
一週間のご無沙汰でした、辛口おやじです。
5月2日にプロボクシングにおける 「世紀の一戦」 がアメリ
カのラスベガスで行われるのだそうですね。
かたや5階級制覇にして無敗の王者アメリカのフロイド・メイ
ウェザー。
こなた6階級制覇のフィリピンの英雄マニー・パッキャオ。
ともに現在のボクシング界中量級のビックネームであり、既に5年以上前から対戦が噂されては
立ち消えた怪物同士の夢の一戦なのだそうです。
凄いのはそのファイトマネーで、両者合わせてその額なんと凡そ240億円也!
既に2人とも30歳代後半であり、全盛期を過ぎている感があるのだそうですが、ボクシングファン
にとっては聞いただけでもゾクゾクする夢のカードなのだそうな。
気になる勝敗予想は、ブックメーカーのオッズによると3対1でメイウェザーだそうです。
「世紀の一戦」 というフレーズは、スポーツの中ではやはりボクシングやプロレスなど格闘技全般
に使わわれるのが一番しっくりくる気がしますね。
私の中での「世紀の一戦」といえば今を遡ること44年前、1971年に行われたボクシングのヘビー級
タイトルマッチ、「モハメド・アリ 対 ジョー・フレージャー」 の一戦。
この一戦はチャンピオン対 元チャンピオンの対決でもありました。
モハメド・アリがベトナム戦争への徴兵を拒否したためチャンピオンの座を剥奪された間に頂点に
登り詰めたのがジョー・フレージャーで、当時両者ともに無敗。
真の王者を決する因縁の対決でもありました。
当時小学4年生で、馬場と猪木がまだ一緒にやっていた頃のプロレスや同じボクシングの故・大場
政夫選手や柴田国明選手などの試合もテレビでよく観ていましたが、ヘビー級のボクシングの試合
というのは初めてで、その迫力に魅了されたのを今でも覚えております。
フレージャーのボディブローのバシッ ! という音などは今だに耳に残っているような気がします。
試合を決めたのは最終15ラウンド、フレージャーの強烈な左フックでした (5:28秒)
ところでこの試合が行われたのがニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン。
観客2万人収容の当時世界最大のスポーツアリーナでした。
マジソンスクエアガーデンといえばやっぱりこれでしょう!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
覚えてますか !? マジソンバック!
おやじ達には超懐かしい一品ですね。
もちろん私も持っておりました。 姉のお下がりでしたが(笑)
当時全国でなんと2000万個売れたのだそうです\(◎o◎)/!
日本で一番売れたバックはルイビトンでもグッチでもありません。
このマジソンバックです!
「世紀の一戦」 といえば私的にはもう一つ。
こちらもボクシングのヘビー級タイトルマッチ。
1974年、アフリカのザイール共和国で行われた 「モハメド・アリ 対 ジョージ・フォアマン」 の一戦。
この試合は番狂わせの一戦だったといってもいいかもしれません。
なにしろアリを破ったフレージャーをその後わずか2ラウンドでKOしたフォアマンです。
象をも殺すと言われたその殺人パンチで、ほとんどの予想がアリのKO負けでそのまま引退に追
い込まれるだろうというものでした。
しかし、試合は予想外の展開をみせます。(3:55秒)
結果は予想を覆し、アリの8ラウンドKO勝ち。
この試合はアリのロープ・ア・ドープという作戦が見事にハマりました。
ロープを背負った状態でフォアマンのパンチを吸収する戦法です。
打たせるだけ打たせて相手のスタミナを奪うというものでしたが、これは非常に危険な作戦で、私は
この試合アリはイチかバチかの賭けに出たのではないかと思います。
まともに戦っても万に一つも勝ち目は無いと読んだということですね。
アリの長いキャリアに裏付けされた老獪さというものが存分に発揮された試合でもありました。
さて、今回は来月行われる 「世紀の一戦」 にちなみ、私自身の思い出のビックファイトを紹介いた
しましたが、もしあなたの心に残る 「世紀の一戦」 があれば是非紹介して下さい。
お~と!
もう一つありました。
忘れちゃならないこの一戦 !
これも「世紀の一戦」です !!
1976年に行われた「アントニオ猪木 対 モハメド・アリ」 !!!
プロレスの猪木があのアリを引っ張り出し対戦した夢の異種格闘技世界一決定戦。
あれは世紀の一戦だったのか !? はたまた世紀の凡戦だったのか !?
色々と評価が分かれるとこですが、少なくとも私自身は二人は異常に制約されたルールの中では
ありましたが本気で戦ったのではないかと思っています。
1998年の猪木の引退試合にアリが重いパーキンソン病を患いながらも駆けつけたのは、真剣に
戦った男同士の友情と捉えてもいいのではないかと思うのです。
アリは世界で知らぬ人は居ないというくらい有名ですが、猪木は昔も今も日本以外ではほとんど
無名の存在なわけで、多少の金を積まれたくらいではアリは動かないと思うのです。
それにしてもよくこの対戦が実現したものですね。
燃える闘魂アントニオ猪木! まさに男のロマンを実現する男でした。
政治ですとかリング以外ではちょと… ですが、こういうところは大好きです。
それでは皆様良い連休を~✌