有難いことに無事に、結婚してから三年ぐらい経ってやっと覚えることが出来た、結婚記念日という日の13回目を幸せに過ごすことができました。

キヤノン・フルサイズにて一枚。
キヤノン機達が帰ってきました。日常に、生活に、キヤノンがある。落ち着きます。やっぱこれ、という感覚。一番、使い込んでいるカメラに愛着が湧いています。10万枚ほどは撮ってきたはずなのでシャッターユニットも交換してもらおうと思いましたが、今のペースでもまだ一年少々は大丈夫ということで、この個体はピント調整と清掃だけしてもらいました。
ちなみにくだらない計算をすると、現状の撮影枚数を最近の相場でボディのみで考えると、一枚あたり2.5円です。耐用過ぎてこの倍シャッターを切って一枚1.25円です。フィルム時代では考えられないほどにローコストとも言えます。機材費だけでなく、フィルム代に現像代。ちょっといいフィルムを使ってとなると10万枚撮ると、
昔ならフィルム代に現像代・プリント代で500万円以上かかる計算になります。いい時代です。
昭和のプリント代価格表。

同じ50mm単焦点F1.6、露出-0.3で、角度を変えてもう一枚。
この組み合わせで約1.9kg。それなりにずっしり重みを感じます。他によく使う組み合わせで2.2kg、これも重く感じますが、家人も気に入ってよくこれら組み合わせで撮ってくれています。望遠を使ったあとだとどれも軽く感じますが、すぐに感覚は元に戻るのでやっぱり重い。

今度は望遠100mmF4.5、露出-2.7で一枚。比較しようと思った割に露出を暗くし過ぎました。
ところで
先日のセットが1.4kg。どこから重く感じるか興味が出て他の組み合わせでも計ってみると、私の筋力・骨格の場合で1.7kgまでは軽いと感じました。体の大きな外人だと2kgでも軽々なんだろうなと想像もしつつ、金属・プラスチックなどの質感や重量バランスでも変わってくるかと思いますが、100gの差で自分が重いと感じるか感じないかの分岐点を見つけると面白いものです。冒頭のカメラを撮影しているときも、重さを計っているときも「面白いですか?」と家人から言われた通り面白いのです、なんの役にも立たなそうですが。

さらにニコンでズームレンズ120mmF4、露出-0.3で一枚。
カメラを本格的にやりはじめたと同時にこのカメラ
5D3を使い始めて11ケ月。
思えば昨年2014年11月末ごろに買いました。もっと早くにピント調整やっておけばよく、どころかもっと早くにカメラも本格的にはじめておけばよかったと後悔しています。一年ほど前は、後継機5D4は今年2015年春には新モデルが出るとネットにありましたが、最近では当初の噂より1年先の2016年春発売という情報も飛び交っています。待ってたら撮れなかった写真がたくさんあったかと思うと、買っておいてよかったです。

ピント調整した5D3で試し撮り。一番使い込んできたカメラがずっとピンが甘いと思っていたのですが、調整したらファイダー内でのクリア感もぜんぜん変わりました。

等倍レベルにトリミングすると気持ち前ピンでの調整になったのかなという気がします。「ピントが甘いというお客様へはまずは僅かに前ピンに調整します」というニコン技術者のコメントを読んだことがありますが、キヤノンも同じようです。素人は極僅かに前ピンのほうがジャスピンに見える傾向にあるのか、
あるいはシャッターを押すときに気持ち前に体が動いてしまうときが多いのかもしれません前のめりになるとすると後ピンで丁度いいくらいなわけで、逆でした。
さて、カメラ話しが長くなってしまいましたが、以下キヤノン不在中のニコンにて、
2015年秋、箱根の旅、続きです。
芦ノ湖から見る
駒ヶ岳。あそこに行き芦ノ湖を眼下に望む予定でしたが今回は行けず次の機会に。そして少しずつ秋を感じる箱根、

