
高校野球の傍らで、久しぶりに寅さんの映画
を観ていました。
今回は第10作の冒頭に登場した、70年代
初頭の中央本線「日出塩駅」が目に留まりま
した。
当時の小さな木造駅舎…
柿の木や水飲み場から当時の空気感が伝わって来る。
これは、まだ旧駅舎が現存していた2009年頃の画像
(Wikipediaより)
そして、これが改築された現在の駅舎…
(Wikipediaより)
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続いて、駅構内…
D51重連の貨物列車が通過中…
無煙化が進む末期の姿だが、やはりこの時代の走行
シーンは迫力がある。
手前を見ると、上下線ホームはまだ構内踏切で結ばれ
ており、跨線橋もなくすっきりと見通しの良い構内だ。
編成の中間あたりでやっと排煙の中から姿を現した
ワム・トラ群団…結構な長さだ。
やっと見えた架線柱に目を向けると、貨物が通過中
の2番線側は架線が張られているが、左側の1番線
はまだ架線が張られていない…
電化と複線化が同時進行していた当時の貴重な画像
であることに気が付く。
現在の構内の様子…
(Wikipediaより)
改築された駅舎や跨線橋で雰囲気は随分変化している。
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映画の終盤には、
「奈良井駅」が登場した。
この駅は現在も御覧のようにまだ当時のままの佇まい…
(Google マップより)
駅舎入口のポスター掲示板は、懐かしい「伝言板」と
記され、現在も昭和の風情を大切に継承している。
こうした中央線の昔ながらの駅舎も徐々に姿を消して
おり、時の流れを感じさせる。
shonan breeze
Posted at 2018/08/15 16:47:54 | |
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