
昨日は久しぶりに家族全員参加で勝浦町の山の中までお出かけしておりました。長男は中学2年、次男と三男は揃って小学5年生ともなりますと、休日も友達と遊ぶ約束をしてたりすることも多いしですし、だいいち親とお出かけなんてのはしたがらなくなってくるお年頃・・・手がかからなくていいと思う反面、親としては寂しい限りではありますな(苦笑) そんな中、久しぶりに家族全員でお出かけした行楽っていうのは、かねてよりいろんな農林水産業の体験をさせてもらっている徳島市主催のイベント「地産地消のチカラ」の最終回でした(^^)
去年の春から1年かけて、畑で野菜を作ったりお米を作ったり、はたまた漁協に出かけていって底曳き網の体験だとか、蒲鉾造りの体験、野菜の即売会での販売体験、あるいは中央市場の見学(このときばかりは私、見学されるほうの立場になっちゃいましたけどね)などなど、いろんな地産地消産業の現場を見てきたわけですが、そんな体験イベントの最終回だったというわけです。
最終回は勝浦町という山の中の小さな町の鍛冶屋さんとお味噌屋さんの見学というものでした。鍛冶屋さん、ってあの鍛冶屋さんなんですよ! 刀なんかの道具をトンテンカントンテンカンと叩いて作り出す、あの鍛冶屋さんです(^^) これは私も興味津々ですよ♪ 包丁研ぎとかだったら分かるんですけども、鍛冶屋さんですからね〜(^o^)
まず最初は町民会館に集合して、そこから徒歩で鍛冶屋さんへ。なんせ道が狭い上に駐車場もないらしく、歩いて行かないとダメなんだそうな。加えて小さな班に分かれて時間をずらさないとみんな一度には見学できないらしい・・。いったいどんな感じなんだろう??
梅の花が咲き始めてほんのりといい香りのするのんびりとした朝の川沿いの道を歩いているだけでなんとも清々しい気分になりますね(^o^) オリエンテーリングみたいに旗を目印に進んでいくと、ありましたありました〜。
おお〜 ホントに
「村の鍛冶屋」っていう感じですよ(^^) 中では親子で鍛冶屋を営んでいるというお二人が出迎えてくれました。小さな作業小屋の中には焼け石がくべられた炉があって、その前に金属を叩いて延ばしていく台が。いかにも
「職人の仕事場」という雰囲気バリバリの佇まいです。
ここで実際に包丁を金属の板から作っていく工程をじっくりと見せてもらいました。 そして、庭の草取りに使うと重宝するという手かぎを子供達に実際に作ってもらおう、という体験もさせてもらえました!
誰かやってみる? という大将の問いかけにもイマドキの子供達は物怖じして誰も手を上げようとしません。うちの子供達も「僕はいいよぉ〜」なんて言ってるのかと思ったら、、
ボクやってみたい!
と一人手を上げたのはうちの次男くん!(^^)/ やるね〜オットコマエ!
こんな感じで、穴を掘った中に潜り込んで、ふいごで熱く熱した鉄の棒を革手袋をはめた手でペンチを使って取りだし、これをトンカチで叩いて延ばしていく、という一連の作業をちょびっとずつではありますが、ひととおり体験させてもらえました(^^)
鍛冶屋の大将曰く、
「最近は工業高校生なんかもものづくり体験ってことで見学にきて実際に鉄打ち体験をするんだけど、まずカナヅチが使えない。叩いても当たらないんだわ。親が危ないからといって小さいときに何にも自分でさせてないからそういうことになる。鍛冶屋してても包丁研ぎしてても大けがして取り返しのつかないことになったりしないから、どんどん怪我をさせて体に覚えていかさないとアカンのや」 だそうです(^_^;) たしかに耳の痛いお話ですよね(汗)
うちの次男くんにしても今までほとんど日曜大工とかしたことはないと思うんですけども、器用にカナヅチを振って金属の棒を延ばしておりました(^^) 大将にも「ちゃんとカナヅチが当たっとる、なかなか筋がええねぇ」と言って褒めてくれました(*^_^*) 次男本人もその気になっちゃってましたよ(笑)
続いて手かぎの曲げ作業の体験。次男に続いてお次は長男を私がけしかけてやりました(笑)弟ができるのに長男が何にもできんわけなかろーが! ってなもんです(笑) こちらは大将のお手伝い、という感じかな?