なんて思っていたら先日は木枯らし一号ということで、あっという間に冬になりそうです。冬も味わって楽しみたいと思います。人生80年として、折り返すとあと40年。私の場合はあまり長生きする自信がないのであと20数回か、30数回か、それより少ないのは嫌ですが、いずれにしても、それぞれの季節を楽しめる機会は限られていると思うと、春夏秋冬一つずつ味わって楽しんでいきたいと思う四季折々です。

子供がクルマで寝ていたので、写真を撮って時間を潰していました。起きるころには二隻遊覧船が行ったあとの、
元箱根口にて。
前回の
箱根ブログにて家人も飲み過ぎたような話を書いたら「家人は飲み足りませんでした、飲んでません、そんなに」というしつこくクレームが入ったので陳謝撤回の上、訂正しておきます。たしかに後進の若手奥さんと私だけでした、飲み過ぎたのは。

クルマ後ろのお店は
昨年行ったところですが、観光地にありがちな味です。正確に言えば美味しくなく、ここの場合はしょっぱいだけでした。そういえば一年前はまだ
キヤノンX7をフルオートで撮っているだけでした。一眼なんだから写りがいいんでしょ、フルオートが一番いいんでしょ、としか思っておらず、絞りや露出、ましてやレンズの違いなんて知りもせずでしたが、カメラに本格的に興味を持ち出したころは望遠って何に使うんだろう、と思っていましたが、まさか飛行機撮りになるとは夢見にも思わず。

次の遊覧船を待っているとお昼ラストオーダー14:30のご飯に間に合わない。ご飯行くか、せっかくなので遊覧船に乗るか、と家族会議をしていると「
モーターボート」の文字が。これなら船にも乗って、ご飯も行ける、解決策が見つかりました。結論を言うと、
晴れた秋に芦ノ湖でモーターボート最高です。すべての疲れを風が取り去ってくれる、そんな気持ちよさです。
箱根神社の正鳥居。写真で気づきましたが若い女性が手を振ってくれています。気が付かなかった。

さきほど出航を見送った遊覧船を抜かし、

芦ノ湖と箱根の紅葉を感じながら、気持ちよい日差しと風。

一人釣りを楽しんでいる人もいました。芦ノ湖は強風でも吹かない限り非常に穏やかで波もなく、心底ゆっくりとした時間を過ごせそうです。それにしてもこんなところまで漕いでくる、その釣り好きさ加減に脱帽です。

モーターボートはおねえさんが運転してくれました。女性がたとえいくつであろうとも「おねえさん、ありがとう!」そう言える子育て、それは英才教育の一環です。同い年にも「おねえさん」なんて呼ぶようなエリートまでは望んでいません。

秋の晴れた気持ちよい芦ノ湖をそろそろあとにして、

ちょっと懐かしいベンツを一枚撮らせて頂き、

秋の気配感じる
県道75号にて、芦ノ湖の湖尻と呼ばれるエリアを、元箱根からだいたい反対側をぐるっと走って、お昼へ向かいます。

写真右は雲ですが、写真中央あたりの右手は、雲ではなく大涌谷から登る蒸気です。活動がまだまだ活発な様子に感じます。

仙石原のススキは一旦通り過ぎて、

オウムちゃん。がいる、
太原(タイゲン)という箱根で美味しい中華が食べられるお店へ来ました。私の数少ない、貴重であるみん友をして頂いている「
格さん」お気に入りのお店で、お勧めも頂いていた中でやっと行くことができました。食べログを見ていると平日でも待つこともある人気店のようで、ましてや日曜日に覚悟して行きましたが、幸いにすぐに入れました。テレビで紹介されることもあるようで、そのような後だと激混みの可能性が高いと思います。ちなみにみんカラで友達が少ない私ですが、リアルはもっと、というかほとんど友人がいません。

料理が来る間に子供とオウムを見たり遊んでいると、地元の方で法事だったようなおばあちゃん、お母さん、お子さんと話をして、おばあちゃんがあまりに若く見えたのでお母さんかと思いましたと伝えつつ、そんな若々しく魅惑的な方と、話を終わって戻ってみれば、太原名物の雲白肉という料理は半分なくなっていたので写真も残り半分のみ。シャキシャキしたキュウリと絡めて食べながら、これもとても美味しくご飯もすすみ、

