
それは突然に決まったのでした。 土曜日にうちの会社から地物の鮮魚をてんこ盛りで中部地方の某スーパーチェーンさんに発送したのですが、その着荷状態の確認やお客さんの反応を見たいよねってことになり、日曜日の朝早くにこちらを出発して実際に岐阜や愛知にあるこのスーパーさんのお店まで行こうってことになりました(爆)
社長が言い出しっぺなんですけども、ワタシも担当してる者としてはこのへんは気になるところではありますし、いっしょに視察に行こう! ってことになりまして。実はうちの社長(父親ですけど)は若かりし頃は名古屋で勤務していた経験があり、名古屋は第二の故郷として思い出深い土地でもあるってコトで、視察の帰りに名古屋に回って懐かしい思い出の地を散策してみたい、っていうのもあったようです。
さて、まぁ普通なら順当に社長の740iでばびゅーん! っていうところなんですけども、今回はワタシのゆうさくくん号で出撃することに。だってほら、実際に運転するのは全行程ワタシになるのは最初から分かってることですし(^_^;) それなら今までほとんど通勤使用ばかりでロクに長距離を走ったことのないゆうさくくん号で初の長距離ドライブに出てみたい、ってのがあったんですよね。それに740iとだったら明らかに328iのほうが燃費はいいでしょうしね。
そんなわけで、ハイオクガソリンを満タンにして日曜日の午前6時に徳島を出発したのでした。今までゆうさくくん号で一番遠くまで出かけたのって、大阪の泉南方面なのです。往復で250キロぐらいでしょうか。これが1回あっただけで、あとはほとんど徳島を出たことすらない、っていうような状態なんです、ゆうさくくん号って(^_^;) これではやっぱり勿体ないっていうか、せっかくのF30が泣いちゃいますよね。
さて、高速道路に入ったらクルーズコントロールをONにしてひたすら巡航です。 徳島から関西、中部方面に出かけるとなると淡路島を経由して明石に渡っていくことになるわけですが、この淡路島の中を縦断している本四道路っていうのがね〜 なんとも単調でものすごーく眠たくなる道なのです。
GDB、GRBというインプレッサ時代、そしてその前のストリームの時代でもこの淡路の高速道路は何度となく通っているわけですけども、ホントに睡魔との戦いになるんですよ(汗)どんなに睡眠を取っていても眠たくなってしまうんです。
それがどういうわけなのか!? ゆうさくくん号で走っていたら眠くならないのですよ!(^^) 目玉シャッキンのままでぐいぐいと走って行くゆうさくくん号。今までなら淡路島を出る前にだいたい「淡路サービスエリア」で休憩を入れないと続く本州の区間で息切れしてしまうんですけども、そんなこと全然気になりません。軽く淡路サービスエリアを飛び越えてイッキに本州へ。そこから第2神明、阪神高速3号神戸線、名神高速道路、そして大山崎から京滋バイパスに入ってさらに新名神へ。 ここまでまったくノンストップで250キロ以上をイッキに走り抜けて同乗者から「おしっこしてコーヒーでも飲もうや」というリクエストが出て、初めて休憩を入れたのが新名神の甲南パーキングという小さなパーキングエリアでした。
ここで初めてゆうさくくん号を降りたんですけども・・まるで疲れていないワタシ(^^) こんなにも疲労の少ない長距離ドライブって初体験ですよ! ワタシが一番ビックリしてたのでした。。
さて甲南PAから目的のスーパーさんまではすでに100キロを切っています。もちろんそのままイッキにお店までストレートに向かいました。スーパーさんでは前日に到着していた徳島のオサカナがてんこ盛りでお客さんの反応もかなり良かったようで何よりでしたよ(*^_^*) かなりいい手応えでしたね!
