
昨日は水曜日の市場休日。前の水曜日に行けなかった散髪に今日こそは、ということで行ってきました。
はい、水曜日の平日休みで私が散髪に行った、ってことは・・・恒例の
「ラーメン探検シリーズ」というのは当然の帰結ですよね(笑)
ということで行ってきましたよ今回も(爆)今回訪れたのは、沖浜エリアで一番新しいラーメン店である「東大 沖浜店」です。
ラーメン東大といえば、徳島で一番有名といっても過言ではない名店中の名店。
県内はもとより、県外でもいろいろなイベントやらラーメンコンテストに出場し、グランプリを総なめにしているスゴいお店なのです。
実は私、この東大っていうお店には今まで一度も行ったことがなかったのです(汗)県下にはすでに複数の東大チェーン店があるのですが、どのお店にも行ったことがなかったんですよね~ こりゃいかん、と思いつつも、なかなかその機会に恵まれていなかったのです。
正直なところ「万人に人気のあるお店のラーメンってどうなんかなぁ?」なんて、お得意の天の邪鬼ソウルが頭をもたげてきて、行こうとしなかった、ってのもあったんだと思いますが(^_^;)
ということで、今回は満を持して、東大の中でも最も新しいお店に乗り込んだ、とこういうわけです(^^)
お店に行ったのは13時を過ぎた頃。お昼時は過ぎているのでいくら有名店でもそんなに混んではいないだろうとタカをくくっていたのですが・・・。駐車場にはいると、10台以上は駐められる駐車場がほとんど満車(汗)かろうじて空いていたスペースにろくむし号をとめて、いざ店内にはいると・・・ありゃ~空席待ちの座席にいっぱい座ってる(滝汗)店員さんに「こちらのノートにお名前を書いてお待ち下さい」といわれてしまいました(>_<)
ラーメン屋さんで空席待ちをしたのはほんとに久しぶりですね。さすがは東大、ダテじゃないです(爆)
しばらく待ってからカウンターの関に通され、
「徳島ラーメン 並盛」を注文。はい、しっかりとメニューに「徳島ラーメン」と明記されているんです。5分ほどカウンターで待ちながら厨房の様子を眺めていました。揃いのTシャツを着た男性スタッフ、それに二人ほど女性スタッフが忙しそうにラーメンを作っているのですが、無駄口ひとつありません。実に機敏な動きで確実にオーダーをこなしていきます。先日入った某サッポロラーメンのチェーン店のスタッフとはまるで違った緊迫した雰囲気があります。
ラーメンに魂を込める作業とは、こういうことをいうんだなぁ~ なんて感心しながら眺めておりました。
ほどなくして、ラーメンが運ばれてきました。目の前に置かれたラーメンをとりあえずはノキアで撮影して、ラーメンとの格闘に取りかかります(^o^)
ところで気になっていたのが席ごとに置かれている生玉子とおぼしき物体が3つずつ入ったボウル。。。これ、生玉子だと思うんだけどもなんの注釈も書いていない・・・。まさかこれ、無料なの?(汗) 店員さんに聞くのもなんだしなぁ~ って躊躇していると、奥の方の座席の人に店員さんが
「生玉子は無料ですのでお好みでどうぞ」って言ってるのが聞こえました。
げげげ~ タマゴ無料ですか!?(滝汗)こんなお店は初めてですわ(*^_^*)
キムチが無料とか、ネギが無料っていう店なら京都にありましたけど。
さて、今回はサイドメニューもライスも頼まなかったので、ひたすらラーメンと対峙します。スープがなみなみとつがれた丼は、麺もほとんど隠れてしまっています。ちらっと顔を覗かせているのはチャーシューではなく・・・
バラ肉! これぞ徳島ラーメンの特徴のひとつですね(^o^) そうかぁ~東大はバラ肉なんやな~と、感心しつつ、まずはちょちょっといつものようにコショウをふっていざ出陣!
すぐに気がついたのですが、ここのラーメンは「熱い!」こんだけ熱いラーメンも久しぶりです。熱いのがイヤ、というのではなくてむしろ逆。チンチンに熱いラーメンっていうのは、なんとなく気迫がこもっているというか、お店のラーメンに賭ける気合いみたいなものを感じさせてくれますね。
この熱いラーメンをふーふーしながらすするのが、これまた醍醐味というものです。ヤケドしないようにふーふーしながら麺をすすると・・・
おおうっ!
こりゃ確かにウマいぞ!? ワタシ流に言うならば、これはまさしく「インパクト系」ですね。のっけからガツンとうま味が攻めてくるタイプ。麺の太さはやや細目ですけども長浜系のように細いわけでもなく、かといって小松島ラーメン系のような阿太麺でもない。ちょうどよい太さというところ。そしてしっかりと腰があってのどごし抜群です。
これに絡んでくるスープの味が・・
味が・・・
味がぁぁっ! もうシンボーたまらん! っていうぐらいに抜群なのです。ガツンとくるインパクト系なのに、少しもくどくなくて、ひたすらにコクがあってイヤミがないんです。
ややとろみがあるぐらいに濃厚なはずなのに、いや実際に濃厚な味がするのに、全然くどくもなくてイヤミもない・・・まさしく王道ですね!(^^)/ すばらしい!
