
昨日の夕方、仕事がひと段落したワタシは父親のBMW740iを借りて、一路BMWのショウルームへと向かいました。目的は・・・土日でBMWが開催していたニューX1シリーズの試乗会。
いえね、ワタシ的にはX1には全然興味はなかったのですが(爆)、なんせ入場者全員にBMWのロゴマーク入りの腕時計がもらえるってことだったからなんですね(ちゅど〜んっ!)
父親のところにそんなDMが届いてたんですわ。そういうネタとなるとすかさず反応してしまいますよね〜(笑)
ってなわけで、父親は行くつもりも全然なかったので、ワタシが740iを借りて出撃したのでした(^^;) いえ、別にろくむし号で乗り込んでも良かったんでしょうけども、やっぱりBMWに乗っていった方が扱いも違うかなぁ なんて思ったものですから(苦笑)
さて、とりあえずショウルームに到着すると、先客は1名だけのようでした。ワタシとしてはX1にはあんまり興味はなかったんですけども、それとは別に興味を引くクルマがあったんですよ。それはX1と同じく、最近新型にモデルチェンジしたという1シリーズ。つまりは116iと120iという5ドアハッチバックなんです。
このクラスのクルマ、今まではほとんどスルーしてたのですが、なんせBMWがキライらしい某自動車評論家が手放しで褒めるほどにデキのいいクルマらしい(汗)
同じクラスに属するレクサスCT200hよりもクルマとしてのデキがいいばかりか、価格も安く燃費もいい。とにかく乗っていて楽しい非のつけどころがないクルマだというんですよね。そうなると俄然興味が湧くじゃないですか。
イマドキの輸入車の文法に従って、従来よりも小さな排気量のエンジンに過給器を取り付けてパワーと燃費を稼ぐ、というタイプのクルマのようでして、この116iと120i、エンジンは1600ccのツインスクロールターボ。120iというネーミングからしたら、以前のBMWならは2000ccのエンジンを積んでそうなものですけども、120iのほうも実はエンジン自体は同じ1600ccのツインスクロールターボなんだそうで。
ただしチューニングが違うらしく、116iのほうは136馬力、トルク22.4kgmで、120iのほうは170馬力、25.5kgmというスペックになります。
X1ではなく1シリーズのほうの試乗をお願いしたら、父親の740iを担当してくれている営業マンさんが出てきてくれて試乗に案内してくれました(^^)
試乗に出てきたのは116iの「Sport」というモデル。116にも120にも、ノーマルモデルとSport、Styleという3つのタイプがあるんだそうです。Sportは名前の通り、ノーマルからスポーツシートや赤いアクセントラインのあしらわれたインテリア、スポーツサスペンションなどが付いているモデルで、ノーマルから10万円アップ。でもこんだけいろんな装備が追加されてて10万円高いだけならけっこうオトクかも。
しかもこの1シリーズ、ノーマルの116iで308万円なんですよ(汗)同じクラスのレクサスCT200hよりもだいぶ安いんですよね。
まず、運転席に座って驚いたのは・・
運転席の眺めが740iといっしょやん!
