
はい、そんなわけで日曜日に行ってきたアウディの試乗日記です♪
アウディのショウルームは自宅のけっこう近くにあるので、いちど行ってみようって思ってたんですよ。中でも気になってるのはS4っていうクルマ。アウディ80の系譜にあたる8代目のモデルでA4というのがありまして、現行モデルは2009年デビューだそうな。これのスポーツモデルがS4というわけですな。言ってみたらノーマルのインプレッサに対するSTIみたいなもの?(笑)
アウディ伝統のクワトロシステムをV6の3000ccターボエンジンと組み合わせ、ミッションはアウディスポルトマチックというデュアルクラッチATの7速。
最大出力が
333馬力だそうで(汗) なんとGRBろくむし号よりもパワフルなんですな。まぁ車重は1.7トンぐらあるようですが。
このS4に興味があったんですけども・・当然こんなスペシャルモデルはショウルームとかにあるわけもなくて(^_^;) とりあえずはカタログをもらおうと思ったわけで。
このモデルのベースグレードであるA4はショウルームにも飾ってあったので、内装の感じとかを見てみました(^^)
大きさとしてはGRBろくむし号よりもひとまわり大きい感じですけども、父親のBMW7シリーズよりはずっと小さくて取り回しもしやすそう。
試乗車はないのかなぁ? って聞いてみたら、A4のSライン(A4のスポーツパッケージみたいなヤツ)のアバンテ(ワゴンですな)がある、ってことで、これに試乗させてもらうことに。
A4はマイナーチェンジしてから1800ターボモデルがなくなって、現在のラインアップでは2000ターボになったんだそうです。
FFモデルとクワトロモデルがあり、クワトロのほうがやや高出力な設定。
試乗車はクワトロのアバンテだったので、211馬力を発生する2000ターボです。
乗り込むと、ドアを閉める音がバスン! って感じでいかにも独逸車ですな〜(^^) この辺はやっぱりカッチリしてますわ。あとから見たんですが、ドアのヒンジとかすごい分厚い鉄のかたまりを使ってあるんですね。
ムクの鉄ですよ、ムク(汗)日本車だとヒンジはプレス成形した鉄板なんですけどねぇ。
エンジンルームを見ても、
バルクヘッドが2重になってるとか、
サスペンションの取り付け部(ストラットタワー)も2重になってたりと、やたらと頑丈というか剛性感のある作りになってるんですね・・いやはや驚きました。こういう部分の剛性が全体の乗り味に大きく影響するっていうのはよく知られていることですよね。こういう見えないけれども大事な部分にしっかりとお金をかけてるからこそ、質感の高い走りが生まれるんでしょうねぇ。
VWだとDSGと呼ばれているデュアルクラッチを搭載した7速AT、ワタシはこれが初体験。ATとはいうけども、クラッチで動力の断続を行うマニュアル車と同じミッション構造で、偶数ギアと奇数ギアで別個のクラッチを持っていて、一方のクラッチを繋いで走っているときには他方のクラッチが変速に備えて準備をしており、変速するときにはクラッチを瞬時に切り替えて変速をおこなうというシステムなんですな。
これ、実際に乗ってみるとパワーの切れる瞬間がなくて、クラッチを使ってるのにトルコンみたいにするすると変速していくのがなんとも不思議な感覚です。
でもトルコンやCVTのように滑っている感覚は全然なし。そりゃまぁそうです、クラッチなんですから。いわば
全域ロックアップ状態みたいなもんですよね。
秀逸なのはシフトダウン時。素早くシフトダウンすると、ちゃんと空ぶかし(ブリッピング)してスパン!と繋いでくれるんですよ。これは実に気持ちいいですね〜♪
このデュアルクラッチシステム、たとえば4速から2速へと「1段飛ばしシフトダウン」とかしたらちゃんと変速できるのかな? ? って前から疑問に思ってたんですが・・当然、そういうのはまったく問題なし。普通に1速シフトダウンしたときとほとんど変わることなくブオン! ってブリッピングしてすんなりとシフトダウンしてくれるのでした。タイムラグも全然変わりませんでしたよ。これならちょっと峠道を飛ばすようなシチュエーションでも全然OKでしょう。というかパドルシフトも付いてるし、MTで走るよりもスムーズに、思った通りに変速できちゃいそうな気がします。
試乗したのは2000ターボ、211馬力のクワトロモデルだったのですが、営業さんのご厚意でいつもワタシが走っている某山道を走ってもいいですよ、ってことになりまして(笑) インプやそのほかのクルマでも試乗っていうと走るワインディングセクションをA4でも走ってみました(^o^)
211馬力の2000ccエンジン、まぁインプよりは非力ですけども、通常のクルマからしたら十分なパワーです。電子制御てんこ盛りの洗練されたクワトロシステムとターボラグのない、低速からもりもりトルクのターボエンジンと相まって、実にスムーズに、そしてけっこうハイペースに、あの荒れた路面のタイトコーナーを駆け抜けてくれちゃうんですよね(汗)インプと同じ2000ターボだけども、小さなタービンを低回転からレスポンスよく回すというセッティングで、踏めばすぐにトルクとパワーが出てくる感じはNAみたい。これは父親の7シリーズにも共通する最近のレスポンスや燃費を重視したターボエンジンに共通する特徴ですね。こういうエンジンと比べてしまうと、いくらレスポンスが良くなったとはいってもインプのターボは相変わらずのどっかんターボだなぁ〜って思っちゃいます(^_^;) もちろん最高出力が全然違うし、MTとATの差も大きいんでしょうけども(ATだとアクセル踏めば勝手に過給をしっかりできる回転域までシフトダウンしますからね)
