
ある日、会社の子から「ケータイにCDの曲を転送して聴きたいんだけど」と相談を受けました。
彼は高知への配達に出ているので、かなりの長距離をトラックで走ってるんですね。
彼のトラックにはFMラジオは付いてるんですが、なんせ高知までの道のりはずっと山の中の高速道路・・・。
FMも通じないらしいんですね(核爆)
そこで彼は・・・音楽をどうやって聴いているかというと。。。iTunesで聴いてるんです。はい、
iPodではなく、「iTunes」
なのです。つまり・・・iPodではなく、
トラックにMacを持ち込んで聴いてる、っていう状態なんですね(ちゅど~んっ!)
さすがにこれはめんどくさいというかね~(^^;)
かといってiPodを買うほどの余裕もない、っていうんです。でもイマドキのケータイってのは普通にミュージックプレイヤー機能が付いてるじゃないですか。それを活用しようってコトなんですよ。
まぁ普通なら「配達の時にムリに音楽聴かんでもよろしい!」って言ってしまってもいいんですけども、なにせ彼は
「Macユーザー」(^^)/(ちゅど~んっ!)
もちろん、ワタシがそそのかしてMacを買わせた一人なわけでして(^^;)
危険号に勝手に自腹とはいえ、カーオーディオなんか付けてたりしますしね~ そんなこともあり、彼のリクエストに取り組むことに。
まさか着うたフルを取りまくってたりしたら、いくらかかるか分かりませんから、CDの曲を転送、っていうわけですよ。
彼のケータイもソフトバンクなので、当たり前のようにBluetoothが付いています(^^)
ケータイの取説をネットで検索してみると、彼のケータイはAACファイルを再生可能と分かりました。
そなれば話は早い! 彼のMacに入っているiTunesの音楽ファイルは、初期設定のままなので、全てAACファイルになっています。
これをBluetoothを使ってケータイに転送してしまえばそれでオッケ!(^^)/
やり方も教えてあげて、彼はいっぱしのBluetooth使いへと成長したのでした(笑)まだまだMacの経験値は低い彼なのですが(なんせ
「を」ってどうタイプしたらいいの? って尋ねてくるレベルですから。。)、近距離無線技術を駆使して音楽ファイルがどんどんとケータイに転送されているのを自分でやってみて、いたく感動しておりました(^^)
そうそう、その感動が全ての出発点なのだよ! 修行に励みなさい! と、激励してあげたのでした(^o^)
そして、この検索作業をしている中で気になったサイトがありました。。
それは、ワタシの使っているノキアN73に関する情報ののったサイトでした。
なにやら
「Macとのシンクロ」がどうとか書いてあります。
ノキアのケータイっていうのは海外のトップブランドですし、アメリカなんかでもけっこう普及しているメジャーなケータイですから、実はMacとノキアっていうのはけっこう親和性が高いんです。
なので、このケータイを買ったときに密かに企んでいたのは、Macのスケジューラや住所録ソフトと、ケータイのスケジューラや住所録(電話帳)をシンクロできないだろうか? ってことなんですね。
じっさい、少し前のノキアケータイなら、Macとシンクロするためのプラグインが最初からMacOSに実装されてまして、ごく普通に標準バンドルされているソフトだけでシンクロが可能だったんです。それも
もちろん、Bluetoothで。
これ、サイコーに便利でクールじゃないですか!(^^)/
これができたら、Palmデバイスなんかも必要ない! ってことになるわけですから。
なのでノキアのケータイを買ったとき、実は調べてみたんですよ。シンクロができないものか、って。
でも結果はNG(泣)
まだこのケータイが新しすぎるためか、MacOSの中にはこのケータイ用のシンクロプラグインが入ってない、っていう状態だったので、シンクロソフトである「iSync」を起動しても、まったく反応なし、っていう状態でした(T_T)
もっとも、この時には私自身Macに標準でバンドルされているスケジューラも住所録もまだ使ってませんでした。
この頃使っていたのは、Palmデバイスとシンクロする機能を持ったPalmDesktopというPIMソフト。
これに名刺のデータを入力し、かつスケジュールも入力して使ってたんです。この頃はかろうじてまだソニー・クリエを使っていたので、Palmデバイスであるクリエとのシンクロのためにこれを利用していた、というわけですね。
しかしそれから時代は流れ・・・今はワタシはPalmデバイスではなく、iPod touchを使っています(^^)
そして、PIMソフトもPalmDesktopをやめて、Mac純正のスケジューラ「iCal」と、住所録ソフトである「アドレスブック」にデータを移行して使っているんです。
iPod touchとシンクロさせるにはこれらが一番ですからね。
そんな今の状況の中で、なんと!! 発見したのです。
MacOS10.4.9からはノキアN73とは純正状態でシンクロ可能
という事実!(^^)/
OSがバージョンアップして、ワタシのケータイのシンクロのためのプラグインが密かにOSの中に組み込まれているらしいのです。
ってことで、さっそく実験開始です!
