
先週、大阪の羽曳野まで日帰り出張に行っておりました。新規の取引先との打合せのためだったのですが、今回はうちの社長と営業担当その他全部で4人のメンバーで社長のBMW740iでの出撃となりました。。
しかしどうも都会方面への出張となるとみんな運転したがらないのはどういうわけなんっすかねぇ(苦笑) まぁたしかに阪神高速の環状線とかって慣れていないと運転しにくいし、、ってのは分かるんですけども・・・最近はワタシもめったに関西の方には出かけないし、阪神高速の環状線なんて走り慣れてないのはいっしょだし、だいたい
イヤな思い出もいっぱいで好きじゃない路線なのに・・・今回も往復ともにワタシが運転するハメに(涙)
ワタシにとってはBMW740iの運転はじつに久しぶり。ちょっと前にうちの社長、「BMWは大きすぎるからミニあたりに乗り換えようかな、お前このBMWに乗れ」なんてことを言ってたんですけども(爆)、
やっぱりもったいないからBMWに乗るわ
のヒトコトでそんなオイシイ話も霧と消えてしまってたんですよね(苦笑) まぁそりゃそうだわな(笑) しかし740iってやっぱりいいクルマですね〜 淡路の高速道路をオートクルーズで走っていると、ダンピングの効いた絶妙な乗り心地とパワフルでエンジンの存在感たっぷりでありながらも静粛で、絶妙な安心感と緊張感を与えてくれるんですよ。ほんとに疲労感を最小にしながらイチバン短い時間で快適に移動させてくれる、っていう感じです(^^)
しかしこれが・・狭い阪神高速道路、しかも初めて走るルートなのに周囲はすし詰め状態のままで高速走行してる車が溢れている環状線ともなると話が別になってきますね(汗) 環状線じたいは初めてではないんですが、行き先は初めて行く場所なので、分岐で左右どちらに行くべきなのかを短い時間の中で判断して大きな740のボディを右に左にと振り向けていかなくてはなりません・・・。
こうなると大きなボディとボディの割に小さな左右のドアミラーがネックになってしまうんですよね(^_^;) もちろんワタシが久しぶりにこのビッグサルーンを運転したということがあって不慣れだということも大きな原因だとは思うのですが・・・。
右に左にと進路変更したいのですが、どうにも瞬時に周囲の状況を判断してステアリングをスパッと切っていけないんですよね(>_<) いちいち左右後方を振り向いて肉眼で確認しないと不安で進路変更ができないのです。。もちろんクルマの運動性能は十分に対応しているんですけども、それを操るニンゲンの方が対応し切れていない・・・。
そんなわけで、やっぱりやっちゃいましたよ。
環状線一周
ってのを(号泣) ホントにシロート丸出しですよ(涙) そんな切羽詰まった状況の中、分岐から2周目の環状線に合流したところで後方からやたらと甲高いエンジンブレーキの音が響いてきたのです。
明らかに周囲のクルマとはまとっているオーラがちがうこの音・・ミラーで確認すると、やはりいましたよ、漆黒のボディカラーをまとったフェラーリとおぼしきやたらと低くて幅の広いスポーツカーが(滝汗)
我々の乗るBMWのすぐヨコをゆっくりと追い越していったフェラーリ、ワタシが今まで見たことがないタイプです。その雰囲気からおそらくは最新モデルではないかと思ったのですが、ナンバープレートを見ると
・458
となってたので、おそらくフェラーリ458っていう車種なんだろうな、と容易に想像できました(^_^;) 帰宅してから調べてみたら、まさしくその通りでした(笑)
しばらくそのやたらと低くて幅の広いテールを真ん前に見ながら、2周目の環状線(^_^;)を走っていたのですが、この最新のフェラーリは守口線のほうに消えていきました。。。
しかしなんだか震災の自粛ムードであるとか、ガソリン不足であるとか、周囲を走っているたくさんのプリウスやフィットといった省燃費カーの中で異彩を放っていたこのフェラーリ・・・なんとなくKYな雰囲気もいっしょに周囲に放っていましたね(苦笑)
もちろんそんなのオーナーの勝手ですし、KYだと感じるのはこちらの勝手なんですけどね(苦笑) なんだか以前ほど純粋に「わ!フェラーリだ! いいなぁ〜♪」なんていう目でこうしたクルマたちを見ることができなくなっているのもまた事実なんですよね(苦笑)
まぁそれを言ってしまえば、ワタシの乗っているインプレッサも同族っていう扱いになってしまうんですけどね(苦笑)