無事に鍛冶屋体験を終えて外に出てみると、今度は包丁研ぎ体験です。 こちらは三男にやってもらいました(^^)
いやはや、そばで見てると危なっかしくて「あ〜違う違う!」とか言いそうになるんですけども、ここでも大将から「こんなんで怪我したって指が飛んだりするようなことないから、ちっちゃい怪我ぐらいさせりゃええんよ」だそうで(汗) ってなわけで固唾を呑んで見守る親御さんたちだったのですが(^_^;) 子供達は意外と器用というか、もっと小さなお子さんたちもせっせと包丁を研いでましたね(^^) 結局、誰も怪我することなくあらかじめ持参していた各家庭で実際に使っている包丁を自分たちで研ぐという体験を終えたのでした。
研ぎ終わったあとの包丁で玉ねぎを切ってみると・・・そりゃもう気持ちのいい切れ味! こういう体験が子供達を大きくするんでしょうね(^^)
さてさて、鍛冶屋さんでの体験を終えて、今度は車も通れないような路地を縫うように歩いてお味噌の製造販売をしているお店へ。
大規模な醸造施設を持った製造所ではなく、家族経営で小規模だけども保存料なんかを使わない、昔ながらの製法で美味しくて安全なお味噌を丹精込めて作っているのがウリだというこのお店・・大豆を蒸して自家製の米麹と合わせてすり潰して、山の上にあるという倉に1年間寝かせてようやく完成するというお味噌、仕込み作業をするのは寒い季節だけ、3月いっぱいぐらいまでなんだそうです。
実際にその仕込みの様子を見学させてもらったのですが、ホントに大豆とお米、そして塩しか使わないんですね〜 ビックリでした。保存料を使っていないので、冷暗所に保管しないとカビてしまうそうですけどもね(^_^;)
見学のあと、いかにもおいしそうだったので嫁さんも思わず事務所で販売していたお味噌のパックをいくつか買っておりましたよ♪
お味噌の仕込み見学の後は町民会館に戻って自分たちでおにぎりを作り、さきほどのお味噌屋さんで作ったお味噌を使ったワカメのお味噌汁で簡単なランチです。
お米はもちろん、夏に野菜作りでお世話になった国府の農家さんの作った無農薬栽培のお米(*^_^*) 塩もつけずに、ただ具材にお味噌を入れただけのおにぎりを自分たちで作ったんですが、これがね〜 なんにもつけなくてもおいしいのなんの!(^^)/ お味噌汁もサイコーの味でしたね。
おにぎりは自分たちで食べられる大きさのものを2つ作ってね、と言われたんですが・・・うちの双子たちときたら、ソフトボールみたいな巨大なまん丸のおにぎりを2コも作ってるんですよ(滝汗) そんなでかいの2個も食えるはずないだろ! と恥ずかしい思いをしたんですけども・・これが次男ときたらぺろっと2個とも食べちゃうんですよ(爆汗) 三男はさすがに1個は残してましたけども・・・それでもほとんど食べてましたよ(汗) 長男の食欲はちょっと前からスゴいことになってますけども、この分だと下の二人もじきに長男と同じようなことになりそうで・・・我が家のエンゲル係数はかなりピンチになりそうで怖いです(爆汗)
食後はちょっと時間もあまったということで、お米を使って「塩麹」づくりの体験です(*^_^*)
麹菌とお米と塩を混ぜて、あとは自宅に帰ってから水を入れて混ぜてやり、これを何度も繰り返すことで自家製の塩麹ができあがるんだそうです。さてさて、ちゃんとできるかな??(^^)
この日の夕飯には、買ってきたおかず味噌が食卓にのぼったのですが・・・この「おっさんみそ」ってのが実にウマいっす!(^^)/(^^)/(^^)/
お昼はおにぎりに入れて食べてみましたけども、普通にご飯のおかずとして食べてもおいしいし、キュウリなんかにつけてもめっちゃイケます(^^) そんなに高いものではないですし、これはオススメですね〜♪
なんでもキョーエイなんかでも売ってるそうなので、これはリピート買いしてしまいそうです(笑)
そんなこんなで約1年続いた地産地消体験イベントもこれでオシマイだったのですが、いろんな体験がほとんど費用をかけずにできたのでなかなか有意義だったかなと。その前にもお米作りを中心とした農業体験を1年を通してやってみましたけども、また来年も違ったカタチでイベントを計画するそうなので、可能ならまた参加したい・・・けども、今年は長男が受験なので家族での参加はちょっと厳しいかな(^_^;)(^_^;)(^_^;)
さて最後に。ろくむしBlogらしく萌えのエッセンスでしめようかと(ちゅど〜んっ!)
これ、町民会館に貼ってあったポスターなのですが(爆) 勝浦町にこんな萌えキャラがいたなんて全然知りませんでしたよ(汗)なかなかかわいいですやん。オレンジ色のショートな髪の毛が琴浦さんみたい!?(笑)
右下にちいさく書いてあるんですけども
「ちょぞっ娘ちゃん」という名前なんだそうです。 これは全然知らなかったですわ(^_^;)
というわけで、いい具合に萌えたことだし、今回はこれにて!(^^)/