
生まれて初めてだったんです、オーケストラの生音をコンサートホールで聴いたのって。。。
私が初めて行ったオーケストラコンサート・・・それは
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ オーケストラコンサート 凱旋公演」でした(*^_^*)
このコンサートのことを知ったのはたまたまだったんです、私の知人がTwitterでつぶやいていた内容からこのコンサートのことを知ったのです。そしてこのコンサートが実は去年全国の都市で開催されて好評を博し、今回はアンコールに応えるカタチで2回限定で今年再び公演されることになったのでした。。
内容はというと・・・もちろん、あの「まどか☆マギカ」の劇場版である
「始まりの物語」と
「永遠の物語」の劇伴曲を東京芸術劇場でフルオーケストラが演奏する、というもの。そうです、梶浦由記さんの作曲されたあのクオリティの高いサウンドを、東京室内管弦楽団を中心としたオーケストラ楽団が演奏する、そしてその司会はなんと! キュウべぇの中の人、加藤英美里さん(*^_^*)
・・もうこの内容を知ったら、行かないわけにはいかないですよね(^^)/ 私は一も二もなくその場でオンライン予約に申し込み、飛行機のチケットから宿泊するホテルまで予約してしまったのでした(笑)
しかしイキオイで予約しちゃったものの、オーケストラの演奏をコンサートホールでナマに聴くってどんな感じなんだろう? まど☆マギの曲を演奏するというけれど、アレンジを加えてるんだろうなぁ さすがにまったく同じように再現するにも楽器の編成とかも曲によって違うし、原曲ではエレキギターやドラムを使った曲も多いし。。。
と思っておりました。そもそも東京芸術劇場っていうのがどういうところなのかもまったく知りません(^_^;) だってオーケストラのコンサートなんて行ったことない、、というかそんな世界とは縁遠いところで今までずっと生きてきましたから(汗)
初めて訪れた東京・池袋の東京芸術劇場は、私の想像を遥かに超えた場所でした。。
まさしく
どーーーん!! って感じでしたね〜(滝汗)まさかこんなにも大きくて立派な施設だったとは(^_^;)
今回、まど☆マギのオーケストラコンサートが行われるのはこの芸術劇場の最上階にあるコンサートホール(大ホール)というところで、なんと!この建物の5Fにあるんです(^o^)
とにかく、何から何まで初めての体験だったわけですけども・・会場入りしてその圧倒的なホールの存在感にホントに吸い込まれそうになっちゃいました(^_^;)
残念ながらホール内は撮影も禁止だったので、中の様子をそのままお伝えすることはできないのですが(汗) まぁこんな感じです。
このトビラの中がコンサートホールです。ちらっと舞台の上の楽器が見えるかと思うのですが。。このホールの中に入るとiPhoneの表示は
「圏外」になるんですよね。どうやらケータイの電波を遮断する装置を導入している様子。
なるほど、さすがだな〜(*^_^*) もうこんなところからして一流です!
いやがおうにも高まる期待! ドキドキしながら席につき、開演の時間を待ちました。会場内はほぼ満員です。私は「せっかくだから」とS席を取ったので前から数列目。直ぐ目の前に圧倒的なオーケストラが鎮座しております。
しずしずと演奏者の皆さんが登壇し、コーラスの皆さんも勢揃い。そして指揮者が入ってきて・・・ひとしきりの拍手のあと、訪れる静寂・・・指揮者のタクトが降られた瞬間・・・
(この動画はYoutubeからの引用です、やや再生スピードが早められてるようですが・・)
この曲のコーラスが始まった瞬間、
さぁぁぁぁぁっ!
と、私の全身の鳥肌が立ったのが自分でもハッキリと分かりました。。それほどの感動、感激、衝撃!
こ、これがナマの音なのか!?
