
今日もまた大阪の取引先へと配達に出た私・・・今日こそは悲願を果たすべく、ある決意を胸に秘めて単身で大阪へと2トントラックを走らせたのでした・・・。 それでも固い決意とはまったく関係なく、やっぱり淡路では睡魔で死にそうになったので緑PAで15分の仮眠を取ったんですけどね(爆)
そう、今回私がどうしても果たしておきたかった悲願というのは・・・
天下一品のラーメンを食べる!!
ってこと(ちゅど〜んっ!)私がときおり配達に出向く大阪のお客さんのすぐ近所には、天下一品があるんですけども・・このお店、大きな交差点の中にありまして、とてもじゃないけれどもうちの会社のマークをででーんと付けた大きな2トントラックを駐車できるような場所じゃないんです(涙)
なので、いつもこの天一のお店を恨めしいぃ〜涙目で見つめながらうなだれつつ徳島に帰ってくるのですが、今日ばかりはもうなんだか辛抱たまらん!
絶対にあそこで天一のラーメン喰ってやる!! と、なぜだか闘志満々で出かけてきたのです(爆)
なんせ四国で天一のラーメンを食べようとしたら、高知か香川に行かないとダメで、以前はあった徳島の天一はもうずいぶん前に撤退してしまってるんですよね(T_T) それに、高知も香川もどうやらフランチャイズのようでして、オリジナルにより近い天一のチェーン店ではないのです。なので、余計に大阪にあるこのチェーン店がとっても魅力的に見えてしまうんです(^_^;)
かつて京都に住んでいた時代には、毎週1〜2回は決まって天一の北白川本店で夕食を食べ、また勤務していた某エレクトロニクスメーカー本社の近くには天一「本部」っていうお店もできたので、こちらにもよく上司と一緒に会社帰りに立ち寄ったりしてた私です。 かつてはあんなにも普通に本店や本部の天一を食べていた人間が、急に天一とは縁もゆかりもない土地で住むことになったら禁断症状が出てもおかしくないってもんですよ(大げさすぎ爆)
ってなことで、今回は取引先のお客さんにムリを言って、お客さんのところの駐車スペースにうちのトラックを無理矢理駐めさせてもらって、そこから徒歩でこのお店に向かったのでした。。
時間はちょうどランチタイム。交差点の中にあるこの天一、大きさとしては小さめの店舗なのですが、取引先のお客さんによると「ムラのおおい天一チェーン店の中でも、あの店はアタリ!ウマいですよ〜♪」という話を聞いていたので、いやが上にも期待が高鳴ります(笑)
もうかれこれだいぶ長いこと、天一のラーメンは食べてないですからね〜(汗) フランチャイズの高知にある天一を除外してしまうと、ほんっっとに久方、何年もの間食べていない恋い焦がれたラーメンにようやく今日邂逅するのです!(笑)
店内に入ると、さすがに忙しいランチタイム、即座に注文を聞きに来られてしまったので急いで「ラーメン並 こってりニンニク抜きとライス」という
ラーメンセットを注文。 かつての私は迷うことなく毎回
餃子定食ラーメン大(こってりラーメン大に餃子とライス)というセットをぺろりと食べていたものですが、やはりブランクがありますから、ちょっとリハビリしないとあかんかな、ってことで控えめなオーダーにとどめました(^_^;)
さ〜ていよいよ、私が愛してやまなかったラーメンに久しぶりに出会え・・・
って、ええぇ!? もう出てきたの!?(滝汗) っていうぐらいのソッコーで注文したラーメンセットが出てきて面食らうワタシ(爆) これって新記録ちゃいますか!? まだ1分も経ってないと思うんだけど??(汗)
これって見込みで作ってたとしか思えないようなスピードなんですが・・・でも麺ものびてる感じじゃないし、ごく普通にちゃんとした天一のラーメンです。まぁ速いのはいいことだ、とばかりに、ちょっとフライングされちゃって面食らってしまいまいたけど、そんなのすぐに忘れて、ソッコーで
麺喰らうワタシ(^^)/(危うく画像を撮り忘れるところだったのはお約束)
ひとくちまず麺をすすって・・・んんん〜(*^_^*) そうそう、これなのよコレ!(笑) 麺は徳島ラーメンではもはや常識となりつつあるやや堅めの茹で加減ではなく、どちらかというとしっかりと茹でた感じなんですが、そんなことカンケーない!あくまで主役はこのスープなのだ!! と言わんばかりにネットリとスープが絡みついた独特のラーメン・・・そうなんです、これなんですよ天一ってのは(笑)
本来なら麺とスープの絶妙なハーモニーこそがラーメンの命だと思ってるワタシなのですが、こと天一に関してはまったく当てはまりません(笑) そう、万事なにごとにも「例外」は存在するのが世の常。この天一のラーメンはまさしくそうなのです。うまいラーメンの法則における例外的な存在。
麺だとか具だとかチャーシューだとか、そんなものよりスープこそが我が命なり! と丼の中から声高に主張してくるそのとろみ全開の黄金色ゲル状のスープこそが天一の真骨頂なのです(^o^)
この味、初めて京都の本店に連れて行かれ、半ば強制的に食べさせられたときにはホントにショッキングでしたね(笑) 曰く、
これはラーメンと呼ぶべき食べ物ではない!
