一週間のご無沙汰でした、辛口おやじです。
今日は13日の金曜日ですね。 …といっても何もありゃせんですが(笑)
さて、いよいよ4年に1度のワールドカップが開幕! ということで、今回はサッカーに関する良い話
を紹介いたしましょう。
皆さんは「カズ」こと三浦知良選手をご存知ですね。
47歳にして、J2ではありますが横浜FCに所属する現役バリバリのJリーガーです。
この三浦知良選手が今まで、そして今だに若い選手たちから「キングカズ」と呼ばれ、愛され慕われ
る理由を、ある外国人選手の手記から迫ってみたいと思います。
その外国人選手とは、先月引退したJリーグの京都パープルサンガやイギリスのビッククラブ、マン
チェスター・ユナイテッドなどで活躍し、現在でも三浦選手を尊敬し、人生の師と仰ぐ韓国の朴智星
(パク・チソン)選手です。
以下自伝より、
朴智星 (パク・チソン)
「日本のイメージは良くなかった」
若くて右も左もわからなくてとんがっている時に日本に来て、最初は学校で習ったように日本人に
対してのイメージは良くなかった。
でも日々暮らしているうちに全然違うと気づきました。
特に日本のクラブに来た日から毎日必ず声をかけてくれて、悩んでいる時に相談を聞いてくれた
カズさんは人生の師です。
カズさんのようになりたいです、と言った時にカズさんが急に真顔になり、話してくれた言葉は自分
の人生を変えるものでした。
「いいかい智星、自国以外でサッカー選手として生き残るのは本当に困難だ。
最後までサバイバルする選手に一番必要なものは何かわかるかい?
技術じゃない、そのクラスの選手の技術はみんな同じくらい高いからね。
一番大切な事は、サッカーへの情熱、一途の献身、毎試合今日死んでも悔いはないという思いで
試合に臨む、サッカーに人生を賭ける選手だ」
「ブラジルは貧しくて、ブラジル人なのに一生スタジアムに来れない人が沢山いるんだ。
ブラジル人にとっては悲劇だよ」
「智星わかるかい?
ブラジルで俺は試合前に必ずスタジアム全体を見るんだ。
この中でいったい何人の人達が一生に一回だけの試合を見に来たんだろうと思うんだ」
「すると全身にアドレナリンがあふれてきて喧嘩した直後みたいに身体が震えてきて鼻の奥が
ツーンとしてくる。
俺はそのまま試合開始のホイッスルが鳴るのを待つんだ」
「うまく言えないけれど、これが俺のサッカー人生だ。
智星が本当にサッカーを愛しているならとことんまで愛してやれ。
智星のプレーで全然違う国の人々を熱狂させてあげるんだよ。
それは本当に素晴らしい経験なんだよ」
「カズ」こと三浦知良選手が「キングカズ」と呼ばれ今だに若い選手たちから慕われる所以は、その
プレーや存在感や華やかさではなく、実は彼が持つ「人間性」だったのですね。
日本のサッカーがプロ化して何年経つでしょう。
私見ですが、特に黎明期において常に世界を意識し、日本サッカーのレベルアップに最大の貢献を
したのは、間違いなくこの「キングカズ」だったと思います。
今回のワールドカップへ特別スタッフとしてカズを連れて行くようですね。
ブラジルでプロ生活をスタートさせ、ブラジルを知り尽くしているカズを連れて行くのはとても良い事
だと思います。
粋な計らいの日本サッカー協会に乾杯!
それでは今回の日本代表の健闘を祈りましょう!
簡単ですが以上で。
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良い話シリーズ | 日記
Posted at
2014/06/13 22:39:33