長らく使われることなく封印されていた標準バンドルソフトを起動してみると・・・う~ん、特に反応しない。Bluetooth機器検索をかけてみると、ワタシのケータイは見つけてくれるんですが、これをシンクロ対象に設定できない(涙)
おっかし~な~ って思いつつ、試行錯誤。
とりあえず、ノキアのほうでBluetooth機器検索をかけ、MacBookを見つけさせます。この状態でiSyncを改めて起動してみると・・・
おおおっ! シンクロ対象機器として
ノキアN73が追加されました(^^)/(^^)/
こうなったらあとはカンタンだぞきっと!
シンクロさせる項目を設定画面からさくさくっと設定。
とりあえず、名刺データから取り込んだ住所録は600~700件もありますから、これをケータイに転送するのはやめておきます(^^;)
ケータイにはすでに必要な人の電話番号は入ってますしね。
ってことで、スケジューラであるiCalのデータと、ノキアのスケジューラ機能をシンクロしてみることに(^^)
設定を完了して、シンクロボタンをクリック!
矢印の書かれた丸いボタンがクルクルと回転し始めると・・・
おおおっ! ノキアの画面に「同調中」の文字が!(^^)/
これでまたしても、Bluetoothを使ったクールなテクニックがひとつ増えました!(笑)
さてさて、シンクロ結果を見てみると・・・見事に同期してますね(*^_^*)
Macで入力してあったスケジュールがきれいにノキアにも入ってます。
しかも、iPod touchではシンクロ不可能だったら「ToDo項目」もしっかりとシンクロされていますね(*^_^*)
今まではケータイのスケジューラには、出先で用事が発生したときにだけ入力をしていて、Mac本体の、いわば「マスタースケジューラ」とはまったく同期されてなかったのですが、これでMac本体のスケジュールがいつでも手元で確認できるようになりました。
そして、用事が終わればケータイのToDoリストから消すだけで、次のシンクロでMacのToDoリストからも予定が削除されるようになりました(^^)
いやはや、実に便利でクール。また仕事が効率的かつ、ミスも減らすことができそうです。
しかし。。。ここで気になる存在に気がつきました。。。
はい、仕事の時にはいつも腰のポシェットに入っているあのキカイ・・・。
iPod touchくん(滝汗)
そもそも、セリ場や出先でスケジュールを確認したりするためにiPod touchを買ったんじゃなかったっけ?(ちゅど~んっ!)
ノキアとMacが完全にシンクロしてしまったら・・・iPod touchくんの出番が(滝汗)
うぐぅ(滝汗)
ま、まぁね(^^;) iPod touchくんには動画再生やフルブラウザでネット接続できるっていう強力な武器があるから・・・スケジューラももちろん、確認しやすいし・・・iPod touch側でスケジュールの変更ができないっていうのが辛いけど(爆汗)
ってなわけで、ノキアのケータイを使っているっていうことを最大限に利用した使い方をひとつ覚えた代わりに、iPod touchの有用性をひとつ削ってしまったような気がしないでもないのでした(^^;)
嬉しいはずなのに、ちょっと切ないような気も(苦笑)
ま、まぁiPod touchは
触ってるだけで楽しいから、それでいいの!!
・・・ってことにしておこうっと(核爆)