
もうずいぶんと前に手元には届いていたものの、仕事が忙しかったりしんどかったり暑かったり雨が降ったりで、ず~っと取り付けせずに運転席の後ろのフロアに放り出されたままになっていたブツ・・・前の愛車であるGDBろくむし号にも装着していた
ブリッツのインダクションカバーをようやく本日取り付けました(^_^;)
いや~GRBではエンジンとかはシロートチューニングはしないで純正で、って思ってたのですが、たまたまぼーっと職場近くの道ばたを歩いていたときに車道を走っていったワゴンRが
「ひゅい~ん ぱしゅん♪」っていい音をさせていたのを聞いて、そりゃもう発作的に
やっぱターボはブローオフ
なんて思ってしまったんですよね(核爆)んでもって、最近ずっとTE37だのピレリだのとオークション三昧になってたのも手伝って、これまた
発作的にポチっとな(ちゅど~んっ!)
そもそもGDBの頃にもお手軽にむき出しエアクリになり、でも純正形状エアフィルタを使うってコトでエアフロにも悪影響を与えない、しかも安いっていうのがウリのインダクションカバーを装着していたわけですが、結局最後まで因果関係は分からなかったものの、GDBはやたらと全開時の燃調が濃くてノッキング気味だったということと、このエアクリが関係してるんじゃないか? という疑問を抱えていたんですよね(^_^;)
そんなこともあり、インダクションカバーはやめとこうって思ったんですが・・・やっぱり付けちゃいました(核爆)
装着の理由はいろいろとありますが、一番の理由はやっぱりブローオフバルブの解放音がむき出しとなったエアフィルタから聞こえるようになる、吸気音もぐぉぉぉぉ!って感じで威勢良くなる、ってことですね。
正直なところ、このエアクリに変えて吸気効率が良くなるってコトはないように思いますけどね。というよりも、エンジンルームの中の貴重なスペースを犠牲にしてまで純正で取り付けられているレゾネータ(エアチャンバー)を取り外してダイレクトに吸気するようになるので、レスポンスなどがかえって悪化するような気はするんですけどね(^_^;)
それともうひとつの理由は吸気温度が下がるかも、ってこと。むき出しエアクリに交換して吸気温度が下がるわけない、かえって上がるでしょ? って普通は思いますよね。でも、ろくむし号に取り付けてあ
る多機能メータからのデータによると、吸気温度っていうのは純正のエアクリボックスの場合、たしかにエンジンによる熱を受けにくく、変動が少ないというのは事実なんですが・・・エンジン熱の影響を
受けにくいといっても、影響を
まったく受けないわけではないんですね。そして吸気温度の変動が少ないというのは、逆に吸気温度が上がってしまうと、下がりにくい、ということにもなるんです。
私はジムカの練習でよく走りますけども、1本走ると次の出走までアイドリングでレーンに並んで待つことになりますが、ジムカの全開走行でギンギンに熱くなったエンジンの熱をモロに受けて、エアクリボックスはどんどんと熱せられ、中に
熱をため込んでしまうんです(汗)吸気温度は待機状態のアイドリングで冬場でも60℃を軽くオーバーしてしまいます。
そして、いざスタートを切ってもいったんあったまって温室となったエアクリボックスを通ってエンジンに届く吸気の温度はなかなか下がりません(>_<) つまりかなりあったまって効率の悪いエアを吸いながら全開走行をしなくてはならないんですね。
その点、むき出しのエアクリはすぐにエンジンの熱の影響を受けて吸気温度は上がりますが、走り出すと意外にもよく冷えてくれるんですよ(^^) なので、私がジムカで走るといったシチュエーションではかえってむき出しタイプの方がいいのかもしれない、っていうわけ。もちろんこれは私の仮説でしかありませんが(^_^;)
幸いにもGRBに装着されたインダクションカバーを見てみると、正面には大きく空間があり、バンパー下部のインテークから入ってくる空気もけっこう抜けていきそうな感じですし、純正のエアダクトの導入口がちょうどエアフィルタの真ん前にくるような配置になってるので、走行風が意外とうまく当たりそうな感じなんですよね(^^) この点についてはこれから実際に装着して検証してみようかと思います。
そして最後の理由は
「安い」ってことですね(笑) むき出しエアクリのキットは安くても3万円~っていう価格になりますし、エアフロへの悪影響も考えられますし、そのパフォーマンスを活かすためにはGRBではECUの李セッティングが必須と言われていますから、そんなことしてたら軽く10万円以上は飛んでいきます(滝汗) それに比べたら1万円程度でお気軽にむき出しに出来る(まぁその分交換することによる性能的なメリットは少ないですが)ってのはいいですよね(^^)
そんなわけでさくさくっと交換作業をしたのですが・・・GDBよりもちょっと作業はめんどくさかったですが、難しいことはとくにはなく、1時間弱で交換作業は終了。しいて言えば純正のエアクリボックスを外すときにボルトへのアクセスが狭くて辛い、ってことぐらいかな(^_^;) インダクションカバーのセットにはブリッツ製のエアフィルタも付属してるんですが、インダクションカバーは純正のエアフィルタも使えますから、今回は純正をそのまま使いました。
だってつい最近エアフィルタは交換したところですからね、もったいないですもん(苦笑)
交換作業が終わってから、とりあえずSIドライブをSにして少しアイドリング。(SIドライブはIモードではエンジンの学習が行われないらしいので)それからマリンピアを軽く走ってみました。
普通にちょっとブーストをかける程度なら、アクセルオフでも
「しゅぅん」っていう程度で、実におとなしいリリーフ音です(^_^;)
しからば、と思いっきり床まで踏んでブーストかけまくってやると、まず吸気音がかなり勇ましくなりますね~(^o^)
んごぉぉおおおっ!!!
