D810 + Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF

正月は二日目。今年もお世話になるであろう、いつもの公園へ行きました。
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三日坊主で終わりそうな、今年カメラテーマの一つモノクロに挑戦です。白と黒、その階調たるグレーの世界。
モノクロ写真とは抽象化であり、ストレートな表現である、など白黒写真について何ら勉強せずにまずは実践です。
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同じような角度から被写体を変えて。全般的に背面液晶で見るよりは暗く写っていました。ニコン不慣れゆえ、このあたりの誤差が脳内で修正できるほどに慣れていません。
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加えて、モノクロモードに設定するだけで、四苦八苦してしまいました。
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そもそもキヤノン機でも
デジイチでもモノクロ設定できるのを知ったのが、カメラを本格的にはじめて半年以上経ってからでした。ゆえに本格的にはじめたと言えるのか、定義が混沌中。F4
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こちらがF1.4という試しもしてみて。
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モノクロは白と黒だけゆえ、光を意識するようになるそうです。
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あとで調整して白黒にするのではなく、光りに特化して意識する環境とするため、モノクロでの撮影です。
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光りの入り方や、光りと影を意識して撮ってみることはありますが、
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まず思ったことは、白と黒の間の意味での階調ではなく、さらに踏み込んで影のグラデーションがなかなか見当たらない、ということです。影の濃淡はありつつも影ごとに均一的であり、段々影が濃くなり、あるいは薄らいでいくかのような、影の階調という存在が稀有に思いました。
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思ってみれば光の透過が段階的になる被写体というものが、あまり思い浮かびません。手を太陽にかざした輪郭周辺や、カーテンの斜めから指す光など、しかし極一部分的か限定的な場面に思います。
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刻一刻と変わる、夕焼けやマジックアワーの空、つまり色のグラデーションを意識することはあっても、
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濃い影がだんだんと淡い影になっていく、影のグラデーションというものがなかなかないものである、とモノクロ撮影をやってみて、初めて気が付きました。影の、つまりは光の淡い階調を気にしたことがなかった、という気づきと言ってもいいかもしれません。
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被写体の魅力や質感は三の次です。構図も気にしている余裕はまだありません。
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光、と影、その緩やかで幅広い階調探し。
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色の階調ではなく、光の階調、あるいは影の階調。
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光りの階調という意味では、電球などの弱い光源の光がだんだんと弱まっていくところにありそうですが、
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自然光の中では、なかなか見出しがたく、同じように意識してみると影の階調もなかなかないものです。赤い電車を撮れば、それが自然と絡んでいれば、関東では箱根登山鉄道など温泉地などを連想させ、あるいは東京の景色と絡めば丸の内線を想起させる、かのように色の情報というものを捨て去って、表現を試みる、つまりは考えてみる面白さ、も思いました。
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適当な気持ちで夜の酒場を
リッチトーンモノクロで撮影したときに、もう少し意識しておけばよかったと振り返って思いつつ、またの機会に改めて夜のモノクロも試してみたくなりました。
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ソニーは階調が豊かになるリッチトーンモノクロと名称がつけられたモードが、ハイコントラストモノクロと名付けられた普通のモノクロモードとは別についています。簡素にテストしたときの画像が残っていました。
リッチトーンモノクロと
普通のモノクロ比較テスト。階調というものの身近さゆえ当たり前で見過ごしがちな大切さを思ったりします。
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なおリッチモノクロモードは、三枚撮って一枚に合成し階調を豊かにするモノクロモードです。意図しないブレも発生したり、そこも面白いかもしれません。
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色のない世界というものは、一方で私の場合は生命力を感じることができません。何枚も続くと死んだあとの世界観かのように感じてしまいます。
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そのような白黒寫眞で、活き活きとした力強い、さらに言えばカラーで撮るよりも、生命力を感じさせる一枚が撮れるようになったら、それは一つ驚異的なことなのかもしれません。あるいは逆に老衰で安らかに眠る人をハイキー気味白黒で撮ってみると、そこに人生を思い生命力を感じるかもしれない、とも思ってみたりしました。
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シンプルゆえの難しさ。あとで白黒に変換するのとは違う、上達へのプロセス、その一つかと思い、時おりモノクロを交えて撮ってみようと思っています。
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自分で決めたこと、せっかく好きになったこと、のめり込める趣味が見つかったので、
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自らが納得できるところまで、あるいは自分なりにですが、極めるまでやる、という意味でも、
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せっかくなので写真の世界を独学ながら探求していきたいと思っていますが、こうして新しい取り組みをすると、初心にも返った気持ちとなり、最近では見向きもしなくなった被写体に気が改めていったりもします。
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300円均一で、行くたびに仕入れて来る、ぬいぐるみ型実用上枕。ばぁばのところも溜まってきました。横になれば「パパあたまあげてー」とこれを二つ三つ、枕代わりに頭に添えてくれます。
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この日は散歩ついでに買ってもらったラジコンで遊んで。
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コンデジを家人に託し、私一人宅配便対応のため、先に帰る道すがらも白黒で。先ほどのクルマを逆の光から。
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みんカラも段違で一際素敵な寫眞が多いですが、フリッカーやフォト蔵、PHOTOHITOなど画像共有サイトへ行けば、こちらは段違いが集まっているように感じます。言うなれば全国大会かもしれません。さらにハイレベルな「500px」「1x」というプロ向けと言ってもよい画像共有サイトもあり、これは言うなればオリンピックレベルかもしれません。こう言ってはなんですが、私のようなレベルでもときに「なんで」と思うような雑誌に載ってるプロが撮ったとされる写真を見るよりも、あるいは同ありふれたみたことがあるような寫眞を見るよりも、刺激的に思います。
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画像共有サイト、入口中ほどあたりに閉鎖的にながら足の先を入れてみる。というのも写真を楽しみ、「FlickrにUPするような一枚がない」と思ったり「一枚をどれにしよう」と思ってみたり「なぜそれにしたのかを考えみたり」基準値を一つ上げてみるのも一つ上達させるためかと思い、Flickrもかじってみようと思っております。
白黒で撮りに出かけよう。
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いつもの公園 | 日記
Posted at
2017/01/15 12:54:23