ここからさらに数店の店舗を回ってから、一路名古屋に向かうことに。いったん岐阜のほうまで戻っていたのですが、ここからまた50キロ弱の一般道を走って名古屋入り。名古屋駅でゆうさくくん号を地下駐車場に駐めて、なにやら社長は地下鉄に乗って移動する模様。
なんせどこに行くのかもまったく告げないままなので、ひたすら社長にくっついていくしかないご一行(^_^;)
どこに行くのかと思ったら、名古屋駅からたったひと駅だけ乗って地下鉄を降りて、かつて社長が若かった頃に勤務先の上司に月に一度だけお昼に連れて行ってくれていたというすき焼きのお店で昼食を取ることに。
宮鍵 というお店だったのですが、このお店はかしわとウナギのお店なんだそうです。いわゆるひつまぶしとか食べるのかな? と思ったら・・・
注文したのはすき焼きでした(爆)
汗をぶいぶいかきながら歩いてきて、熱々のすき焼きを食べることになるとは思いませんでしたが、、なんとこのお店のすき焼きは名古屋コーチンを使ってるんですよ。牛肉ではないんですね。
へぇ〜 と感心しつつ食べてみたら・・・うん、ウマい!(*^_^*) いっしょに焼き鳥とかもいただいて、なかなかに贅沢な名古屋名物料理を堪能したのでした♪
ランチのあとは社長がかつて勤めていた会社のあったという場所の周辺を散策。といっても、懐かしいのは社長だけで、他のメンバーには何の所縁もない場所なので、とりあえず日陰で一服しながら社長のお散歩タイムが終わるのを待っておりました(^_^;)
それから一路また高速道路に乗って徳島を目指します。
ほぼイッキに朝から300キロ走ってきて立て続けに数店のスーパーを視察して、さらに地下鉄に乗ったりして歩き回り、それからまた車の運転をして高速道路を移動・・・ともなれば帰り道はこれまた疲れて眠くなりそうなモノなのですが・・・
眠くない♪(^^)/
決して緊張してて眠たくないのではないんですよね、感覚としては運転しつつもすごくリラックスしてるんです。でも眠くはない。 これは不思議な感覚でしたね〜 なんだろう??
きっとね、リラックスして運転してるんだけども、運転を楽しんでるんですよ。まさしく
駆け抜ける喜びなんです。
この感覚は今までには無かったものです。
インプレッサに乗っての長距離移動っていうと、変化に富んだ道や周辺にクルマが多い交通状況の中を走っていると眠たくはないんですが、走り終わってみるとどっと疲れている。淡路のような単調な区間だと、とにかく眠たくなる。ここ10年ぐらいは長距離を運転するととにかく「緊張状態で疲れる」か「単調すぎて眠い」というどちらかの状況になることが多かったので、正直なところクルマでの長距離移動っていうのはあまり好きではなかったのです。なので、出張でクルマに乗って移動というときでも、ワタシはたいていリアシートでひたすら寝ているっていうのが好きで、自分で運転するっていうことはあんまりなかったんですよね(^_^;)
若い頃はとにかくクルマに乗ってたらそれだけでシアワセで、どこに行くにもクルマだったんですけどね(苦笑)
そんなことがあったので、先日の家族旅行でもポルテさんを出動させることもなく、電車を乗り継いで呉まで行ってきたわけです。
しかしどうしたことでしょう? ゆうさくくん号での長距離ドライブっていうのは実に楽しい♪ そしてまったく疲れないんですよね。これが欧州車の真骨頂なのか!?(*^_^*) 前の愛車だったインプレッサは2台ともレカロを装着していました。 なので長距離移動でシートに座っていること自体が身体的に辛いっていうことはなかったんですよね。腰が痛くなったりとかいうことはありませんでした。これはもう単純にレカロの性能だと思います。
でも、移動が終わった後で疲労感に襲われるとか、単調な道だと眠くなるっていうのはクルマ本来のキャラクターなのでしょうね。
ゆうさくくん号はMスポでもないので足まわりはどちらかというと柔らかめの純正アシ。そしてシートもワタシ好みだったホールド性の高いバケット形状でもない、通常のタイプのシートです。
このシート、こんなにも当たり前の形状ですけども・・・とにかく身体のどこにも負担が来ません。300キロイッキ乗りでもまったく平気です。もう若くはないワタシをもってしても疲れ知らずです。
