RX1 R
RX100M4

家族とともに留まる熱波を感じる中に歩きながら、一瞬で水平垂直平行を目指す修行という散歩路。ときに「抱っこして、だって地面暑いから」と、結論から伝え、理由も付言しつつ、総合的にシンプルに述べることには好感を持ちつつ、抱っこしながら。

楽しい旅、であっても必ず旅の疲れというものを伴うかと思いますが、この旅の疲れ8割がこの熱された小田原での汗だくになった駐車場駅間でもたらされました。夏場の散歩は考えものです。これから二ヵ月少々、しかし二ヵ月程度、すぐに秋風を感じるようになりそうです、と思い夏をやり過ごすこの季節。

海に山、花火にゆかたday。夏の風物詩を味わう旅や遊びも楽しいですが、しかし現場で仕事している人や外回りをする営業の方などにとっては酷であり、内勤の人も都心では電車通勤がスタンダードであり、などなど、いかんせん近年の夏は熱すぎます。暑いを通りこし、まるでフライパンの上で炒められているかのようであり、字を変える時代かもしれません。

先頭の座席が空いていました。
ロマンスカー30000形の内装がブラッシュアップされたと家人より情報提供があり、カラーリングも多少意匠変更したようで、ロマンスカー制覇をしている我が家としては、見過ごせないところであり時刻も問い合わせて下調べもしましたが、新車両ではないので、またの機会とすることにしました。

写真を撮って、私は二列目の空いている席へ一人で移動します。そしてフレキシブルスポットでお茶に置きピンして待機写真。

箱根に着きました。

車両先頭に写り込んだ父と子、なるほどこのような撮り方もあると、事後的に気づいた一枚。もう少し露出を反射に合わせておきたくなります。

右下に写る無料マイクロバスに乗ることにしてみました。

箱根湯本駅で早々に手に入れた、玩具は買うものがなくなった級ゆえでシールブックを携えて。なおシールブックは消耗品ゆえ同じものであっても何度も買いますが、飛行機のそれは売っているところが少ない傾向なので、見つけたら即買いしています。

後姿を頂こうと思っていたら振り返って、と出発まで数分、写真も撮って待機。

無料送迎バス、途中下車の旅。箱根湯本駅から箱根北原おもちゃミュージアムまで、公称1分、体感30秒、バスに揺られる旅。

という駅から近いおもちゃミュージアムですが、来るのもはじめて、存在を知るのもはじめてでした。

この旅三度の出会いになる七夕の短冊。出かけにばぁばに届けた自作の七夕短冊も数えれば、四つ目の七夕。
短冊の色には意味があるとのことで、見ているとクリネックスティッシュの広告が。色に意味を思いながら使うことになりそうです。
箱根北原おもちゃミュージアム。テレビでもお馴染みの
北原氏が5つ運営するおもちゃミュージアムのうち、その一つです。羽田にもあるようで、これも知りませんでした。常設展もあるようで、含めれば六ヶ所というやり手感。

昭和23年生まれで京橋出身の同氏は、青学在学中の学生時代にオーストリアへスキー留学するなど、家柄もよさそうで、六ヵ所に展示するコレクション数と一方で博物館の収益性を思えば規模感や箱根から徒歩でも数分という立地などに不釣合を感じ、相当な資産家でもあると推察されます。伊香保や那須など、趣味的博物館は裕福な方達の究極の道楽、その一つなのかもしれません。

50年前の青学というと、お知り合いの女史は家に馬車があったという乗馬趣味の方いて、かなり裕福な方が集まっていたというイメージもあります。というバックグラウンドを持った方が留学時に「ものを大切にする現地の人たちの文化に触れ」古いおもちゃなどをコレクションし始めていくのですから、面白いものです。おもちゃに興じる、概ね好きなことだけに興じる人生、楽しそうです。

マクロモードでF8。まだまだ被写界深度が足らずで、簡易ながらマクロ撮影難しいものです。

英語のような単語で、なんとかバイクだ、間違えたスクーターだ、などと言っていたのですが、なんとかバイクが思い出せない、忘却の連続である子供の発する言葉に、子供との会話。記しておくと、あとで見返したときに、よい記録になる実感を思います。

一階の玩具売り場と外廊下を通って、隣のコレクション2と題された建物へ行くと、このようなミニチュアジオラマ、作りがいいので、

写真を撮って遊ぶことができます。一気に夜の新宿繁華街にワープかつタイムトラベルです。なお館内すべて写真可です。

北原氏を引き続き見てみますと、お金が底を尽きたこともあった苦労人であるという記述も目にしました。いずれにしても、能力ある方やリスクを取ってくれる方がいるおかげで、このように楽しめる時間や、子供が様々な経験をできる機会に恵まれることになり、感謝致す心境です。

ミニチュアのジオラマで昭和のノスタルジーを撮ってみる、これがなかなかに楽しい時間です。

が、子供を撮ったり、家族はささっと先に行くわけで、ゆっくり観賞も撮影もできない時間でもありますが、

こうしてあとでじっくり見ても、作りが凝っていて、当時を思い出すかのようなクオリティに思います。ミニチュアカブのライトまで点けるこだわりよう。

ママにお使いを頼まれて、パパと玩具屋へ寄り「前に今度これ買おうね、ってパパが言ってた」とさりげない主張もし、コンビニへ行けば「ママが納豆買って来てって言ってた」と玩具誘惑の後でもミッションを忘れず、

