
iPadを買わせたのをきっかけにしてMacの道に無理矢理引っ張り込んだワタシの父親・・・それまで60の手習いでようやく覚え始めていたWindowsパソコンもMacBookProに買い換えてしまい、iPodにiPadにMacBookProにと、すっかりとアップル信者になってしまってるんですけども(^_^;) そんなうちの父親、iPadがいたく気に入ってる様子。なんせMacよりもカンタンにネットを見たりメールの確認ができたり、さらに産経新聞を紙面の構成のままで読むことができるアプリを使って最近は毎朝新聞をiPadで読んでるほど(ちなみにiPad版の産経新聞アプリは月1500円という購読料がかかるのですが、しっかりと購読料を払ってるんですよ)。そして毎日のスケジュールも今ではすっぱりiPadのカレンダーをメインに使って管理しています。
彼にとってはメインマシンはiPadのようなんですよね。で、サブマシンが職場のテーブルの上にあるMacBookProだと(^_^;) いささかクアッドコアな高速マシンであるMacBookProがもったいなく思えてしまうんですけども、父親にとってはiPadを利用する上での母艦的な位置づけでしかないようです(苦笑)
父親はiPadを出先でも有効活用するために、いちはやく
モバイルルータも導入。(ドコモの電波を使うBUFFARO製ルータを近所の大型電器店で一番最初に予約したのがうちの父親だったりします。まぁ導入させたのはワタシなんですが) 出先でもWIFIモデルある彼のiPadは大活躍している、というわけです(^^)
そんなうちの父親の目下の悩みというか、iPadで気に入らない点っていうのは・・・
印刷機能がない
っていうことなんですね(^_^;) とにかく何でもかんでも印刷して手元に置いておかないと気が済まない、っていうのが昭和世代というかなんというか(苦笑)
Webで何か有用な情報を見つけたりとか、あるいは新規取引先のWebページを見つけたりとかすると、とにかくプリントして紙の状態で保管したがるんですな(^_^;) まぁ気持ちは分からんでもないんですけども、Webページの正確なプリントって実はけっこう難しかったりしますし、というかそもそもWebページだったら印刷しなくてもいつでもネットで見られるんですけどねぇ・・・。
それから、毎日のスケジュールにしても、手元にiPadを持ってるんだから、iPadの画面で確認すればよさそうなものですけども、やっぱりクリアファイルに毎日の予定を打ち込んだMacのカレンダーアプリをプリントした用紙を挟んでないと落ち着かないんだそうです(爆)
そんなわけで、毎日のスケジュールだとかWebページ、あるいは大事なメール(これもメールアプリで見れば済む話なんですが・・・)をiPadではプリントできないので、これをMacBookProでプリントしている毎日なんですね(苦笑)
ご存じの通り、現在のiPhoneやiPad、そしてiPod TouchのiOSだとAirPrintっていう機能が実装されているので、これらのiOSデバイスから直接プリントアウトをすることも可能なんですけども、これにはひとつの大きな制約がありまして・・・それは
AirPrint対応プリンタでないとプリントできない
ってこと。さらにこの対応プリンタってのが現状ではHP製のプリンタに数種しかない、っていうことなんですね(滝汗) キヤノンやエプソンのプリンタに対応機種があるならまだしも、HP製プリンタにしか対応機種がないっていうのはいささか、いやかなり片手オチなのが現状というわけです(涙)
このことを知ったときに、そりゃもうガックシ!ってなったものですよ(^_^;) せっかくOSがバージョンアップして念願のプリント機能が実装されたっていうのに、これではほとんど意味が無いじゃないの、ってわけですからね(泣)
で、うちの父親の願望もむなしく現段階ではHPプリンタを新たに買うしか手立てがない、と諦めてもらってたんですけども・・・ふと先日、またまた父親から
「iPadでは印刷できんのよな?」と言われたのがきっかけで、もう一度なにか解決策がないのか、あるいはいま職場にあるエプソンのプリンタを使ってなんとかプリントする裏技がないのかどうかとネットで調べてみることにしたんです。
そしたらね・・・