これはもう筆舌に尽くしがたい瞬間でしたよ、私にとっては(^^) まだオーケストラの楽器もほとんど鳴っていないのに、女声コーラスが聞こえてきた瞬間にもうやられてしまいました(*^_^*)
なんというのでしょう、どんなに高性能なオーディオ装置をもってしても絶対に到達できないのでしょうね、この圧倒的な存在感って。何度も今までにCDで聴いてきた、あのおなじみの曲が目の前で、大勢の生身の女性が歌うコーラスとしてナマで聞こえてくる・・全身を音で包まれるこの感覚っていうのはもう、、やっぱりスピーカーから出てくる音では決して再現することができない、まったく違う音でした。
もうこの初っぱなでいきなりカウンターを喰らってやられまくってしまったのですが、感激のウチに演奏が終了した
「Sis Puella Magica(魔法少女になってよ!)」 のあと、いよいよ司会進行の加藤英美里さん(*^_^*)が登壇!
舞台が近いからハッキリとそのお姿を観ることができます! もうこれだけでも十分に来た甲斐があったというもの!(*^_^*)
初めて間近で拝見した加藤さん・・・
あらやだ可愛い♪
と言わずにはいられない、なんとも可愛らしい女性でした。くうぅぅっ!(笑)
いったいどんな進行をしてくださるのか、それもとても楽しみだったのですが、その美声でおしとやかに説明をしてくださったかと思ったら、突然にQBになりきって劇中のセリフをしゃべってみたり、ケータイの電波を遮断したホール内のことを
干渉遮断フィールド
と呼んでみたり(ちゅど〜んっ!)
あまつさえ「干渉遮断フィールドは新編で出てくるワード、今回のコンサートは始まりの物語と永遠の物語の曲目だけで新編の曲は含まれませんから、干渉遮断フィールドという単語のことは忘れて下さい」とボケてみたり(ちゅど〜んっ!) とにかく楽しい司会をしていただきました(^^)
演奏される曲目は劇場版の「始まりの〜」と「永遠の〜」の劇中でかかった劇伴曲を、映画の進行とともにほぼ順番どおり、、つまり物語の進行に沿って演奏していく、というスタイルをとっておりました。
序盤の穏やかな日常の風景の中で流れる曲から、マミさんのテーマ、そして徐々に禍々しさを加味しつつ、クライマックスへと向かっていく梶浦サウンド・・・ときおり曲の合間に入る加藤さんによるナマQBのセリフ。
これによっていやが上にも臨場感も高まり、目の前で演奏される曲を通して脳裏には劇場版のシーンが次々と浮かんでは消えていきます。
そうそう、肝心の演奏曲のスタイルなのですが・・・一番簡単に言ってしまえば、オーケストラの編成に合わせてアレンジされている、、のではなく、基本的に
原曲に忠実
に演奏されていました。つまり、劇場版のBDやDVDに付属していたあのオリジナルサウンドトラックとほぼ同じ編成での演奏なのです。これもファンにはとってもたまらないことですよね! オーケストラの編成に合わせてアレンジするのではなく、あくまでもオリジナルを忠実に演奏するためにきちんとオーケストラの編成がされているんです。
そう、つまり・・・
オーケストラの編成の中にエレキギターやドラム、民族楽器なども含んだ
「まど☆マギ編成」での演奏だったのですよ(^o^)
まど☆マギをご覧になった方ならお分かりいただけると思いますが、このアニメの劇伴曲、基本的にはオーケストラの管弦楽なのですが、曲によっては当たり前のようにエレキギターやドラムなども組み合わされています。このあたりの絶妙なサウンドの融合も梶浦サウンドの魅力のひとつなのですが、これが見事なまでに再現されています。
そしてコーラスも男性、女性が常にスタンバイしていて、曲の途中でしっかりと素晴らしい美声を響かせてくれるのです。