ってな感じの音です(*^_^*) んでもってシフトアップの時には
しゅごぉおんっ!
って感じのブローオフバルブの解放音が聞こえます。さすがに開放型のブローオフバルブから直接聞こえてくるようなキレのある音ではないですが、十分にターボエンジンの存在感のある音はしてくれますね(^^)
私のGRBはマフラーはノーマルですので、そんなに威勢のいい音はしませんが、あくまで普通に走ってるときにはごく普通なノーマル車で、踏み込んだら威勢のいい音が聞こえてくる、ってのはなんともいい感じじゃないですか(^o^)
そして・・・懸案の吸気温ですが・・・意外にもアイドリングの時でも吸気温の上昇は緩やかですね。そして走ってやればすいすいと下がってくれます。このへんは思った通りですね。
これで渋滞にはまったりとかで長時間のアイドリングをしてから走り出したときの吸気の温度低下がどれぐらいの効果があるのかは、またこれからの検証になりますね。
それと・・・実はここが一番心配だったのですが・・・エアクリを交換したことでエンジンの制御数値が変わってしまうのではないか?ってこと。
そして、燃費が落ちるのではないか? ってことなんですが・・・。
前にインダクションカバー装着のGDBでパワーチェックしたときに言われた「燃調が異様に濃い」というところ、この検証を多機能メータで確認してみました。
純正状態だと、しばらく走ってから停止してアイドリング、あるいは低回転で巡航しているようなときには、エンジンの空燃比は理論空燃比である
14.7でほぼ常に安定してるんです。
インダクションカバーにしてこれがどうなるかな? と注目してみたところ、一発目のエンジン始動直後には14.7だったのですが、これがしばらくアイドリングしていると
14.5に(汗)
そしてマリンピアで全開加速を織り交ぜた走行をしたあとには13.5ぐらいにまでアイドリング時の空燃比が落ちてきました・・・つまり
「燃調が濃くなってる」ってことですね(爆汗)
ここからまたクルージングして市場まで戻ってアイドリングしていると、徐々に14.7に近づいていく感じなのですが・・・以前なら14.7でビシっと安定していたのが、14.5になったり14.7になったり、突然に13.5ぐらいになったかと思ったら16ぐらいまで燃調が薄くなったり・・・なんか不安定な感じ(^_^;) これは一所懸命にECUが燃調を学習中だからでしょうかねぇ??(汗)
そして多機能メータではエンジンのノッキングに関する数値(正確にノッキングの何に関する数字なのかはよく知らないのですが)もモニタできるんですが、この数値は交換前と同じで63.3という数値でビシッと安定しています。
ノッキングの心配はとりあえずなさそうですけど、燃調がやや濃くなりかけてるのか、あるいは学習中なのか・・・しばらく様子見ですね(^_^;)
とりあえず次の給油ぐらいまではSモードにしてやや踏み込み気味な運転をしてやろうかと思ってます。燃費は当然悪くなるんですが(汗)Iモードでしずしずと走っていてもECUが学習しないし、Sモード(学習モードON)の状態でタラタラ走ってたら、エンジンに怠け癖がついてしまいそうですしね(苦笑)
ってなわけで、ここしばらくはGRBろくむし号は元気モードで走ります(^o^)
・・・前の給油前のデータで町乗りオンリー7.7km/リッターだった燃費はどうなりますやら(滝汗)