もともと欧州車のシートの基本性能が高いっていうのは自明の理なので、あるていどこれは分かるんですけども・・・それでもね、シートがいいだけではどんなに走っても疲れないという状態にはならないっていうのは前の愛車だったインプレッサの頃の経験でも明らかです。
こんなにも疲労感がなく、ひたすら楽しくどこまでも運転できるっていうのはやはりクルマ全体のトータル性能が高いというか、バランスがとてもいいんでしょうね。
よく
「欧州車は想定されているスピードレンジが高いから、高速域での安定感がいい」という話を聞きます。これはもちろん正しいと思います。でもそれが全てではないような気がします。
高速域での安定感ということだけでいえば、もちろんF30はとても高い性能を持っているとは思います。でも、正直なところスバルのAWDを所有し、体感している者の感覚としては安定感だけというのではあればスバルAWDのほうがレベルは上だと思います。そして雨が降ったり風が吹いたりと、走行環境が悪化すればするほど、スバルAWDの安心感、安定感っていうのはその真価を発揮します。とにかく「どんな状況でも鋼のような安心感、接地感で走ることができる」というあの感覚は素晴らしいです。これはBMW以上のものであると思います。
インプレッサで高速道路を突き抜けるときの、あの地面を掴んで離さない、どこまでもレールの上を走って行くかのような絶対的な感覚っていうのと、F30で走るときの安定感っていうのはちょっと違うんです。
インプレッサではとにかく鋼のようにガッチリとした剛性感があるんですが、F30だとそれよりも自由度が高いというか、とにかくドライバーの意志に忠実に動こうとする、という感覚が強いような気がします。
高速道路ではドライバーが「真っ直ぐ走りたい」と思って操作をしていれば、クルマをその意志をしっかりと受け止めて真っ直ぐ走ろうとしてくれる。でもひとたびレーンチェンジをしようとすれば、クルマは実に素直にドライバーを意志をくみ取ってとてもナチュラルに動いてくれる、というか。低速で交差点を曲がるようなときとほとんど同じ感覚で高速レーンチェンジもこなしてしまう。あくまでクルマの中心軸にドライバーがいて、ドライバーが中心になってクルマがナチュラルに向きを変えていく。何というか、クルマの動き方が人間の感覚にリニアというか、違和感がないというか。なんとなくその動きはドライバーの意志を含んだ有機的なものであるかのような。そんな感覚があります。
インプレッサでの操作感っていうのはこれとはちょっと違ってて、とにかくドッシリと構えていて、ステアリングを切らない限りはひたすらクルマが自動的に真っ直ぐ真っ直ぐに走ってくれる、という感覚なのです。ステアリングを入れるともちろん機敏に反応してくれるのですが、F30の感覚と対比させて表現するならば、どこかデジタル的な感覚があるというか。それが悪いとはいいません、絶対的な数値としてはおそらくはインプレッサのほうが高いんだと思いますし、そうした高性能を制御するための方程式としてこうした運転感覚になるのは万人がこうした高性能を御すためには必要なセッティングなんだという気もします。
F30、というかBMWの運転感覚にはもっともっと有機的というか、人間の感覚に素直にクルマが反応するという感じがします。たとえそれがドライバーの誤った操作に起因するものであったとしてもクルマは素直に反応しちゃうわけですけどね(苦笑)
なので、高速道路を真っ直ぐ走っていても、ワタシが真っ直ぐ走りたいと思っている限りは必要以上にかたくなにまっすぐ走っているという感覚ではなく、あくまでドライバーの次の指示待ち状態で真っ直ぐ走っている、という感覚なんですよね。う〜ん、なんか分かりづらい表現ですけど(^_^;)
まぁとにかく、鋼のようにひたすらどっしりと落ち着いた走行感覚というのとはちょっと違う気がするのです。高速域での安定性が高い、というヒトコトでは終わってしまえない、奥深いものがあるような気がします。
そんないろいろなファクターが重なり合って、結果として「楽しくて疲れない運転感覚」になるんだろうな、って思います(^^) ドライバーの感覚にリニアだから、運転してるものに負担をかけない、ということなのでしょうね、きっと。
さてさて、そんなわけで初の本格的長距離走行を終えて徳島に帰ってきたときのオンボードコンピュータは・・・
665キロ走って平均燃費15.3キロ/リッター(^^)/(^^)/(^^)/
こりゃスゴいっす!