ではスープの味がどんなものかというと・・・コトバに表しにくいのですが、ヒトコトで言えば、まさしく
これぞ徳島ラーメンだ!
ということ。奇をてらった味では決してないんですよね。徳島ラーメンと聞いて、誰もがイメージするスープの味。まさしくそれそのもの。そしてこのスープが適度なとろみもあってか、麺に実にいい具合に絡んでくるのです。
スープと麺が完全にユニゾンした、まさしく絶妙のハーモニー。もう手放しで喜ぶべき事態です(爆)
バラ肉もトロトロになっていて、今までに食べてきた徳島ラーメンの具に入っていたバラ肉とは一線を画しています。こんなにもラーメンにマッチするバラ肉には今までお目にかかったこともなかった・・・。スゴい、スゴすぎるっ! 非の打ち所がないですね(^o^)
そして驚いたのが、生玉子とのコラボレーション。徳島ラーメンでは生玉子を入れるっていうのは比較的オーソドックスなんですけども、今まではあんまりこれを試したコトってないんですよね。
今までに一度だけ、小松島の「岡本中華」で試したことがあるだけ。
でも、東大のラーメンの記事を見ると、必ず生玉子を浮いているし、やっぱりここのラーメンには生玉子を浮かべることに重要な意味があるに違いないと思い、ワタシも無償提供されている生玉子をひとつ、最初から割り入れてみたのですが・・・。
途中まではタマゴはそのまま放置してスープ本来の味を堪能し、途中から黄身に箸を入れて、タマゴを絡めた味を試してみたのですが・・。これがもう驚き!
普通、タマゴの黄身を割って麺やスープと絡めていくと元もとのオリジナルの味とはまた違った風味になり、二度目の味わいが楽しめるってもんですけども、ここのラーメンは違う!
タマゴをからめていっても、オリジナルの味が変わることがないんです。オリジナルのスープに、タマゴの持つまろやかさが少しだけ、ほんの少しだけプラスされて、トンがったスープの主張を気持ち穏やかにしてくれる、という「隠し味」のような作用をするだけなんですよ、あの生玉子が。渾然一体にすることでそれまでのスープの味を豹変させてしまうだけの破壊力を持ったあの生玉子が、ですよ(爆)
それだけ、オリジナルのスープの持つ力強い「風味」が立っている、ってことなんでしょうねぇ~ これにはほんと、驚きましたよ(^^)
うぉ~ うめぇよ~ と、何度も心で呟きつつ、ただ無心に麺をすすっておりましたよ(って、ホントは心の中でこのBlogの構成を考えてたんですけどね爆)
気がついたら・・・
麺がなくなっちゃってました(ちゅど~んっ!)
この時ほど、自らの判断ミスを悔やんだことはなかったですよ~ つまり・・・
並ではなく大を・・・
「大」を頼むべきであったぁ~(核爆)
ワタシとしたことが、あまりのウマサに麺と食べつつスープを飲む、その配分をミスってしまったのですよ~(ちゅど~んっ!)
とはいっても時すでに遅し。長浜ラーメンじゃないんですから替え玉なんてあるはずもなく、ましてや「替え玉なんてないですよね?」なんて、徳島ラーメンのキングのお店で聞くなんて、徳島ラーメンの看板を掲げるこのお店で許されることではないですからね~
お店のプライドに泥を塗るようなもんです(爆)
ってことで、まだスープがいっぱい残ったままの丼を切なげに見つめていたのですが・・・でもここまで来てワタシにできることはもはやひとつしか残されていないじゃないですか(^^)/
スープをひたすらに飲む!!(核爆)
箸をレンゲに持ち替えて、ひたすらにスープをすする!すする!すする!(どっか~んっ!)
これがね~ 不思議なことにまったく飽きが来ないんですよ。ひたすらにスープをすすり続け、やはり気がついたら丼はキレイにカラになっておりました。
そして、丼の底から出てきたのは・・・
魂を込めた一杯
つきあってくれて
ありがとう。
という文字。 くぉぉっ! なんとニクい演出じゃないですか! 魂を込めた一杯。まさしくそのソウル、受け取ったぜ! と、思わず丼に向かって合掌しそうになるのをかろうじて抑えつつ、レジに向かったのでした。。。
並盛ラーメン 500円。 これだけ楽しませてくれて500円とは泣けてくるぜいっ! ありがとな、きっと必ずまたくるぜ。。。
心の中でそう呟いて、ワタシは東大を後にしたのでした。。
真夏の暑い風がなんと心地よかったことか(^o^) クソ暑い真夏の真っ昼間に、熱々のラーメンをすすって汗をブイブイかくのもまたよいものですな(*^_^*)
ってなわけで、ラーメン東大。 まさしくラーメン界の「東大」の名にふさわしいラーメンを出すお店でした。文句なし! 現時点での私の中では「トップランカー」ですね!(^o^)
というわけで、タイトルの「○○ダ○」は「トウダイ」なのでした(ちゅど~んっ!) ちょっと苦しかったかな(滝汗)