って思いましたもん(爆)でもそれは、決して否定的な意味でワタシの魂が発した叫びではなかったことに自分自身が気がつくのには、若干の時間が必要でした(^_^;) 初めて食べたときに、その強烈な存在感の虜になってしまうか、それともまるっきり心と体が拒絶してしまうのか、このラーメンに対する人々の反応は両極端。
そしてワタシはその両極端な反応のうちでも「極端な肯定」のほうを選んだのでした。。
まぁとにかく、小難しいことを言わなくてもワタシは天一のラーメンが大好きだ、ってことなんですけどね(苦笑) 徳島ラーメンが大好きなワタシではありますが、この徳島ラーメンとはまったく趣の異なるこの京都出身のドギツいラーメンもまた、ワタシは大好きなのですよ(*^_^*)
こってりラーメンを食べながら、メニュー表なんかを見てたりしたんですが、変わらないこのこってり味のラーメンは不変ですけども、いろいろと新メニューも出てるんですね。イマドキっぽい「つけ麺」だとか「ふつう麺と細麺が選べます」なんてことも書いてありましたし、じっさいに細麺でオーダーをしているお客さんもいました。
お昼時ってことで、店内にはお客さんがいっぱいいましたけども、並ぶほどではないっていう感じのお客さんの数、そしてやはり大阪ですよね〜 背広姿で1人でラーメンをすすっているビジネスマンの姿がほとんどっていうのが都会だな〜って思いました。
そんなことに感心しながらひたすらラーメンを食べていたワタシなのですが・・・今までそれこそ数え切れないぐらいに天一のラーメンを食べてきたワタシが今回初めて気がついたことがあります。
それは・・・天一の店内に響き渡る
ラーメンをすする音
なんです(爆)
天一の店内って、だいたいかなり大きめの音量でBGMが有線でかかってることが多いんですが、その音響にまけないほどの音量で店内に響き渡る独特の「ラーメンをすする音」があったんですね(笑)
ラーメン屋の中でラーメンをすする音が聞こえるのは、言わば当たり前のことなので今までまったく気がつかなかったのですが、、天一の店内のこの「ラーメン音」って独特なんですよ(^^)
ふつうのラーメンの場合だと、ラーメンをすするときの音って、擬音にすると
ずるずるずる〜♪
っていう感じの音になりますけど、 天一の場合だと
ぞぞぞぞっ!!
っていう感じの音なんです。そうです、麺にこれでもかっ! と絡みついた粘度の高いスープを麺といっしょに勢いよくすするが故に、歯切れよく、そして音量自体もかなり大きな独特の音になってるんですよ(爆)
この音、当たり前の音として今までは聞き流していたのでまったく気がついてませんでしたけども、いざ気がついてこの音を聞いてみると・・・大音量のロック系BGMに負けずに店内に響き渡っていることに気がつきます。
店内のあちこちから聞こえてくる
「ぞぞぞぞっ!!」「ずぞぞぞっ!!」というウマそうな音(^o^) 決してお行儀のいい音とは言えませんけども、これこそが麺を食べるときのマナーですよね(笑)
おいしい麺を食べるときには、最大限の賛辞のかわりに盛大なこの音をたてるのが店主への礼儀!(爆)
天一の店内には、この「うまいぜ!」っていう客たちの魂の叫びがめいっぱいこだましてる、ってわけですよ(ちゅど〜んっ!)
そして、粘着質のスープを勢いよくすすることになるがために、時として跳ね返るスープが自分の服にペトっと付いてしまうことがあるのも天一ならではの現象ですよね(笑)
ふつうのラーメンならそこまでスープが周囲に飛び散ることってそんなにないですから。まさしくスパゲティを食べているときのような状態になるのが天一のラーメンの特徴といえますね(^^)
そんなアホな考察をしつつ、5分ほどでさくっと食べ終わり、人工着色料バリバリのお新香もしっかりと全部いただき、大満足のうちにお店を出た私なのでした(^o^)
ただひとつ「やっぱりラーメンは大にしたほうがよかったな〜」なんて、ちょこっとだけそのときには後悔したのですが・・・こうして徳島に帰ってきてBlogを書いている今、すでにオナカがもたれています(>_<)
天一を食べてオナカがもたれていることに気がつくとき、独身貴族を謳歌していたあの京都時代と今の間に、大きな時間の隔たりがあることを実感する、そんなろくむしなのでした(T_T)
それでもまた、きっとワタシは天一のラーメンをまた食べるんでしょうけどね(笑)