2008年03月16日
さてさて前回は謎のままだった「GRBろくむし号のトラブル」なんですが・・・それはなにかと申しますと、、
発進の時に一瞬失火するような症状が出ることがある
っていうものなのです(汗)ホントに失火してるのかどうかは分かりません。失火というよりは、一瞬アクセルが閉じている、っていう感覚かな?あるいは燃料カットが一瞬だけ起きる、みたいな感じとも思えますが。。。
具体的には、発進の時に回転をあまり上げずにスムーズにクラッチミートし、そこからアクセルをゆるーく踏み込んでいくとき、完全にクラッチが繋がってエンジン回転が上がり始めようか、っていう瞬間に「がくんっ!」と一瞬パワーがなくなって失速するんですよ。ホントに一瞬なのですぐにエンジンの回転は上がり始めるんですが、なんせローギアで一瞬パワーダウンしてつんのめってしまうので、エンジンマウントが揺れてしまい、加速をしようにもエンジンが揺り返されてガクンガクンと収まりが付かなくなってしまうんです(>_<)
なので、そうなったときにはすぐにクラッチをいったん切ってやるんですが・・・そうすれば何もなかったかのように普通に加速していくんですけどねぇ(^^;)
最初のウチにはこれ、私がGRBのクラッチになれてないから発進の時に唐突にクラッチが繋がっているのかと思ってました。でも、どうやらそうではないっぽいんですよね。
そこから症状の検証をしていたのですが・・・まずは走り始めからしばらくしたぐらいの時によく出ます。つまり、アイドルアップが終わり、アイドリングは通常の750回転ぐらいに落ち着いた頃。そこから穏やかにゼロスタートするようなときに出ます。回転を上げて繋いでやればほとんど出ませんね。試しに2速発進してみてもやはり出ます、というか出やすいです。
坂道発進でもしかり。通常よりも出やすくなります。つまりはエンジンがアイドリング付近の低速回転から負荷が高い状態で回転を上げようとするようなときに一瞬「がくっ!」っとくるわけです。
ちなみのこれらの症状は、おもにインテリジェントモードのときに顕著に出てきます。
で、この症状をディーラーさんで検証してみたんですけども。。。これがですね・・・実にありがちなことに
ディーラーだと症状が出ない
んですよね~(ちゅど~んっ!)んもーーーっ! それでもなんとかそれっぽい症状を確認してもらって「ホントはもっとキツくしゃくっちゃうんですよ」と言い添えてからメカさんに確認してもらうこと(^^;)
オイル交換、1000キロ点検をしてからこの症状のチェック作業に入ったのですが・・・まぁ症状からしておそらくは制御系だとは思われますよね。オーソドックスにステアリング下にある点検用コネクタにケーブルを繋いでパソコンで車載ECUをチェック。
(ちなみにこのディーラーさんで使ってる現場用のPCで、パナソニックのタフブックなんですよ! これカッコええっすね~!)
なんらかのエラーが出てないか調べてみたんですが、案の定、シロです(^^;) 症状としては何も残ってないみたい。
ただ・・・このメカさんが目ざとく見つけてくれたのが
A/Fセンサーの稼働が遅い
ということ。A/Fセンサーっていうのは燃調センサーらしいのですが、このセンサーは燃調補正に関係するセンサーってことらしく、さらにややこしいのがこのセンサーが順調に働くためには、マフラーに付いているO2センサーからのフィードバックデータをきちんと受け取る必要があるんだそうです。
ただ、このO2センサーは排気である程度あったかくならないと正常な働きをしないんですよね。なのでO2センサーにはヒーターが入っていて、エンジンをかけるとヒーターの熱で強制的に加熱するほどのモノなんです。
(ちなみにこのO2センサーヒーター、前に勤めていた会社で作っていたのでO2センサーの構造は勉強したんですよ(^^;) )
で、これがタフブックに表示されている数値を見ると、インテリジェントモードのときにはやたらとあったまるのが遅いんだそうで(汗)それに伴ってA/Fセンサーの出す数値も始動時にはやたらと妙な数値になってるみたいでして。。
どうやらこのへんに原因がありそうだ、ってことは分かったのですが・・・はたしてこれが異常なのか、それともインテリジェントモードのときにはこういう感じの数値の出方をするのかはまだディーラーさんにも基本データがないんだそうです(爆)
こういった細かいデータは順次メーカーからディーラーさんにフィードバックが上がってきているのが今の段階なんだそうな。
