![SMSCチャレンジクラブ 番外編 福山プロレッスン受講 SMSCチャレンジクラブ 番外編 福山プロレッスン受講](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/038/445/757/38445757/p1m.jpg?ct=5b3bc3e9cd3f)
8月17日に鈴鹿サーキットチャレンジクラブで走行してきました。
6月17日以来、ちょうど2ヶ月ぶりです。
本来ならば夏の真っ盛りの走行はクルマにも本人にも負担が大きいので、避けるべきなのでしょうが、早く一新した足回りを活かした走りが出来るようになりたかったことと、以前から気になっていた、ナスカーにフル参戦したこともあるレーシングドライバーの福山英朗さんのセミプライベートレッスンが設定されていたことが決め手になって灼熱の鈴鹿サーキットで走ってきました!
この日の受講者は私と34Z乗りのS井さんです。S井さんはZの他にサーキット専用のFDも所有されているとのことでした。後で分かるのですが、プロ並みの腕前をもった凄いドライバーでした。
チラッと前に写っているのがS井さんのZです。
レッスンの内容ですが、先ず福山プロに私のエイトに乗ってもらって、目標タイムを出してもらいます。この時クルマに問題点があれば指摘してもらい、どのように改善すれば良いかのアドバイスをしてもらいます。
次に私がエイトで走り、福山プロのログデータと比較して、弱点を指摘してもらいます。また、コースのモニターで各ポイントでの走りもチェックしてもらうというものです。
先ずは朝イチのビギナー枠で福山プロがS井さんのZと私のエイトで走行します。
この日の1枠目は生憎44台のエントリーがあり、クリアをとるのは難しいと思われました。
福山プロは最初にS井さんのZに乗り、同枠内で私のエイトにスイッチするので相当慌ただしくなります。
かき分けかき分け私のエイトで走行する福山プロです!
動画は目標タイムを出して頂いた3周目のホームストレート通過の模様です。私のミスでエアコンONのまま走って頂きました(^_^;)
この時のタイムが37秒497です!3周目と書きましたが、アウトラップのあと2周連続アタックしたのみでした。
クリアが取れていないことと、既に31℃まで上がった気温(あとエアコン。。。)を考慮すると、条件が良ければ軽く35秒を切ってくるパフォーマンスです。初めて乗ったクルマで簡単にタイムを出してくるのは流石としか言いようがないですね!
次のハイクラスの走行枠で受講生が走行します。
私としては初めてのハイクラスなので、不安もありましたが、走行台数が23台とビギナー枠の半分くらいでしたのでラッキーでした。
ドアにレッスン受講中のステッカーを貼って出走です!
2か月ぶりの走行ですが、6月の2秒落ちの44秒238がベストでした。暑いのと久しぶりなのとでまあこんなもんかなと思いつつ福山プロとのデータ比較をしていただきました。
データ比較の前に、私のエイトの評価をいただきました。
・ノーズが「まだ入るまだ入る」という感じで、旋回能力が高い。
・ロールが多めだが、これはこれで良い。スタビはノーマルですね?(はい)
・コーナーリング中のリアの沈み込みがフロントに対して若干多めのようなので、気になるようならリアの減衰を2段ほど硬めにしてもよい。
・タイヤとサスペンションのバランスは取れている。
・ブレーキの容量も十分だが、もしかしたらキャリパーが開き気味になっているかもしれない。
・エンジンパワーと相まって全体としてとても乗りやすく、滅多なことで破綻しそうもない。
と、高評価を頂きました。
キャリパーの件は、パッドのdixcel Zタイプが新品であり、最初に熱が入るまではカックンブレーキっぽい反応になる旨説明したところご納得いただきました。
さて、ログの比較ですが、その前に福山プロから鋭い指摘が。。。
「モニターを見てますと、ここを狙って走ってますという感じがあまりしないですよ」
そしてログを比較すると確かにそのとおり。とくにスプーン2つ目は毎回ラインが違いました(^_^;)
恥かしながら、各コーナーの縁石の狙いどころを図解して頂きました。縁石の中央を5として手前が1〜4で奥が6〜10です。
ブレーキングポイントとステアリングの切り始めの場所も教えてもらいました。
これは今まで何となく雰囲気で決めていたところなのでこれから自信を持って操作出来そうです。
赤のラインが福山プロで、緑が私です。ギザギザ部分は減速している区間です。違いが良くわかりますね(^_^;)
午前中にもう1本走り、今度は狙いが見える走りになったと評価していただきました。ラップをまとめることはできませんでしたが、セクターベストをつなぐと43秒001となかなか良い感じで走れました。
福山プロによれば、クルマを信頼してS字をもっとがんばりましょうとのことです。
お昼は福山プロを囲んでS井さんとお連れの方、そして私とで昼食をとりながらS井さんの車載動画を見ました。
何とこの猛暑の中29秒台での走行です。ベストは24秒台とのことで正にショップデモカーにプロドライバーが乗ったようなタイムです。
福山プロの評価も「このクルマで走れる限界に近い走りで、あとはクルマでタイムアップすることを目指すべき。LSDのセッティングの見直しとリアの車高を2ミリほどダウンさせてリアのスタビリティをもう少し上げてみては?0.1秒を積み上げていくようなところまできている。」とのことでした。
S井さんは気さくな方で、「次は後ろに付いて撮影しましょうか?」と言って下さったのですが、「緊張しますんで(>_<)」と辞退させて頂きました。福山プロも「この方は気にしいみたいやからね。大分早いタイミングで後ろから来たクルマに譲ってたし(笑)」と全てお見通しです。
お昼からの3本目。気温は34°Cです。
S字の走り方について走行前に再度確認してもらいました。
最初のエントリーでアクセルを抜いていたところを若干緩める程度にして、2つ目と逆バンク手前で曲げるためのブレーキを薄くかけるという走り方を試してみることになりました。
クルマに信頼してという言葉を唱えながら頑張ったつもりでしたが、どうしてもアクセルを戻してしまうようです。エイトの1番の得意なセクターでしっかり走れないのは情けないですね。また、水温もすぐに105°Cを超え、1周走ってはクーリングの繰り返しで、思ったように走れないままチェッカーになりました。
最後の走行後に福山プロから課題を頂きました。
・S字を頑張りましょう(はい(>_<))
・40秒切るまではDSCオンで良いですが、ヘアピン立ち上がりなどでDSCを作動させないような操作を心がけましょう。
・スプーン2つ目のクリップをしっかりとりましょう。
・1コーナーと130Rはまだ無理しなくていいです。
とのことでした。
しっかり練習して40秒切れるようになりたいですね!
次回は忘れないうちに出来れば9月に走りたいです(*^_^*)