンパーとかないですからねぇ~ なにかに衝突したりしたら、それこそ串刺しです(爆汗)
ずっと前に、うちの保冷車の箱にフォークリフトが正面からぶつかって、箱にぐっさりとフォークが刺さってしまった、っていう事件もあったらしいです。
あんなもんで突撃されたら、とりあえずクルマのパネルなんてスポスポと穴が空いてしまいます(>_<)
そう考えるととーっても怖いクルマなんですけども、こんなに役に立つクルマもないですよね。荷物を運ぶときにはなくてはならないですから。
このフォークはうちの会社の小型のものでも、最大で3メートルぐらいまで持ち上げられますから、かなり高いところまで荷物を持ち上げられますし、パレット(荷物を載せるフォークリフト用の台)をフォークに入れて、人が乗ればかなり高いところのものでも取ることができます。ほんとはこういうことはしちゃいけないんですけどね(^^;)
市場でも、高い天井に付いている照明が切れてしまったりすると、とにかく柱のないだだっ広い空間の天上ですから、ハシゴもかけられないので、フォークリフトが大活躍してますね(苦笑)
それに私、いつも思うんですけども、フォークの部分にゴムとか角材を挟んでやったら、
これでクルマをリフトアップできるよなぁ なんて思ったりもして(核爆)
まだ実際にやったことはないんですけども、この技を使ったらクルマの下回りの整備とかタイヤ交換とかも早くできますな~(笑)
フォークリフト2台で左右から持ち上げてやったら、クルマも一気に上がりますよね(ちゅど~んっ!)
そういや以前にタイヤがパンクしてしまった軽トラックをジャッキアップするのにフォークリフトで普通に持ち上げてるのを見たことあったよなぁ~(笑)
だからやろうと思えばカンタンにできちゃうってことですな(爆)
というわけで、みなさんもご自宅でのDIYにフォークリフトを一台いかがですかぁ? 便利ですよ(ちゅど~んっ!)
Posted at 2006/12/08 03:08:02 | |
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