あるんですよ、方法が(^^)/
しかも安直にその方法は見つかってしまったのです。カンタンに言うと、プリンタを繋いであるMacにとあるアプリをインストールして、繋がっているプリンタを共有設定するだけ。
たったこれだけで、なんとiPhoneやiPad、もちろんiPod Touchからも普通にプリントをすることができるようになってしまうんですよ(^^)/
たまたまワタシが見つけたサイトの説明によると、元もとアップルがMacOS10.6.5をリリースする際に、AirPrintにはプリンタ共有機能を使ってiOSデバイスからプリントを実現するための仕掛けが含まれていたんだそうです。
でもリリース直前になってこの機能はなくなってしまい、AirPrintを実現するためには対応するHP製プリンタを買う以外にはない、ってことに(涙)
ただし、どうやらMacOSの内部にはこのプリンタ共有によるAirPrintを可能にするためのプログラムってのは残ってるらしく、それを封印しているっていう状態なんだそうです。
なので、この封印を解除するためのプログラムを実行してやることで、本来実装されていた「プリンタ共有によるAirPrint」の機能が復活する、っていうわけなんですね(^o^)
この封印を解くためのアプリっていうのが
AirPrint Hacktivatorというもの。
これをMacOS10.6.5以上のOSが走っているMacにインストールしてアクティベートしてやるだけ。あ、あとは接続しているプリンタを環境設定で「プリンタを共有する」っていうチェックボックスにチェックを入れることも忘れずに。
Mac対応のプリンタとして、プリンタドライバが個別に存在しているプリンタならたいがいOKなんだそうですよ(^o^)
ってことで、ワタシもさっそく職場のiMacにこのアプリをインストールしてみました。インストールしたアプリを起動してアクティベート。あ、プリンタはもともと共有設定にしてあるのでそのままです(^^)
ここまでの作業がMacで終わったら、さっそくiPhoneを起動してAirPrint対応アプリでプリントをしてみます。AirPrint対応アプリっていうとなんだか特殊なアプリみたいですけども、iPhoneに純正で入ってるようなアプリならたいていOK。メールやsafari、写真アプリもOKですよ(^o^)
プリントをするには、メールで送る、っていうようなことをするための矢印マークのアイコンをタップしてやると、たとえばsafariだと画像のように「ブックマークに追加」だとか「リンクをメールにして送信」といった項目といっしょに「プリント」という項目が出てきます(iOS4.2以上で、ですよ)
ここで「プリント」を選んでやると「プリンタオプション」っていう画面になり、ここでMacに接続されている共有プリンタが選べるようになる、っていうわけ。
でもね、じっさいにやってみると・・・共有プリンタが見えないんですよ(滝汗)ちゃんと手順の通りにやってるのにプリンタが見えないんです(涙) ダメなのかなぁ〜って思いながら参考にしていたBlogエントリーをよく読んでみると、、最初からプリンタが共有設定されている状態のMacにあとからAirPrint Hacktivatorをインストールしてやっても、どうやら最初から設定済みになっている共有プリンタが見えない、っていう状態になってしまうようで(^_^;)
なので、こういう場合にはいったんデフォルト設定になっている共有プリンタの設定を削除してから、改めて同じプリンタを新規に設定してやり、共有設定もあらたに設定するといい、とのことでした。
そこで今まで使っていたデフォルトプリンタの設定を削除してやり、新たに同じ設定を新規で作ってやったところ・・・
ちゃんとプリンタオプションの画面でMacに繋がっている職場のエプソンプリンタが見えました(^^)/
で、プリントっていうボタンをタップすると・・・おおおお!(*^_^*) ちゃんとiPhoneからのコマンドでプリントが実行されるじゃないですか!(^^)/
もちろん同じコトを父親のiPadから試してもきちんと印刷ができました(^o^)
レスポンスもかなりいいですし、印刷の状態もMacからプリントするのとまったく同じようなクオリティで出力されます。これはもう言うことナシですね!