もう一つの名物というトマトサラダも美味しく頂き、この麻婆豆腐も甘いコクがありつつ、汗が出てくるほどにスパイスのパンチも効いて、

さらに麺類も我慢できず注文したので、料理はすべて小皿でお願いしました。麺類は、ラーメン屋のそれではなく、本格的な中華料理屋さんの味で、これもとても美味しく頂きました。「また来ようね」と一番の友人でもある家人と会話するほどとても満足できました。箱根は何度来ていようが知らないことのほうが多いので、なんでこんな美味しい店知らなかったのだろう、と思いつつ、新しい発見や出会いもあって、同じ観光地を少しずつ深堀していくのも、また旅の醍醐味かもしれません。間違いないお店を推薦下さり御礼申し上げます。

お昼ご飯に大満足した一行は、旬だけどピークよりちょっと前の
仙石原のススキへ向かいます。丁度このブログをUPする10月末から一番の見どころに入っていくあたりでしょうか。

車を止めて、ちょっと散歩がてら歩き

秋を感じつつ写真も撮って、

見えてきました、仙石原のススキ群。

性格が悪いのを自覚していることを「スネ夫自覚症状症候群」。と名付けているのですが、かのごとく、いつも長いブログだと自覚している中で、

ただでさえ長いのに、不必要に冒頭カメラの写真も多かったのに、ススキの写真が数枚続きます。

と、思いきや、文章が歌詞やリズム、そしてメロディーのごとく、まだまだ続きます。ブログ界のジミーヘンドリックスと自分から言われる通り、エネルギーが溢れてすみません、と数少ないとは思いますが熟読してくださる方がいたとしたら、重ねて申し訳ありません。と思いつつ、マイペースで行こうと思っております。暇な時の清涼剤になれたら望外の喜びです。

子供はススキに興味はなく、石を投げて遊んでいました。「うわ落石事故だ」と笑ってご対応頂いた青年五人組に感謝致します。男五人で箱根、素敵ですが負けません。
おっさん五人か六人での草津もかなり楽しいです。私は子供が居ますが、あまりブログで触れてきませんでした。家人の言葉を借りれば「異常な溺愛を感じる」というぐらい子供のことを大切に思っています。

はどめなく親ばかブログにならないように触れていません。そして遊びは一通りしようがしまいが、妻とはあと5000回は結婚したいほど好きであり、そう思える人との出会いもなかなかないと大人になるにつけ知り、将来的に寿命が延びることを差し引いて平均60年生きて5000回の人生を一緒にいて結婚生活が40年として、軽く20万年一緒にいることになるのですが、それでも息苦しくなく、むしろ居たいと思うほどに、いい出逢いをしたなと思って生きてきたのに、それでも「こんなにも人を好きになれるんだ」と思ったのが子供です。子供が生まれてからただの一度も子供に対してイラっとしたこともありません、微塵も。これも問題であると自覚しています。

子供はもちろん溺愛していますが、同じぐらい後進を可愛く思っています。和を大切にする国において、リーダーシップという素性を教育されてくる人が少ないと痛いほどに実感する中で、次世代のリーダーを育成しているのですが、トータル一人当たり軽く少なく見て20億円の費用をかけてきました。いろいろ考慮するとそれ以上ですが、これに一番お金を使ってきている、という言い方をしてもいいかもしれません。

経済的なものさしで物を言ってしまいましたが、リーダーを育てるということは並大抵ではありません。果てしない宇宙のように、は言い過ぎです、なぜならば答えは必ずあるのですから、と思い信じています。

人生の道しるべの一つにしてきたのが、次の言葉です。野村監督もこのことばを想ってきたというのを最近知って、さらに間違っていはいない言葉であると思いました。
「
三流は金を残し、二流は事業(仕事)を残し、一流は人を残す」。
あまりに長いブログになったので、続きは次回。
生真面目に生きながら、
ドライブへ行こう。