2012年01月17日
添付の動画は今日の帰宅時の路上でのできごとです。
いつも通りにいつもの道を走っていたところ、私の走っている車線の反対車線に合流しようとこちらの車線をまたいで出てきた軽ワンボックスのどてっぱらに危うくろくむし号で特攻するところでした(滝汗)
この状況については動画を見ていただいたら一目瞭然なのですが、この場面に出くわした瞬間、私には普通に走っていた私の目の前にいきなり左右の確認もせずにふらふらと飛び出してきた軽ワンボックスのせいで事故を起こしそうになってしまった、というふうにしか思えませんでした。
ったい何を考えとるんじゃ! と、その場ではものすごく腹立たしかったのですが、こうしてドライブレコーダーでこのときの様子を客観的に見直してみると・・・なるほど、この軽ワンボックスが出てきたのには「理由」がちゃんと存在しているんだってことが分かります。
まず、出てきた軽ワンボックスは脇道から本道に右折で合流しようとクルマの流れが途切れるのを待っている状況です。そしてこの軽ワンボックスの後ろには後続車も確認できます。
この軽ワンボックスが右折して本道に合流するには、自分のすぐ前の2車線の道路がクリアになって、かつ自分が合流しようとしている向こう側の車線もクリアになる必要があります。そしてこの交差点には信号はありません・・。
私でもこの交差点はけっこうニガテというか、なかなかクルマの流れが途切れないので右折で本線合流っていうのは混雑している時間帯には難しいんですよ(汗)
そして次の要因。
私が走っている右側車線の隣りには、私の左前を走っている2台のクルマが見えますね。この2台の車は左にウインカーを出して減速します。つまり、軽ワンボックスが出てくる道に左折で進入しようとしているわけですね。
ちなみにこの軽ワンボックスが出てこようとしている道はけっこう道幅が狭くて、クルマが対向するにはちょっと幅が足りない、っていう感じなのです。
なので、軽ワンボックスからしたら自分が出ていこうとしている道に2台ものクルマが立て続けに入ってこようとしている、つまり自分がこの道から出ないとこの2台のクルマは入ってくることもできないわけです。
そしてこの2台のクルマの後続にはほかのクルマはいない。・・ってことは、左折してくるこのクルマたち以外には目の前の車線の上にはクルマはいない、つまり自分が車線を横切るのにジャマになるクルマはいない、ということになりますよね。
え? ろくむし号が来てるじゃないの! って? ・・ですよね、私の車がいるんだから、目の前の車線を横切ることはできない、ろくむし号をやり過ごしてからでないと車線を横切ることはできない、ってことになるはずです。
しかし・・・この軽ワンボックスが出てくる時のろくむし号の位置に注目してみてください。
ちょうど、左折しようと減速していくクルマの斜め後方にろくむし号がいて、軽ワンボックスからろくむし号は全く見えていないんです(滝汗)
もちろん、私からもこの位置に軽ワンボックスがいるということはまるで見えていません(汗)おそらく、この道からクルマが出てくるかも、と事前に察知してこのあたりをシッカリと凝視して確認していれば確認できたかも知れませんが(^^;)
そして・・・さらにタイミングが悪いと思わざるを得ないのは・・・ろくむし号の走っている車線の反対車線・・・つまり軽ワンボックスが合流しようとしている側の車線・・・。
ちょうどろくむし号が現場を通りかかろうかという瞬間にクルマの流れが途切れるんです。 まさしく「魔の瞬間」とでもいうべき一瞬でしょうかねぇ(汗)
このとき、軽ワンボックスのドライバーの視線からすると、目の前の車線を左から横切っていくクルマはナシ、自分がいる脇道に本線から2台のクルマが入ってこようとしている、しかも自分の後ろには後続車もいるから気がせいている、はよ本線合流したい、あ、ちょうど左折車ばかりで手前の車線がクリアになった瞬間、おあつらえ向きに自分の合流したい車線もクルマの流れが途切れた! 今や!
・・・ってなもんでしょうね(^^;)
しかし実は、自分に向かって左折しようとしているクルマの影に、直進で自分の進路とクロスするもう一台の車がちょうどアプローチしてきていた、ということになるんでしょうね・・・。
こうやって客観的に見てみると、なるほどなぁ〜 という感じですよね(苦笑) まぁ事故らなかったからこうして冷静に見直すことができていますけど、もしもこれでブレーキが間に合わずに軽ワンボックスに突っ込んでいたら・・・私はたぶん怒り心頭で「相手が左右確認せずにふらふらと目の前に出てきた! 悪いのは相手のほうだ!」と警察に対して言ってるでしょうね(^^;)
この動画、ドラレコというカメラの性格上かなりの広角レンズになっているのでいまひとつ距離感が分かりにくい感じがあるんですけども、実際にはホントにギリギリのタイミングという感じなんですよ(滝汗)
でも、普段からジムカーナ走行会などに参加しているのでフルブレーキには慣れてるため、今回もとっさにブレーキを床まで踏み抜いて、ABSを効かせて最短距離での制動をかけ、ぶつかるポイントの少し手前で停止できるっていうことが分かったので停止前にブレーキを緩めて制動距離の調整をする、っていうところまで気持ち的にはかなり余裕を持って操作することができました(^^)
やっぱりこういうのって慣れというか、フルブレーキの感覚っていうのを体が知っているから、何の恐怖もなく冷静にブレーキを床まで力いっぱい踏むという動作ができたんだろうと思うと、やっぱりモータースポーツを体験する、さらに言うなら、いつも自分が乗っているクルマでクルマの限界での挙動を知っておくということがいかに一般公道でも咄嗟の時に役に立つのか、っていうことを実感しちゃいましたね(^^;)
思い返してみれば、公道でフルブレーキを踏んだのなんて10年も15年もなかったんじゃないかなぁ? なんて思いますね(^^;) そうそう、今回はブレンボの性能にも助けられているかも知れませんね(笑)
フルブレーキでも挙動が乱れることもなく、現場を通過してからも心臓がバクバクすることもなくそのまま帰宅できたっていうのは・・やっぱりモータースポーツ、役に立ちますよね(^^)/
そういう意味でもジムカーナ走行会などに参加するっていうのはホントに安全の上でもきっとプラスになるかと思います。そんなことをはからずも実感したのでした・・。
しかしホント・・・ぶつからなくてよかった〜(^^;)(^^;)(^^;)
p.s.
車内にかかっている曲、分かる人はいますか?(笑)
Posted at 2012/01/17 20:30:54 | |
トラックバック(0) |
あんなのこんなの。。クルマネタ | クルマ