もちろん燃費運転なんて何にもしていません。空いている区間では基本的にクルーズコントロールをONにしてましたが、エアコンは全行程の2/3で使用しています。
そして帰着してから気がついたのですが、全行程コンフォートモードのままで走ってたんですよね(ちゅど〜んっ!)クルコンをONにしたらエコプロモードで十分なのにねぇ(^_^;) これは今回はまるっきり忘れてました(汗) これ、エコプロモードで走ってたらもっと燃費が上がってた可能性がありますよね。 残念!!
満タンで出かけて戻ってきて再び同じスタンドで満タンにしたのですが、入ったハイオクガソリンは40リッターちょっと。まさしくリッター15キロ走ってる計算になりますね!
高速道路でも溢れんばかりのトルクを活かして、追い越し加速でムダにキックダウンすることもなく、高いギアのままですいーっと追い越しもできるし、坂道でスピードが落ちることもシフトダウンすることもなく、こともなげに走りきってしまえるこのエンジン性能。ごく普通にドライブを楽しんでこれだけの高燃費をたたき出してくれたらもうワタシは何も言うことはありませんよ。
これがインプだったら・・・とりあえず高速道路でもリッター10キロいくかいかないか、という燃費でしたから、何はなくとも名古屋で一度給油をしないと帰って来れない計算になります(インプのタンクは60リッター)
この差も大きいですよね〜(^^)
とにかくも今回の長距離ドライブでBMWというクルマの真価の一端を覗いたような気がしました(*^_^*) そして、ふたたび長距離ドライブが好きになりそうな予感♪
今回の出張で通過してきた長島や鈴鹿といったインターの看板を見ていると、長島温泉スパーランドや鈴鹿サーキットあたりまで日帰りで遊びに行くなんていうのも全然苦ではないのかも、なんて思っちゃいましたよ(^^)
ただそのときの問題は・・・家族全員5人を乗せるとゆうさくくん号が満車状態になってしまうので、さすがに乗員が長時間の乗車に耐えられなくなる可能性が高いですが(滝汗) ドライバーだけは安楽なんですけどね(^_^;) リアシートに3人っていうのはやっぱり辛いでしょうね・・4人なら何の問題もないのですが。
さて、とにかく楽しいロングツーリングを楽しんで帰ってくれば・・・
はい、こういうことになってしまいますよね (^_^;)
高速道路を飛ばして帰ってくるとどうしてもムシがいっぱいフロントにくっついてしまうのですが、以前なら帰ったら疲れ果ててしまい、後日カピカピになったムシを取るのに洗車してひと苦労、っていうのがお決まりのパターンでしたが・・・なんと今回は!
そのまま帰り道にスタンドで洗車機通して拭き上げ洗車!(^^)
なんてことをする余裕まであったんですよ(爆)
650キロ走って帰ってきてそのまま洗車してムシ取りなんてねぇ それでも別に疲れてないんだからビックリです。恐るべしF30!(笑)
まだ固まっていないムシは洗車機を通してあらかた取り去って、それからタオルで拭き上げてきれいさっぱり(*^_^*) ピカピカのクルマで帰宅したのですが・・・
今日は大荒れのお天気!(ちゅど〜んっ!)
洗車雨男のジンクスが見事に復活です orz
しかも今日は強風までミックスされてたので、雨に土埃が混じってゆうさくくん号には黄色いシミがイッパイついてまだら模様に(号泣)
はっきり言って昨日の出発前よりも遥かに汚い状態になってしまいましたよ(ため息)
ま、まぁムシがきちんと処理できただけでもヨシとしましょうか(^_^;)
さて、次はどこにお出かけしましょうかね!(^^)/
・・・あ、でも高速代がないなぁ(どっか〜んっ!)