
羽田空港、正式名称東京国際空港、第二ターミナルP3駐車場到着。あまりにピカピカなレジェンド。100-400のエクステンダーつけてAPS1.6倍で、引いて撮れないと思いつつ撮っていると、

またぴかぴかレジェンド。ホンダ関係者が羽田を利用中か、と思う程のそんなに売れ線ではないはずなので貴重な瞬間でした。
ホンダ青山本社ショールムで一度じっくり見ましたが、機構にコストは掛かっている思うのですが、内装の質感をもう少し上げないと、同セグメントではプロダクトとして競争すらならないところなので、企業努力が求められるところな気がします。
この日は城南島だけで帰ることになりそうかと思いつつ、羽田にも寄れたところ、子供が車内で軽く食事中、駐車場から数枚撮影しながら待機。そしてあっという間に暗くなりつつ、まだ17時前。

だんだん暗くなってきたところでエクステンダーをつけたままだとF8で、やっぱりちょっときついかな、夜の流し撮りは、とまったく気乗りしない中、しかし久しぶりの羽田で楽しみもありつつ、外出先では極力レンズの脱着はしたくないと思うまだ若さ。勇気をもって戸外でエクステンダーをはずしたとしても、キャップを持ってきていません。エクステンダー付けたままでの撮影を決意、というほどの大げさなものではありませんが。

駐車場から第一ターミナルを見て。さすが896mmあるとお隣のターミナル側もけっこう寄れます、ノイズまみれで、必要以上に明るいのでもっとISO落としてノイズを減らして、暗くなった分は雰囲気として、そんな一枚にするべきだったと、どれも反省材料。ところで、先日、公園散歩で撮影をしていると、ベンチに座った初老の男性がレンズの付け替えをしていました。

初老の男性が、替えのレンズを持ってきてカメラが好きな様子が伝わってくるわけですが、開口部を上に向けてそのままベンチに置いて、まずはずしたレンズへキャップをして、それからもぞもぞ鞄から次のレンズを出す。その間、空いたマウントが空を見たまま、おいおいホコリ、ホコリやチリが入らないんですか、と心配になりましたが、そんな細かいことは気にならないお年頃にやがてなるのでしょう。

第一ターミナルに到着しタキシング中のJAL機。
以前、独り日帰り温泉へ行った際、りんご風呂のりんごを食べているおじさんには閉口しましたが、おじさんの逞しさってすごい。

そんな中で、こっちのおじさんはまだまだ細くてレンズの付け替えも外ではできない中、エクステンダーF8で、流し撮り開始。一機目。テレ側896mmだと小型の737かと思いきや、
エンブラエル170、という機体。しかも旧塗装。もこれだけファインダーいっぱいに撮れてしまいます。と言いますか、入りきらない。

家人と母が子供と遊んでいる最中、テスト撮影。等倍級で見るとざらつきは感じますが、このような写真であれば素人には気になりません。

ピンがあまいのか、ノイズが多くて潰れが多いのか、後者のパターンが多いかと思いますが、精細感には大きく欠けてしまいます。と、マシンのせいにする鈴木亜久里氏的なコメントをしつつ、ISO低めにするか、明るめのF値なレンズで撮ればカメラは問題なそうですが、これだけ寄れるのでトレードオフ。

ノイズがどれくらい気になるかは、主観的要素も大きく、かつ使用用途にもよるのだと思いますが、私にはこれぐらいでも問題があるはずもなく、しかしより綺麗であればそれはそれで自己満足度合がテイクオフ。

同じ写真を自動調整(少し明るく、シャープネス処理)し、ノイズ処理もしてみました。ノイズ処理は通常OFF設定にするなどしない限り、カメラ内でも行われているわけで、さらにいじった画像、ということになります。データ特性としてはISOを高く撮った写真というものは、いじるほどにノイズが増えるそうですが、人間の目はごまかしやすいので、綺麗に見えるように処理されるアルゴリズム、を研究し、考える人すごい、とも思うわけで、着けまつげはスピンオフ。

いわゆるカメラ内現像というものは、ノイズ処理だけでなく、様々な加工をカメラですることにより、普通か一定以上に綺麗に見えるように処理されてJPEGというデータに出力されるわけですが、これは女性の化粧に例えると薄っすら化粧をしたのと同じ状態なのではないか、と思っています。