ってこと。BMWのエントリーカーである116iの運転席の眺めとアッパーレンジである740iの運転席の眺めがほとんどいっしょ、っていうのは国産車ではあり得ないことじゃないかと(汗)
もちろんメーターの意匠なんかが違ってたりはするんですけども、BMW独特のシフトノブなんてまるっきりいっしょだし、これまたBMW特有のデバイスであるiDriveもまるっきり同じ。ダッシュボードに並んでいるエアコンやラジオ関連のスイッチにいたるまでが7シリーズとほとんど同じで、7から乗り換えても全然違和感もなく、そのまま操作できてしまうんですよ。これって同じメーカーのクルマであるとはいえ、普通はあり得ないことではないかと。
言ってみれば、ヴィッツとレクサスLS(まぁクラウンでもいいんですが)で運転席に座ったときの眺めが同じかどうか、スイッチ類の操作体系が同じなのかどうかを考えてみたらそのスゴさが分かるのではないかと。
さらに驚いたことに、クルマの操作系がほとんど同じにできているというだけではなく、ギミック的な要素も含めた電子デバイスのたぐい、いろんな電子装備にいたるまでは7シリーズと1シリーズでほとんど差異がないというこの事実(滝汗)
オートライトやオートワイパー、iDrive、カーナビ、ステアリング連動のライトやレーン逸脱警告などなど・・。いわゆる「快適装備」と呼ばれるような装備は7シリーズでも1シリーズでも関係なく標準装備されている、あるいはオプションで装備が可能なんですよ・・。
リアシートに座ってみれば、なんとエントリークラスでありながら、リアシート専用のエアコンの吹き出し口も付いてるばかりか、リアシートだけ独立して温度調整することまでできたりします(滝汗)
ずいぶんと昔から、ヨーロッパ車の開発ポリシーというのは「まず基本としてベーシックなエントリーカーを全力で開発し、これをベースとしてアッパークラスを開発する」というものである、と聞いたことがあります。まずベーシックカーをきっちりと造り込み、これに贅沢な装備などを追加することで高級車を作っていく、というやりかたですね。
対する日本車というのは、ベーシックカーと高級車は別々に開発されます。どちらかというと重要なのはより利益の取れる高級車であり、ベーシックカーは「コスト削減」が大命題とも言えます。最近でこそベーシックカーの重要性に国産車メーカーも気づいてきたようには思いますが。
この1シリーズを見たときに、なるほどそうなんやなぁ って思いました。1シリーズも7シリーズも、たしかにまごうことなき
「BMW」なんですよ(^^) ベーシックカーであろうと高級車であろうと、違和感を感じることなく操作ができる。電子デバイスがてんこ盛りで操作が複雑になっている今のクルマであろうとも、迷うことなく全ての操作ができる、っていうのはスゴいことだと思えるんですよね。
長くなりましたが(^^;)、まず運転席に座った瞬間にそんなことを思ったのでした。。そんなわけで、レクチャーを受けるまでもなく国道に出た116i・・・まず走り出して感じたのは
「軽快感」ですね。大きさとしてはろくむし号(GRBインプレッサ)と同じぐらいなのですが、操作感が軽いだけでなく、車重も軽く感じますね。夕方のちょっと渋滞気味の国道ではホントに町乗りスピードで周囲の流れに合わせて走るのみだったのですが、それだけでもこのクルマの素性の良さは十分に感じることができました(^^)
1600ccで136馬力というエンジン、ふだん2リッターで308馬力というクルマを運転しているワタシですけども、非力な感じは全くないですね(^^) ちょっと踏んでやれば十分なパワーで周囲の流れをリードすることは簡単です。町乗りでは8速ATが実にいいマナーで変速を繰り返し、常に最適なギアで走行してくれます。
実に流麗で静かな走りですね〜。クルマの挙動も実に自然で「ああ〜FRってやっぱりいいねぇ〜 ナチュラルやなぁ〜」ってなもんです(^o^)
まぁ町乗り試乗で感じたのは「よくできたいいFRコンパクトだな」っていう印象だったわけですけども、それがイッキに、劇的な印象となったのはその直後でした。
流れのいいバイパス国道から、まるっきり高速道路のインターチェンジにあるような左まわりのランプウェイを下って県道に合流しようかというときでした。
左にウインカーを出し、左まわりにランプウェイを時速60キロ弱からすーっと曲がって下っていくとき。。このときのステアリングの切り始めからクルマがすーっと回って実に自然に回っていくんです! このナチュラルなハンドリングのフィーリング! 実にしびれましたよ(^^)/
うわ〜なんだこれ!! ってなもんです。自分の思った通りに、というか、イメージしたとおりにクルマの方から意志を持って回っていくかのようなコーナリング。FRだというだけではこのようななんともいえないナチュラルなハンドリングはできないのではないかと。見事な前後の重量バランスやサスのセッティング、タイヤの選定、そしてシャシーのセッティング。全てのものがカッチリと強調して動いているからこそ、ここまで絶妙な
「乗り味」が出てくるんだろうなぁ〜 って思えました。ホント、このランプウェイでBMW1シリーズっていうクルマに惚れましたね(笑)
この感覚はまるで、かつてワタシがGDBインプレッサの試乗をしたとき、高速道路のような元有料道路の入口で、2速からフルスロットルしたときの、あの激動の体験と同じような感覚でしたよ(^^)
そんなわけで、とにかくあんまり印象を持っていなかったBMWの1シリーズというクルマ、ひいてはBMWという自動車メーカーのスゴさっていうのを体感した試乗となったのでした。
ワタシ自身はGRBのローンもまだまだ残っていますし、新車に乗り換えるような財力もプランも持ち合わせていないのですが(^^;) これはホントにいいクルマだな、と素直に思いました(^^)
そして、半年ほど前に
「7シリーズは大きすぎるから、小さいクルマがほしい」と言ってMiniを買う寸前まで行ったうちの父親に教えなくては! と痛切に思ったのでした(笑)
試乗から帰り、会社で父親にこの1シリーズのことを報告しました(^^) そりゃもういいクルマだぞ! 前にMiniを買うとか言ってたけど、小さいクルマがいいっていうのだったら絶対この1シリーズがオススメやで! と言うと・・・
ほぉ〜
と、まんざらでもない様子でしたよ(*^_^*) さてさて、これで父親の
「もうちょっと小さいクルマに乗りたい」病が再発したのは間違いなさそう(笑) 実は1週間ほど前に会社で使うために購入した中古の15万円な軽トラックをやたらと気に入って、7シリーズを会社に置いてこの軽トラックで通勤しているのをワタシは知っているのです(ちゅど〜んっ!)