羽曳野での打合せを終え、元来た道をまたまたワタシの運転でBMWは走ります。帰りは3号神戸線ではなく、湾岸線を通って神戸に抜けようということになったのですが、これってまさしくワタシが哀しい事件に遭遇してしまったシチュエーション(爆) 今度こそは湾岸線への分岐と天保山出口を間違わないように! と注意して走ってたので、このトラップは無事に回避したのですが・・・その次の湾岸線への分岐で右に走らないといけないところでBMWが走っていたのが
左車線(T_T)
そうなんです、間違って右から降りていく天保山出口に入ってしまわないようにと左側の車線に入ったのがアダになりました(涙) この場所を知っている人ならイメージできると思うのですが、大阪市内から湾岸線経由で神戸を目指す場合、カーナビを設定していると曲がりくねった区間を走行しているときに
この次、右です
というアナウンスが入るんですね。ろくむし号のナビの場合、このアナウンスが入るタイミングがちょうどブラインドカーブの向こうから天保山出口が見えてくる直前。。。このため、アナウンスを聞いてすぐに目の前に現れる分岐を右に取ってしまうと、そこは天保山出口・・というトラップにハマる、というわけなのです(^_^;) これでワタシは以前ろくむし号で天保山から出てしまい、また阪神高速に上がろうとして車線区分違反なんていう間抜けな違反をしてパトカーに捕まってしまってる(全然気がつかないまま右折レーンを直進したのをたまたま居合わせたパンダに見られたのです)ので、このあたりはトラウマエリアなのですよ(爆)
なので注意をしてたんですが・・・BMWの純正ナビはアナウンスがちょっと違ってました。。。天保山の出口の手前では、天保山出口に入らないように
この先、左です。
というアナウンスを入れてきたんですよ。これはろくむし号にはないアナウンスのしかた。これに従ってワタシは左車線に入ったんですが、左車線に入ったとたん、次のブラインドカーブの向こうから出てきたのは湾岸線への分岐でした・・・。
はい、湾岸線に入るにはここで右にいかないといけないのです・・・なのにBMWは左車線を走っている(号泣)
またしてもコースロスト(T_T)(T_T)(T_T)
今回は天保山ではなく、南港でいったん阪神高速を降りるハメになってしまったのでした(涙)
で、また阪神高速に乗り直して湾岸線に入ったわけですが・・・ここでまたしてもBMWの大きさを痛感してしまいました(涙)
仮にそのとき乗っていたのがろくむし号だったら・・・おそらく湾岸線への右ルートへ飛び移ることがとっさにできたんじゃないか? そんなふうに思えるようなタイミングだったんですよね。おそらくはBMWでも右にステアリングを切れば間に合ってたのかも知れないのですが、大きなボディにワタシが不安感を持ってしまい、咄嗟にステアリングを右に切って分岐を右に飛び込む、ということができなかったんですね・・・。
たぶんふだん乗り慣れているろくむし号なら、あのタイミングなら行けたはず・・・そんなふうに感じてしまいました(苦笑)
まぁひと悶着ありましたけども無事に徳島まで帰投して、会社でろくむし号に乗り換えて帰宅したわけですが・・・そうそう、この大きさがやっぱりベストだよな、って思ってしまいました(^_^;)
ワタシにはやっぱり、大きくて立派なビッグサルーンよりも、適度にコンパクトで振り回しやすいサイズの車の方が似合ってるのかも知れませんね(苦笑)
・・って、すでにGRBインプレッサにしたって振り回すには大きすぎるとは思うんですけどね(^_^;) でもこの大きさが
「総身に智恵を回す」には限界の大きさなのかな、って今回の一件では実感してしまったのでした。
ってなわけで、ちょっと大飯喰らいだけどもパワフルですばしっこくて激速なろくむし号にあらためて愛着が湧いた夜だったのでした(^^)
冒頭の画像は吉野川に建設中の「東環状大橋(仮名)」の現在の様子。日帰り出張に出かけるときに気がついたのですが、ホントにもうちょっとで橋が繋がるようですね。画像では分かりにくいですが、吊り橋の橋脚の部分、あと数メートルっていうぐらいの間隔がまだ開いてて繋がってません。あと数日で繋がりそうですよ。
繋がっていない橋脚のイチバン端の部分、ケーブルでつり下げている部分からかなり離れているために微妙に垂れ下がってるのがお分かりいただけるのではないかと(^^) こういう光景って珍しいですよね。
しかしニンゲンってスゴいモノを造ることができるんだな、って感動したのと同時に、そんなスゴいものでも自然は一瞬にして全てを破壊してしまうんだな、、なんていうことも思ってしまったり・・・繋がる直前までできあがった巨大建造物を見上げながら、そんな複雑な思いに駆られていたのでした・・。