つまりは最低限、人様に、あるいは人の目に見せれる状態かと。そしてここが大事だと思うのですが、元の魅力をより魅力的にするのが化粧だとすると、元の写真がよくないと限界がある、いじりすぎた写真は唯我独尊叶姉妹。

いじるのが上手になる前に、まずは土台たる写真が上手になりたいと言いたい中で、例えが悪かったと猛省しているところですが、いじくりすぎた写真は、まるで厚化粧した夜の女性でもあるのかと。暗がりで見慣れている最中、たまにおどろくほどに「えっそんなに厚かったの」と思うこともしばしば。見慣れるとは恐ろしいことです。

いい写真を撮るためには、腕、すなわちセンスや知識、経験も大切かと思いますが、ノーマルSUVでは攻めるのに向いてないかのごとく、道具としての特性や性能も大切だと思います。夜の飛行機写真など、スチールではけして撮れなかったと聞く写真もたくさんあります。いい時代です。

魅力をより魅力的にする、という化粧の定義から逸脱する化粧もあります。若い女の子にたまにいます、原形だれ?という化粧。このテクノロジーも確実に進化してきています。女性の己への美に対する意識はすさまじい。けれどこの意識も大切だと思います。女性を捨てて、人間だけとして生き達観している方をたまに見かけますが、それはそれで幸せでありつつ、しかしきらびやかさもまた人が求める自然な要素、とも考えられ、

しかしいずれの場合でも、クルマで言えば性能や内装かのような、内面性というものは大切なんではないかと思う中で、論理と化粧は飛躍するというナチュラルベーシックに基づけば、まずはカメラの腕を磨きたいという帰結。換言すれば、現像や加工するよりも、シャッターを押すことに、まだ当面は時間を割きたいと思います。

そして油断大敵。どうせ撮れないという思い込みから、適当な流し撮りばかりしてしまいました。まずは立ち位置が話になりません。羽田で撮影する際は、照明灯ができるだけ邪魔にならないところを選んで撮影に挑むのですが、この日撮った写真ほとんどが照明灯入り。

ブログ作成画面、サムネイルだと同じ写真にしか見えません、暗い中に点があるだけの自業自得。

エクステンダーをつけて、F8や引いてF6.3あたり、加えて高画素APSゆえ画素ピッチも不利なゆえ、撮れないだろうと思っていましたが、帰ってみてみると思っていたよりは撮れていました。いやいやこのセットでISOをもっと下げて撮ってみたい、という要求も芽生えてきたり。ただいずれにしてもピンも甘くなりがちです。

レンズについている、キヤノンのモード2は流し撮り用の手ぶれ防止なのですが、これへ変更するのも忘れました。モード2は横方向への手ぶれ防止機能をキャンセルし、流し撮りに対応した手ぶれ防止となります。

189mmをなぜこの装備で撮っているんだろう、という疑問はキヤノンお客様相談室にするとして、同社APS効果で気が付けば302mm。

照明灯の流し撮りに来たかと思う時間、いや青春。
腕も考察も未熟な中で思うに、F値から初動のAF合焦まで若干遅く、ファインダーでピンが来ているのか分からない中でシャッターを切り始め、そのままピンが来ないまま撮り続けてしまっている、ケースも多いのかと。

地方空港で撮影をしている方のブログを見ると、羽田はトラフィックがとにかく多いので流し撮りの練習にも恵まれているところだと知りました。少ないと毎度本番でもったいなくて練習に躊躇してしまいそうです。そんな夜の連続流し撮り小説は、長時間スマホよりもいたずらに目を酷使疲弊させる気がするおじさんですが、次回もがんばりたいと思う中、最後ぐらいはまともになんとか一枚ぐらい撮りたいと思ったものの、だめでした、エアカナダ。

だったので、もう一機だけ。もダメでした。あまり家族の体が冷えるのもよくないのでほどほどで退散。城南島から、束の間の久しぶりな羽田は30分ほどでしたが、ジェットエンジンの排気臭が香しかったです。失敗も重ねて写真やカメラを理解し、やがては光学まで踏み込みたい師走。カメラの世界は思ったよりも、かなりの深度があります。

新しい特別塗装かと思いきや、2012年からある「
ゆめジェット」という塗装機でした。
過去の特別塗装色も含め、ANAだけでもたくさんあり、すべて撮ってきている人は仙人級。装備では224mmからで入りきらないのでコンデジにて。

元祖ニューたんたんめんで体を温めて帰りました。
空港に
ドライブへ行こう。