
さて、先日の記事でご紹介したC59の改軌加工ですが、
その後、バック運転時の問題点解決のため再度分解して
軸箱と台枠のクリアランスや第1動輪部の集電板の硬性
見直しなどを実施しました。
ところが、ほぼ調整完了後のテスト運転時に誤って暴走
落下事故で大破し修理と再調整に取り組んでいました。
<暴走落下事故の概要>
普段テスト走行は円周コースで行っていますが、細かい調整の際は、便宜上直線レール上で行うことがあります。
こんな感じで、コントローラーのツマミで前後方向に加減速しながらテストしていましたが、減速して黄色い停止線付近で停止させるところコントローラの接触不良で急加速し約70cm(実物換算100m)ほど落下してしまったもの…
床に「ゴン!」という鈍い音とともに台車や車輪が吹っ飛び、クランクピンやロッド類もバラバラになってしまいました。
幸い調整中だったのでボディは外していたので被害はなかったのですが、集電のためテンダーは付けていたので落下の際にステップが破損…
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原因は、
常点灯用のアジャスターをPWMコントローラーとしてテスト走行させることがありますが…
少し前からMIN側の5分の1付近で接触不良となり、いきなりMAXパワーとなることがありました。
通常のモーターであればツマミの約半分付近でほとんど停止するので、あまり気にしていなかったのですが、このC59のようなコアレスモーターはかなりの小パワー領域から回り始めるので、この接触不良を起こしている領域に入ってしまい「
停止寸前でフルパワー状態」となってしまったものです。
思えば、ちょうど社会現象になっている車の「
アクセルとブレーキの踏み間違い」と同様の大きな事故となってしまったわけです。
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<破損車両の修理>
改軌に伴い、台枠を肉厚限界まで切削しており
「恐らくもうダメだろう…」と思いながらも、必死で修理と再調整したところ何とか前後方向ともほぼ問題ない走行レベルまで回復できました。
ただし、軸箱のクリアランスが広がったためか位相調整では追い込み切れず若干車体の揺れが発生してしまいましたが、何とか許容レベルなので割り切ることに…
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今日は落下で破損してしまったテンダー後部のステップ修理に…
テンダーの補修パーツは1700円もするので、とりあえずジャンクのC57のステップ部分を切り出して移植してみました。
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分解ついでに、
気分転換を兼ねて、キャビン内に若干手を加えてみましたが…
テンダーを付けるとほとんど見えませんね…(笑
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そんなこんなで、やっと修理が完了し機関庫のそばでほっと一息のC59です。
つまらないことで大破、修繕に膨大な時間がかかってしまいました。
二度と同様の事故が無きよう、車の運転やメンテと同様に安全第一で取り組んで参りたいと思います。
では、また… (^^) /
shonan breeze
Posted at 2019/11/20 17:54:39 | |
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