
一週間のご無沙汰でした、辛口おやじです。
ベートーベンといえば知らぬ人は無いというくらい有名ですよね。
1770年の生まれで1827年没ですから、今からおよそ200年前に
活躍したドイツの作曲家です。
日本だと江戸時代の中期から後期にかけてになりますね。
タイトル画のような肖像画が恐らくどこの学校の音楽室にもあっ
たのではないでしょうか。 他にバッハやシューベルトやショパンにチャイコフスキー等々。
で、この肖像画ですが、なぜかベートーベンとショパンだけは目が動くんですよね。
ギロッと...
あれ !? 動きませんでしたか ? (笑)
冗談はさて置き、うちにこのようなレコードがあります。
我が家の家宝 ? ベートーベンの「運命」です。
旧車乗りは教養がなくてはいけません ! (笑)
私は特にお坊ちゃまくんだったという訳ではないのですが、若い頃ニューミュージックに狂う一方、
生意気にも自らの音楽に対する見識の幅などを広げようと、様々なジャンルの曲を聴いた時期が
ありまして、これはその時に買ったもので、他にも「白鳥の湖」や「カルメン」、「展覧会の絵」 等々。
ほとんどがカラヤン指揮のレコードで、それだけで大体30枚くらいあります。
もちろんクラシック音楽だけでなく、ジャズ・フュージョン系から洋楽まで、ありとあらゆる音楽を貪り
ましたな。
(日本人だと渡辺貞夫・日野皓正から津軽三味線の高橋竹山までという塩梅・笑)
ベートーベンといえば我々庶民にとって有名なのが誰がなんと言ってもこの「運命」ですよね。
ベートーベン = ジャジャジャジャ~ン !!! ですね(笑)
で、1976年、私が中学3年の時でしたが、こんな曲が話題を集めました。
さて知っている方や覚えていらっしゃる方が居るかどうか...もしかしたらみんカラ初登場かも !?
ウォルター・マーフィー&ビッグ・アップル・バンドで 「運命76」 です。
ディスコ&ソウルミュージックとクラシックのコラボとでもいうのでしょうか。
200年前の音楽をアレンジした40年くらい前の曲(笑)なんですが、ちょっとビックリですね。
今でも充分聴けるんじゃないでしょうか !?
ベートーベンの曲のアレンジといえば、この「運命」以上に使われるのが 「エリーゼのために」 です。
昔からオルゴールでも定番の曲で、こちらも皆さん良くご存知でしょう。
この「エリーゼのために」 といえば、私よりちょびっと年配の方たちにお馴染みなのが、双子の姉妹
のザ・ピーナッツが歌った 「情熱の花」 ですね。
この曲はヨーロッパでアレンジされヒットしたものを日本でカバーしたものだそうです。
幼い頃にシャボン玉ホリデーとかの番組で普通に流れていた印象があります。
向かって左の方がジュリーこと沢田研二の前妻だった方ですね。
エリーゼのためにのアレンジといえば、私の世代はやはり次の曲が一番印象深いですね。
1981年にアメリカの1950年代のロックンロールの時代の雰囲気を引っさげて突如として登場した
ザ・ヴィーナスというグループで 「キッスは目にして」 です。
途中に出る曲の字幕にちゃんと作曲はベートーベンと出ていますね (笑)
これをアレンジしたのはブルーコメッツの井上大輔さんだそうです。
この曲が出た時、既に懐古的な雰囲気がありましたけど、どうでしょう今聴いてもあの時から全然
古くなりませんね。 と私は思うのですが...
「エリーゼのために」 は、車のCMにも使われました。
スカイラインファンの方は良くご存知でしょう。
1986年に7thスカイラインGTSの2ドアスポーツクーペのCMに使われましたね。
こちらは当時流行っていたテクノ調にアレンジされていました。
この型のスカイラインは当時は不人気とされていましたが、今見るとカッコいいですね~
こうやって良いCMを作れば、スポーツカーがもっと売れるのではと思うのは私だけでしょうかね。
まだまだ沢山あるのですが、このくらいで。
それにしても200年も前に作られた曲がアレンジすることにより、現代でも充分に聴けるというのは
本当に凄いことだと思います。
しかもアレンジの仕方で同じ曲でも様々な表情が出せて、無限の可能性をも感じさせてくれます。
基本的に曲がしっかりしており、時代や国や世代をも越えて人間の感性そのものに訴えるものが
あるということでしょうかね。
こういうのを本当の意味で 「色褪せない」 というのでしょう。
う~ん、ベートーベン恐るべし。
そして偉大なり !
以上、簡単ですが今回はちょっと趣向を変えた音楽ネタを書いてみました。
↑ ほれみい、動いてるじゃん(笑)