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ろくむしのブログ一覧

2013年02月27日 イイね!

世界よ、これがジャパンアニメだっ!!

世界よ、これがジャパンアニメだっ!!今日は水曜で市場はお休み。ってことで今日は先日ネットオークションでゲットしたBlu-ray「おおかみこどもの雨と雪」を観ておりました。ひさしぶりに寝室のホームシアターシステムを使ってゆっくりと。

実を言うとこの作品、ワタシは完全に守備範囲外でした(^_^;) なぜなのかな? テレビでやたらと宣伝もしていたし、ハウス食品のカレーのTVCFで「ハウス食品はこの作品を応援しています」なんていうあからさまな宣伝を見てしまって興ざめしていたのかも知れません。「サマーウォーズ」であんなにも面白い作品を作った細田監督の作品だから、きっとまた面白いんだろうな、とは思ったんですよ、ええ。

目にするポスター、キービジュアルからしても狼と人間の混血である子ども達が主人公なのだろうっていうのは分かりました。タイトルもそのままですしね。
だから、ファンタジーなお話なんだろう、と。勝手に想像していました。
そうそう、この作品のタイトルの「雨と雪」って・・登場するきょうだいの名前だったんですね(^_^;) これには素直にビックリ(苦笑)

とりあえず見終わった最初の感想はというと・・・

劇場で見なくてホントによかった

だってね、始まった最初から誇張なしにずーっと泣きっぱなしだったから(^_^;) 自分でも分からないんだけど、とにかくずっと、涙でうるんだ目でぼやける画面を必死で観てました。
こんなん劇場で観てたら恥ずかしくて気が散ってしまって作品に集中できませんものね(苦笑)
ホントになんで泣けるのか? 自分でも分からないんですよ。何でもない会話のシーンでもうるうるしちゃって・・クライマックスなんてのはもう大泣き大泣き(^_^;)(^_^;)(^_^;)

内容や細かなポイントなんかは挙げればキリがないので、興味がある方はこういった感想コラムをお読みいただければと。ネタバレも多いですが(汗)

http://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-386.html

とにかくも、よく泣いた。自分でもわけが分かりませんが、序盤のシーンからずっとですもん。

ディズニーアニメのようなぬるぬる動くフルアニメではないのだけれど、画面の隅々まで細やかに描写された画面、いかにも日本アニメ的なカクカク感を残しつつも仕草のひとつひとつがとてもリアルに動くキャラクター、そして「動く背景」っていうのがこの作品では新たな試みだというのを何かのテレビで見ましたが、なるほど実にリアルで臨場感を盛り上げています。草原に寝そべるキャラクターの周囲では、背景であるはずの草たちが風になびいている。水面に広がる波紋、キャラクターの背景で動く星座・・多分に演出的な要素も加えつつ、細やかな心情表現をさらに盛り上げるこれらの「リアルかつさりげない背景」は実に素晴らしかったですね〜。そして全編に流れる管弦楽の穏やかなBGM。

そしてなにより、主人公たちが「狼と人間の混血」であるというファンタジー要素があることを除けば、そこに描かれているのは実にリアルな現代の人間社会。
圧倒的なリアリズムとそこに淡々と紡がれていく物語。決して大冒険をするわけでもなく、そこに描かれてるのは「1人の女性の子育ての物語」なんですよね。決してワタシはこの物語の主人公である花のように、自分の持てる全ての愛情を無条件に子ども達に注いであげられるような、そんなできた親ではないけれど、子どもを持つ親として、描かれているいろいろな場面が胸を打ちます。

この物語の中に登場する「花」という女性は、とにかくスゴい。実際にこんなにもできた母親がいるだろうか? といささかの疑問を持たざるを得ない感もありますが、それでもね、大なり小なり、この花さんのような気持ちで世の母親たちは自分の子ども達を愛しているはずだし、共感できることも実に多いと思います。

ファンタジーという題材をベースに組み上げられた、リアルな現代の「ひとつの家族の成長のおはなし」。。

いやはやビックリ仰天の「静かな名作」でございました。

CGを多用してフルアニメーションで滑らかでリアルな動きを生み出し、大冒険活劇の末に大団円のハッピーエンド。そんなアニメもいいです。ええ、ワタシは嫌いじゃないですよ、見終わったあとに「いや〜よかったよかった」って素直に思えるそんなアニメ。好きです。

でも、何気ない日常の毎日を描いた淡々とした物語、登場人物たちの細やかな心情を表現するその繊細な脚本。そして手描きならではのキャラの動き。なんていうんでしょうね、30fpsのフルアニメーションでぬるぬると動かすことだけがリアルな表現なんじゃないんです。劇場版なのに、多くの場面でキャラクターには陰影の表現すらない。妙にノッペリと描かれている。でもこれって、きっとあえてそうしてるんだろうな、って思えます。そんなところで手を抜いてやろうなんていう映画じゃない。その理由はまだワタシには分かりませんが。

人が腕を上げて、脱力しながら腕を下ろしたときに腕はどういう動きをするのか? 15fpsでもいいんです、いかに対象を細やかに愛情を持って観察して、それを動きとして表現できるのか? これはいま流行りのモーションキャプチャによるリアルな動きとはまた違う。あくまで伝統的なジャパニメーションの表現手法なのだけれど、実に細かく観察してそれを細かく手描きで表現している。
これに新たな表現手法として、「動く背景」を組み合わせる。クルマや電気製品など、メカニックなどの無機物にはしっかりとCGで精細かつ狂いのないデッサンを用いて表現をし、手描きのキャラとシームレスでつなぎ合わせる。 これはまさしく「イマの日本のアニメ」ですよね。 
例を挙げるなら、雨の中、崩れ落ちた花の向こうに停車しているトラックが発車するところを後ろから描写したシーンでは、ハザードのついたトラックに運転手が乗り込んでドアを閉めると、ストップランプが点いて、そのあとストップランプが消えてトラックが動き出し、しばらく走るとハザードが消える、といった具合。こういう細かい描写の積み上げがリアル感を生み出してるんですよね〜(^^)
ジャパニメーションの真骨頂

と言っていいと思いますよ、この作品(^^) 世界に誇れるアニメだな、と。
これがあの「サマーウォーズ」で大活劇を描いた細田監督の作品というのは実に意外な感じがしました。宮崎駿や庵野秀明ばかりが世界に誇れるジャパニメーションじゃないよ、ほかにもいっぱい、ホントにいっぱい、日本にはスゴい文化があるんだと感じられた、そんな作品でした(^^) とりあえず目が腫れぼったくて困ってますけどね(爆)
Posted at 2013/02/27 13:47:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 我が人生 是皆ネタ也(爆) よしなごと | 音楽/映画/テレビ

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ろくむし、いままさにインパクトグレネードを投擲せんとす!(笑)
もちろん、投げるときには「エクスプロージョン!」と絶叫するのがお約束(爆)
なんせ「ナイス爆裂Tシャツ」着てますからね〜(笑)」
何シテル?   04/09 18:29
2世代乗り継いだインプレッサから、2012年11月にBMW328i(F30)に乗り換えました。ピュアスポーツからセダンに、それもスポーツグレードでもない仕様への...
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