今日もジャージと腹巻を華麗に着こなし、私とあなたの腹周りのように甘くたるんだ世の中を
昭和のセクハラ頑固親父が鋭く斬る !!
一週間のご無沙汰でした。
フランスのパリで120人超が死亡し、約180人が負傷するという同時多発テロ事件がありました。
犯行が13日の金曜日だったというのが何とも気になるところですね。
しかし驚いたのが日本からこの非常事態宣言下のパリへ旅行に行く人たちが大勢居るということ。
聞けば 「やっと取れた休みなので」 とか、「不安ですが何事も無ければ」 とか、「危険なようであれ
ば途中で帰国する」 という何とも呑気な意見も ...
こんな時にツアーを決行する旅行会社もそうですが、日本人の平和ボケはもうホントに病気の域だ
なぁと改めて認識させてくれるニュースでもありました (ーー;)
今行っても観光名所やお店が通常営業しているのかと心配するのは余計なお節介か?(笑)
さて今回の本題。
京都にあります「宇治上神社」
ご存知の方も多いと思いますが、ここは世界遺産にも登録されている有名な神社です。
祭神は第15代応神天皇や16代仁徳天皇など。
本殿は平安時代後期の建立で、神社建築としては日本最古のものなのだそうです。
現在この神社が作った参拝者向けの置き紙がちょっとした話題になっているようです。
お守りや神社のパンフレットなどとともにA4サイズの紙に書かれて置いてあるそうで、そこには
「小さなお子様をお連れの親御様へ」 と題してこう書かれています。
11日のライブドアのニュースに、これを書いた神職の方のインタビューがありますので、一部紹介
いたします。
・ 書いたきっかけを教えてください。
「世界遺産になってから参拝者も増えています。 そんな中、私たちが子どもを注意すると、
逆にその親から苦情を言われるケースが増えてきたためです。 他の参拝者のためにも、
守っていただきたい一般的なことを書きました」
・ どんな思いを込めたのでしょうか。
「子どもの頃にやりたいことをやって、そのまま大きくなったら大変なことになりかねません。
子どものうちにしっかりと親や周囲の大人が教えることが必要だということが伝わればと
思っています」
・ 世間一般に当てはまる指摘だ、といった声もあります。
「子どもたちは宝です。 健全に育つように周りの大人が見守っていける、そんな社会で
あったらいいなと思います」
。 。 。 。 。 。 。
なんともまあ情けない話ではないか。
悲しいかな、これが現実ということなのでしょう ...
神社の置き紙に書かれた文面は世間一般のごく当たり前な内容だと思います。
それをこうしてわざわざ書かなくてはならなくなってきているということに、溶け出してきた今の
日本の現状を見る思いです。
まず神社というところがどういう場所であるのかということが分かっていないわけです。
普通の人の感覚であれば、しめ縄が張られた鳥居をくぐればまず厳かな気持ちになるはずな
のだが...
場所をわきまえる事ができないというのは明らかに精神レベルの後退でしょう。
そして注意されて逆ギレする親。
本人が叱られて育ってきていないせいなのか、「何で自分が怒られなきゃいけないんだ」という
歪んだプライドがそうさせるのでしょう。
理屈ではなく駄目なものは駄目 !
悪いことは悪い !
親が当然のことを当然のように言い聞かせ叱ってこなかったツケが今回ってきているのでしょう。
もちろんテーマパークやファミレスであれば良いというわけではありませんが、歴史ある神社で
こんな注意書きを書かなければいけない時代になるとは ...
本当に情けないことだと思います。
Posted at 2015/11/15 18:50:27 |
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