とりあえずはこの数値の出方が異常なのか、それとも正常な範囲なのかをメーカーさんに問い合わせもらうことになりました(^^;)
私がシロートなりに思ったのは、ひょっとしたらO2センサーのヒーターが動いていないのでは?? ってことなんですが・・・まぁ症状的にはそういう感じですけどもあくまでシロート考えですから、まずはメーカーであるスバルさんからの回答を待ってみようかと思います。
ほかに同じような症状が出てるGRBのオーナーさんとかいませんかねぇ??(^^;)
ちなみにインテリジェントモードでは、やはり排気温の上がり方も緩やかになるのは間違いないらしいです。
これもメカさんが実験してくれたのですが、GRBのエンジン制御の基本はあくまで「Sモード」であって、それを基準に制御ができているんだそうですよ。
で、より省燃費モードのインテリジェントモードの制御と、極端にパワー指向でチューンドROM仕様のようなS#がある、と。
この3種類のエンジン制御のうち、インテリジェントモードっていうのは
学習機能がオフになっている
んですよ。つまり走っていてもECUは学習せず、メーカーが設定した制御パラメータを維持し続けるみたいです。SモードとS#モードではちゃんと学習機能が働くそうです。
このへんも何か関係があるのかな??(^^;)
まぁそのへんはとりあえずメーカーからの回答を待ってみることにしましょうか。。
そうそう、この作業をしているときに、初めて私以外のGRBオーナーさんとディーラーでお会いしました(^o^)
WRブルーのGRBで入ってこられたのは私と同じぐらいの年齢の男性で、オクサマとお子様を同乗してました。
エンジンチェックをしているGRBろくむし号の様子を興味深げに眺めていらっしゃいまして、まだまだ徳島県内では少数派のGRBオーナーとして意気投合していろいろと立ち話をしておりました(^^)
なんでもミッドナイトブルーパールのGRBはほとんど見ないから、とっても新鮮だったそうですよ(^^) やっぱりまだ少ないGRBの中でもさらに数は少ないみたいです(爆)
私としてはこの色はとってもお気に入りになっちゃったので、なんだか嬉しかったですね。
このオーナーさんのお話では、GRBでは3000回転あたりに不自然な息継ぎのような回転フィールが出ることがあるんだそうですよ。
私の場合はまだ3000回転から4000回転に制限を緩和したところですけども、とはいえ町中ではめったに3000回転以上を使うこともないので気がついていないですが・・・ネットで調べてみると、けっこうあちこちで同じ症状を体験しているGRBオーナーさんがいらっしゃるようで・・・。
う~ん、これも制御系なのかな?? なんでもイチバン有力な説としては「エアフロセンサーではないか?」というもののようですが。。
とか思ってたら、昨日の夕方に発進加速で3500回転ぐらいまで上げてみたら・・・あれれ?(汗)これのことかな??(滝汗)っていうような症状が見られました(涙)
たしかにやや強めにアクセルを踏んで勢いよく加速していくと、3000回転になったときに「ふっ」っと加速が鈍る瞬間があります。トルクダウン制御が入ってるかのような不自然な感覚。。
2速にシフトアップし、また3000回転にさしかかると・・・やはり妙な加速Gの減少が体感できます。
これはインテリジェントモードでもSモードでも、S#モードでもいっしょです。そしてどのギアを使っているのかにも左右されないようです。
2500回転あたりで最大トルクの90%を発生するという今度のEJ20エンジン、ひょっとして低速トルクを太らせすぎて、過給のない状態でトルクを稼ぐためのバルタイや燃調パラメータから、3000回転を境に過給を利用したトルクとパワーを生むための制御パラメータに移行させてるのかな? その境目あたりで一瞬加速に鈍いところが出てきてる、なんていうことなのかもしれないですが・・・これについてもシロートでは最新エンジンの緻密な制御については分かりませんから、これもディーラーさんに電話して症状を伝えておきました(^^;)
う~む、、、GDBではこういうトラブルは皆無でしたが。。。ちょっとしたこととはいえ、やはり最新エンジンの最新の制御はまだバグ取りが終わってないのかな??
とりあえずはディーラーさん経由でメーカーであるスバルのコメントを待ちたいと思います。
Posted at 2008/03/16 07:39:22 | |
トラックバック(0) |
アダルト路線? GRBろくむし号 | クルマ