しかし・・・眼前で繰り広げられるヴァイオリンやフルート、ハープなどの管弦楽団とエフェクトをギンギンに効かせた複数のエレキギターや激しいドラムサウンドがこんなにも見事に融合してしまうんだ、とホントに感動的な演奏でした。。
とにもかくにも、常に耳に届いてくる旋律はまごうことなきあのまど☆マギの劇伴曲・・・繰り返し繰り返し今まで何度も聴いて、どのタイミングでどんな楽器がどんな旋律を奏でるのかまで克明に覚えるまでになったおなじみの曲達なのですが・・・その曲が原曲にとても忠実に、イメージしたとおり、、いや、イメージしているよりも圧倒的にリアルな音感を持って私の耳に迫ってくる、いや耳だけじゃなく、身体全体を揺さぶるほどの音量でもって迫ってくるのですよ・・・こんなに幸せなことはないですよね(^^) ホントに至福の時を味わわせていただきました(*^_^*)
会場にはおそらくは1000人を遥かに超える来場者がいたと思います。ほぼ満席状態の客席は演奏中には文字通り
「身じろぎひとつせず」に固唾を呑んで目の前の演奏に集中しているピンと張り詰めた空気に満たされていました。
きっとみんな、想いはひとつだったのではないかと(*^_^*) ホントに素晴らしいコンサートでした♪
いよいよ物語も佳境を迎え、クライマックスでかかる曲
「Pergo pugnare(私は戦い続ける)」が演奏される頃には私はホントに感極まってました(T_T) この曲とね、アルティメットまどか降臨シーンでかかる
「Sagitta luminis(光の矢)」の2曲は私、CDを聴いているだけでも映画のシーンを思い出していつも涙ぐんでしまうほどに大好きな曲なのですよ。
そんな曲をナマで、それもホントに原曲に忠実な演奏で目の前で繰り広げられたら・・・嗚呼もうこうしていま思い出すだけでもまた泣けてきます(涙)
感動のうちに演奏も終わり、指揮者が降壇したあとも鳴り止まない拍手の渦。そして再び指揮者が現れ、アンコールへ。
アンコール演奏が終わっても鳴り止まない拍手! スタンディングオベーション! みたび登場する指揮者さんに煽られて演奏と拍手が重なって・・・最後のアンコール曲「コネクト」はまさしく会場に集う全員がひとつになった瞬間でした。
加藤英美里さんも再び登壇し、鳴り止まない拍手の中、私にとって最初で最高のオーケストラコンサートは終劇を迎えたのでした・・・でもホントにね、衝撃の体験でした(^^) オーケストラのナマ音ってスゴい! この感動はどう表現したらいいのか分からないですね。
そして最後に加藤英美里さんからは衝撃の発表もありました!
なんと!今年の10月からは「劇場版新編 叛逆の物語」の劇伴曲によるオーケストラコンサートが開催されることが正式に決定したのですよ!(^^)/(^^)/(^^)/
もちろん!
絶対にまた聴きに来ます!
たぶん去年のコンサートツアーと同じで、全国の都市で公演があると思うので、東京芸術劇場ではなくもっと近場の会場に足を運ぶことになるとは思いますが(^_^;) とにかくこの感動は何度でも味わいたいです、ワタシ。
もう完全に味を占めちゃいましたよ、ええ(笑) 次に聴きに来るときにはまた劇場版を観て、そしてサントラを聴いて、復習を完ぺきにしておきたいと思います(^^)
演奏の構成を考えたら、それをしてたら何倍もさらに楽しめることが分かりましたしね(*^_^*)
もう今から楽しみで楽しみでなりません。
いつからチケットの予約が始まるのか分からないので、どうかそんな情報をゲットしたらワタシに教えて下さいね!(笑) 今回もそうだったのですが、凱旋公演までこんなコンサートをやってたなんてワタシ、全然知りませんでしたからねぇ(滝汗) 次回は絶対に落とせませんし。
ってなことでお友だちの皆様、情報が入ったらろくむしまでひとつよろしくお願いします(笑)
p.s.
あのコンサート以降、ゆうさくくん号の中ではまど☆マギのサントラばかりがかかっております♪(^^)