ただこれには正直ちょっとビックリ。。こんだけ活発に走るんだったら別にS4じゃなくても全然いいかも、っていうぐらいに普通に速いんですよね。しかも安定してるしスムーズだし。いやはやさすがはラリーで鍛えた、モータースポーツ大好きなメーカーのクルマだなぁ っていうのを肌で感じちゃいました。
タイヤはSラインってことで、ちょうどGRBインプと同じ245/40R18のポテンザRE050Aを装着してました。。。奇しくもGRBろくむし号の純正装着タイヤとまるっきり同じなんですよね(^_^;) 外車の場合にはタイヤの銘柄は4種類ぐらいあって、どれが装着されてくるのかは納車のときまで分からないんだそうですけどね(汗)
ワインディングの行き帰りに町乗りの乗り心地とかもチェックしましたが、これはもう文句なし。やや硬めというか、しっかり感の強い足回りですけども、とにかく剛性感があってカッチリとした乗り味です。足回りはよく動いてるんだけどもどっしりとスタビリティがあって、サスペンションは実に細かくよく動いてくれてるけども、それをガッチリとしたボディがいなしてしまう、という印象。エンジンの音はしっかりと届くけれども不快じゃなく、とてもいい心地のエンジンの鼓動が聞こえる、という塩梅ですね〜(^^) まさしくサルーンっていう感じでしょうか。正統派独逸車、という雰囲気ですな〜。
それから、アウディは快適装備なんかもかなり充実してて、BMWやVWと比較すると「お買い得感」が強いのもアウディの特徴なんだそうで。同じクラスの中では一番室内も広く、装備も一番充実してるんですね。なるほどなるほど♪
外装はスッキリとしててシンプル、端正でスポーティな外観がスマートな印象ですけども、内装はというと、これまた独逸車によくある感じで、とにかくいろんなボタンが整然と機能的に装着されてる、っていうメカニカル感がいっぱい(*^_^*) こういうゴッチャリとした感じ、ワタシは大好きなんですよね〜 夜になるとイルミネーションでいっぱいスイッチが浮かび上がる、ってのがいかにも「コックピット」っていう感じでね〜(笑)
父親のBMWにも付いてるようなジョグダイヤルでエアコンだとかナビ、オーディオその他の操作を行うっていうのも最近のクルマの流行りでしょうか。営業さんが操作してるのを見ると、BMWのiDriveよりは直感的で分かりやすそうかな?
純正状態で6連装CDチェンジャー、ETC車載器、CDチェンジャーとは別にインダッシュにDVDドライブ、そしてSDメモリカードスロット2機、そしてiPodなどを接続できるコネクタを装備してるのもポイント高いですね。純正ですからキレイに取り付けられてます。CDチェンジャーとETC、iPodコネクタはグローブボックスの中にあります。
bluetoothハンズフリーユニットも当然のように標準搭載、そしてこれまた当然のように地デジ12セグのチューナーも積んでますね(^^)
このへんのエレクトロニクス関連は独逸車の中では一番充実してるような感じです。
レーダークルーズコントロールだとか、レーンチェンジの際の後続車警告システム、リアカメラに縦列駐車支援システムなどなどのハイテク装備も装着可能。
なるほどね〜 このA4クワトロアバンテでいくらぐらいなんですか? と聞いてみると・・・
500万円ちょっとから
だそうで(^_^;) な、なるほどね〜(滝汗) で、S4は?
セダンで約800万円
あ、あ、そーですか(^_^;)(^_^;)(^_^;)
GRBろくむし号の2台分なんですな(爆汗)
ご来店アンケートっていうのもご多分に漏れず書いてきたんですけども、「愛車の買い換え時期は?」という設問に、一番最後に書いてある
・予定なし
というところにチェックを入れなければならないこの切なさよ(笑)
しかしまぁ、ワタシの中では独逸車っていうと基本設計がシッカリとしてて、カッチリとした重厚で堅牢な乗り味が特徴、ハイテク装備による快適装備だとか操縦安定性っていうと日本車の独壇場だというイメージがあったんですが、ことアウディに関してはハイテク装備もえらく進んでて、日本車よりもずいぶんと贅沢にあれこれ奢ってあるような感じがありますね。
もちろん独逸車的なカッチリとした剛性感のあるボディワークと乗り味はバッチリ活かされてて、これにハイテク装備満載っていうのは実に魅力的ですね(汗)
う〜ん、、、故障とかはどうなんでしょうね?? こればっかりは実際に所有してみないと分からない部分かも知れないですけどね・・。
まだまだ車の買い換えなんて先の話なんですけども、とりあえず「次に乗るならどんなクルマがイイかなぁ〜?」なんて漠然と考えながらあれこれと思いを巡らせてみるのも、これはこれで楽しい時間かもしれないですよね。
まぁ問題なのは・・・この徳島のアウディの代理店ってのが・・・マツダのディーラーさんがやってるところだったりして、このマツダディーラーさんってのはうちの会社のトラックをほぼ一手に引き受けてもらってるディーラーさんだということ(^_^;)
営業さんが会社まで乗り込んできそうで、ちょっと怖かったりしますけどね(滝汗)
まぁそのへんのことはまたあとから悩むことにしましょうかねぇ〜 知ーらないっと!(ちゅど〜んっ!)
なにはともあれ、久しぶりに試乗なんてしたのでけっこう楽しかったですね♪
今度はVWのパサートに試乗してみようかな なんて思ってたりするのでした(^^)