なぜそんなことをするのか聞いたら
「ちっちゃくて乗りやすいからな〜 7は大きいんよなぁ〜」だそうで(^^;)
そんなわけなので、今日は休日だったし父親をBMWのショウルームに強制連行するはずだったのですが、結局今日は行くことはありませんでした(^^;) 父親も「こりゃショウルームに行ったらヤバいかもなぁ」って自分で言ってたので、あえて避けた可能性が高いです(苦笑)
そのうち絶対に父親をショウルームに連れて逝ってやるぜ(笑)
そうそう、そもそも昨日BMWのショウルームに行くきっかけとなったBMWブランドの腕時計ですが・・・
バッチリとゲットしてきましたよ〜(^^)/
来店記念でもらえるモノだし、たいしたモノじゃないんだろうと思ったのですが・・・なかなかどうして!重量感のあるしっかりとした作りの腕時計でした♪ デザインもなかなかのモノでしょ?
いや〜 いいもんもらっちゃったよ〜 なんて悦に入ってたのですが・・・
壊れてました(ちゅど〜んっ!)
いやね、時間を合わせてからリューズを押し込んで起動したら、秒針が動き始めたので腕に巻いてみて、もう一度文字盤を見たら・・・
秒針が止まってるやん(涙)
何度も試してみたんですが、秒針が動き出しても3秒ぐらいですぐに止まってしまうんですよ(号泣)
ひょっとして、電池がもうダメになってるのかな?? と思って実は今日、時計屋さんに行って電池交換をしてもらったんですが・・・それでもダメ(泣) 3秒ぐらいですぐに止まってしまうんです。
そのことを言って、時計屋さんにもう一度試してもらったんですが、どうやら内部の電池を保持するためのプラスチック製のパーツの組付けがユルくて、電池が接触不良を起こすようです。そんなわけだったので、交換した電池を元に戻してもらって帰ってきたのでした(苦笑)
あ〜あ、まぁタダでもらったものだし諦めるか、、まさかもう一回ショウルームに行って「壊れてた!」とクレームを言うのもねぇ(^^;)
そんなわけで、諦めていったんはゴミ箱に放り込んだんですが、どうせだったらどういう構造になってるのか自分で分解してみたれ! と思って、クルマの工具で無理矢理時計の裏蓋を引っぺがそうとしたんですが・・これがなかなかうまくいかない(苦笑) もういいや! ということになり、もう一度ゴミ箱に入れようとしてふと文字盤を見ると・・
あれ? 動いてる?(どっか〜んっ!)
というわけで、ゴミ箱に放り込んだときの衝撃で通電するようになったのか、それとも裏蓋を引っぺがそうとして時計の方が抵抗を諦めたのか(笑) 何にしてもなんとか動くようになったので、とりあえずは様子見のためにMac部屋のデスクの上に置いてあります(^^;)
さてさて、時計は今後もちゃんと動いてくれるのか!? ・・・じゃなくて(笑) 果たして父親は1シリーズを買っちゃうんでしょうか!? 今後の展開に興味津々です(^^)