
昨日、10月23日はガンダムシリーズの最新作である
「機動戦士ガンダム MS-IGLOO 2 重力戦線」のシリーズ第一作が発売になる日でした(核爆)
MS-IGLOOシリーズってのは、DVDで発売されているガンダムの外伝みたいなシリーズで、ガンダムアニメなのに、ガンダムは出てきません。1年戦争当時に戦場に散っていった、いち兵士に焦点を当てて、その壮絶な生き様を一話完結で描いていくフルCGのシリーズです。前作シリーズではジオン軍の試作兵器と、実用化されることなく戦場で散っていったこれらの兵器の開発に携わった人間達の「挫折のプロジェクトX」といったものだったのですが、今回の第二シリーズの第一巻では、地球連邦軍の名もなき兵士がどうやら主人公となるようです。
事前にこの情報を察知していた私は、いつもの戦術を使ってレンタル店に侵攻し、無事にミッションコンプリートしてきました(^^)/
すなわち、レンタル開始日の前日にレンタル店に逝き、届いたばかりの新作DVDの中から店員さんにお願いして目的のソフトをイチバンにゲットする、っていう作戦ですね(核爆)
実はレンタル開始日の前日である、22日にも出撃したんですが、なんとこの日は「入荷してません」とのことでした(号泣) 23日レンタル開始っていうDVDが、23日当日に入荷することもあるみたいなんですよ(涙)
ってことで、昨日はもう一度出撃、棚にそれでも並んでないので、また店員さんに聞いて「ちょうど今、今日の分が届いたところだから」と、ベストのタイミングで新作であるこのDVDをゲットした、というわけなんです(^^)
まぁでもしかし。。。毎度のコトながら「なんていうタイトルなんですか?」と聞かれて、タイトルを告げるのはちょっと恥ずかしいアラフォーな私なのですが(どっか~んっ!)
さてさて。
MS-IGLOO 2 の第一作は
「あの死に神を撃て!」。
一年戦争勃発当時、まだ地球連邦軍に量産モビルスーツがなく、存在しているのはジオン軍のザクのみ、という戦況の中、上空から舞い降りる、身長18メートルの鋼の巨人「ザク」に生身で立ち向かっていく地球連邦軍の
「対MS特技大隊」の指揮官に焦点が当てられます。
もともとは対戦車ミサイルを使って敵の戦車を破壊することを専門としていた部隊が、突如として戦場に現れて友軍をいいように蹴散らし、決定的な戦力差を見せつけることとなった「モビルスーツ」という兵器を作戦対象をすることになってしまったという悲劇の部隊。
ザクハンターというと聞こえはいいけれど、生身でミサイルランチャーを抱えて巨人に立ち向かわなければならなかった地球連邦軍の兵士の壮絶な戦いが描かれます。。。
さてさて、もともとこのMS-IGLOOシリーズってのは、フルCGで描かれているってのがミソというか特徴なんですが・・・前作以上になんともリアルですね~(汗) もともとヒトってのはCGには相性が悪いみたいで、どんなにリアルにしても「CGくささ」ってのが残るものですが、このシリーズで登場する、CGで描かれたキャラクターたちはなんとも「人間くさい」動きをするんですよ。。ちょっとした仕草がほんとに生身の人間が演じているようで、汗の臭いや土埃の煙たさまで伝わってくるようで、表情も実に豊かでいいですね~(^^)
しかし! それを置いてもなによりも! この第一作で圧巻なのはやっぱり!!
戦場で「死神」の名を与えられ、圧倒的な火力を持って敵を制圧していく、
ザクの威圧感ですね~(^o^)
もともとガンダムシリーズでは、戦闘シーンではモビルスーツ対モビルスーツという視点で描かれることがほとんどですから、逆に言うとその大きさをあんまり実感ってできないですし、アニメでモビルスーツとヒトが対比して描写されているシーンでも、モビルスーツの大きさが説明的に描かれてはいるものの、「全高18メートルのヒト型兵器」が戦場で生身の兵士からしたら、どれだけの脅威となるのかが具体的に、かつリアリティを持って描かれたコトって今まであんまりなかったように思います。
それほどまでに、このMS-IGLOO 2 で描かれているザクは、まさしく
「巨大兵器」としてのリアリティに満ちあふれているんですね(^o^)
各間接の動きがきちんと考証されていて、ムリのない動きができる設定になってる、なんてのはもちろんアタリマエ。実際に画面の中を動くこの
「巨大ヒト型兵器」は、実際に存在したら、まさしくこんな風に動くんだろうなぁ~ って思えるほどの圧倒的なリアリティを持ってます。ただ歩くだけ、そんな描写にも「巨大感」であるとか、「重量感」をありありと感じられます。
ザクマシンガンを連射するシーンでも、ファーストガンダムでは「ガンダムの装甲にキズひとつ付けられない、チンケなテッポー」という感じでしたけど、このシリーズで描かれているザクマシンガンは・・・もはやマシンガンではありません。
当然ですよね、巨人の持つマシンガンです、スケールを考えれば、ザクの持つマシンガンは
「速射砲」ですよね。 射撃シーンは「射撃」というよりも「砲撃」です。 まさしくザクマシンガンは、その圧倒的な火力で連邦軍の兵器を次々と破壊していきます。。。
この射撃シーンの重量感、スケール感も今までになかったものがありますね~(^^)
そして、画面に登場するザクは・・・生身の兵士に対しても容赦しません。その巨大な足で、傷ついて逃げまどう連邦軍兵士を文字通り「踏みにじる」のです。。。
ファーストガンダムの中では「ザコキャラ」扱いで、なんともか弱く描かれていたザク、でも本当なら・・・実在していたなら・・・これほどまでに恐ろしい兵器となるんだという、その「架空のリアリティ」には圧巻です(>_<)
ランドセルのブースターを点火して、地上から飛び上がるシーンなんて、本当に
「メチャクチャ重たい鉄の塊が核融合炉の巨大な推進力で無理矢理持ち上がる」っていう力感がすごくあるんですよぉ~ くぅ~たまらんっ!(ちゅど~んっ!)
そしてクライマックスシーン・・・物語の主人公が、鋼の巨人と生身で対峙するシーン。。。この巨大感、そして主人公の絶望的な心情が手に取れるかのような、この下から煽るカット。。 これほどまでにザクが恐ろしい
「兵器」だと思えるガンダムアニメは今までにありませんでしたね~(*^_^*)
決してハッピーエンドで終わらないのもこのシリーズの特徴。戦場に散っていく名もなき兵士達の悲哀がこのシリーズのテーマでもあるからなんでしょうねぇ~。。。
MS-IGLOOシリーズをまだ未見のガンダムマニアな皆さん、これを機会に総ざらえでこのシリーズをご覧になられることを切に願わずにはおられません(ちゅど~んっ!)