ってなわけで、これで父親もiPadから直接日々のスケジュールをプリントアウトできる! ってことになったんですが・・・ためしにiPadでカレンダーアプリを起動してプリントしてみようとしたところ・・・
カレンダーアプリは印刷じたいに対応してなかった(爆)
というオチがついたのでした(ちゅど〜んっ!) なんとまぁiPadやiPhoneのカレンダーアプリには「プリントする」っていう項目じたいが無かったんですね(苦笑) なのでスケジュールのプリントはやっぱりMacBookProからするしかない、っていうわけなのでした(苦笑)
まぁそれでもWebページだとか大事なメールをプリントアウトっていうのはできるようになったので、父親もそれなりには便利に使ってるようです。
そしてワタシも・・・これが意外と便利でしてね〜(^^) ワタシはメインマシンはiMacなので、プリントなんかも当然iMacから普通にするんですけども、毎日FAXで注文をしてくるとあるワタシの担当しているお客さんの注文・・・これをめっちゃカンタンに処理できるようになったんです。FAXなのになぜ?? 仕組みはこうです。
FAXで毎日送られてくるこのお客さんからの注文・・・このお客さんの注文は平日も休日も関係なく、お昼過ぎに毎日、翌日分の発注がFAXで送られてくるので、平日でワタシが事務所にいるときにはなんの問題もないんですが、困ったことになるのは休日、あと出張などでワタシが事務所にいないときなのです。
このお客さんからの注文は、FAXを誰かが確認してそのまま注文帳に書き写せばいいというものではなく、ワタシが内容を確認してから、荷受け会社に注文内容をワタシが「加工」して発注する必要があるんですね(^_^;)
なので、ワタシが確認しないと元受け会社に魚の発注ができないのです。
なので、休日ともなるとこのお客さんからのFAXを確認するためだけに会社に出て行ったり、あるいは同じような理由で出勤している別の社員にワタシの自宅までこのお客さんからのFAXを転送FAXしてもらってたりしたのです。・・・なんとも不効率ですよね(^_^;)
で、登場してくるのは最近うちの会社に導入した「
FAX転送サービス」ってヤツ。
これは月額1000円程度で契約すると、あらかじめ設定したFAX番号宛に届いたFAXを自動的にPDFファイルに変換して、指定したメールアドレス宛に「添付ファイル付き電子メール」という形にして届けてくれる、っていうものなんですね。
さらに言えばこのサービス、パソコンから添付ファイルの形で送信することで、相手先のFAX機にFAXの形で電子メールを送ることも可能になるんですよ(^^) まぁ知ってる人はもう以前から使ってる仕組みだとは思いますが。
これを使って、ワタシは最近この「とあるお客さん」からのFAX注文をメールで受信するようになってるんですよ(^^) ワタシは会社のメアドもiPhoneで受信できるように設定してます(というかiPhoneで受信できるようにしてる業務用のメアドは10以上もあるんですが)から、このお客さんからのFAX注文もちゃんとiPhoneで受けることができるんですね。もちろんMacでも受けてますけども。
なので、出張してるときでも手元のiPhoneでワタシ宛のFAXでの注文も処理することができるってわけ。
事務所にいるときには電子メールの形で届く注文を便宜上、プリンタで印刷して紙の形にする必要があるんですが、これは今まではMacでしかできてなかったんですが、iPhoneからAirPrintが可能になったので、メールで注文を受けたらそのまま添付ファイルをプリントすることまでiPhoneだけで完結できるようになっちゃったんですね(^^)
ちょっとしたことなんですけども、これがかなり便利でして。
iPhoneだけで注文を受けて、それを処理して印刷、っていう一連の処理ができてしまうのはいいですね〜(*^_^*)
今までならiPhoneでまず注文をメール受信しても、それからわざわざiMacのところまで行ってメールアプリを起動してiMacでもメールを受信し、しかるのちに添付ファイルを展開してプリンタで印刷、ってしてましたからね。
これがiPhoneで添付ファイルを確認したらそのままプリントアウトまでできるようになるってのはかなりいい感じなんですよ(^o^)
ってなわけで、iPhoneユーザでAirPrint機能を使いたいけどもHPのプリンタなんて追加で買えないし、っていう人はこのアプリ、試してみるだけの価値はありますよ〜(^^)/