帰りにパン屋さんへ寄り、少し遠目から見ていると、あんぱんとクリームパンを買い、一人で店主とお話までして、これが嬉しかったのか、ままに二回報告したり、こぼされては困るとコーヒーを棚の上に置いておくと「はぱこーひーあぶないよ!」との指摘に「大丈夫だよ」と返せば「絶対こぼすよ!」など注意も加速するようになり、ママが怒ると「ママ笑って」というのは従前からありましたが、最近は「次は悲しい顔して、嬉しい顔して」などコントールしはじめ、笑ったあたりで「ママ、そのままでいて」と、節々に成長を感じた2017梅雨となりました。

それもいつしか懐かしく思う日が来て、そしてこれも懐かしく思う造形。

ゲームウォッチ、小学校低学年の頃に、夢中になってやりました。

完成品も売っていますが、簡易的に作るブリキも販売されています。

登るには大変であろう、急こう配の坂を下って、丁度バスも来ましたが、あえて箱根湯本駅まで散歩です。

箱根のスポット、まだまだ知らないところだらけです。

家に帰って、結局ママが作ることになったブリキの玩具で遊んでいると「パパ、問題が起こった」なんだと返せば「止まらない」と、プルバックより走ることにそう思ったのかなかなかの走行距離。

下で箱根登山鉄道を見れば、近くにいた小さい女の子が「水が落ちて来る」と水滴が飛んできますが、エアコンの水で大丈夫なようです、というカメラを始めてから得た知識。ここら辺りでRX1Rの充電が切れて、

家人用コンデジを貸してもらいカメラ選手交代です。帰りは先頭車両まで歩く気力がなく、

改札最寄りあたりから乗車で一駅だけ鉄道の旅。

15時すぎ、小田原駅着。この中にも外国の方がいました。RX100M4と予め撮ったRX1Rとを、あとで見比べようと35mmにして撮り、

こちらは12時半頃、小田原駅を出発するときRX1Rにての一枚。同じような構図で撮り比べ。二時間半の時を経た割には、案外に同じような構図で撮れていました。ただし電灯が切れている辺り、構図の図り方が甘いのが分かる要素の気がします。

外国の方が現代的なゆかたで傘。絵になるかと思い撮りましたが、このようなときはズームと主題、水平しか気が行っていない状況で、構図という意味では建物などほぼ見ていないと思います。ゆえに再現性が低いですが、

先ほどの小田原駅大提灯の一枚など、構図を図ったときは、何をどう入れるか、を考えて撮ると再現性が増すように思いました。なんとなくイメージで撮っていると、1秒後でも構図の再現性がかなり悪化し、

画角が異なれば当然ですが、同じ画角で再現性が高いということは、裏返すと構図をきちんと隅々まで考えて撮っていることになろうかと最近発見しました。まだまだ甘いながら、やっと構図を考え出したゆえかもしれません。

こちらのポスター、撮るのも、加工するのも、その作業量に圧倒される思いを抱きました。なかなかの力作です。

行きにRX1Rで撮った、小田原城。日の光も異なり、レンズの美味しいところでもなく、不利な面もありますが、

解像感の違いを見てみよう、と思い立ちこちらはRX100M4の70mm、
5DsR+EF35mm F1.4L II USM

こちらは5DsR35mm

を、それぞれ等倍級にトリミング。RX1R(35mm)

RX100M4(70mm)

5DsR(35mm)からそれぞれトリミング。「ここばぁばの病院?」「ここ曲がったとこ歯医者さん?」など久しぶりの道順も覚えていた箱根往路から、

「あ~ロマンスカー楽しかった」との復路で声を聞けば、そういえばいつの間にロマンスカーを「マーカー」と言わなくなったのか、それも忘却であり、疲れは吹っ飛び、蓄積疲労だけが翌日に持ち越される土曜日。

とりあえず傘を差している人を撮るという、ソールライター氏にも憧れるマインドだけときに持って、帰路に就きます。翌日に旅の疲れもあったのか、お茶漬けを作ってもらえば「Aちゃんも」ということで食べてみると気に入ったらしく、お茶漬けをお弁当にしてくれ、に加えて最近はとろろ食べたいという趣向とともにママへオーダー。

家に帰れば夜に「さっき高速で、ばぁばのとこいくって話ししたじゃん」とばぁばのところに行きたいと直談判を引かずも、しかし翌日ばぁばのところへ行けばお茶漬けとうめぼしと海苔が食べたいと渋いセレクトを見せた、2017年梅雨の七夕箱根路、楽しく終えることができました。

プールからあがり着替えの時間。制服シャツのボタンもいつの間にか1人で全部出来るようになりと思い、幼稚園に迎えへ行った時の一枚。数日、ブログを拝見したあと一ヶ月近く、みんカラ活動家としての夏季休暇として動きが鈍くなる予定です。これから来たる猛暑、一足早く暑中お見舞い申し上げつつ、運転の安全と心地よい夏をお過ごしくださいますよう祈念して。