この写真のクルマは、Porsche 935 K3。
そう、日本では「クレーマー・ポルシェ」として、我々世代なら旧山手通り沿いにある「伊太利屋」のブランドカラーである(今でもそうかどうかは知らないけど)ピンクのポルシェが印象に残っているのでは?
そのピンクのポルシェ(生沢徹がドライバーとして参戦した)42号車が出場した1980年のル・マン24時間レース、まさにそのレースにこのアップルマークの71号車も参戦していたんだよね。
ドライバーはあのBobby Rahal(ボビー・レイホール)を筆頭に、Bob Garretson、Allan Moffatの3人。チームはDick Barbour Racing。このチームは、前年の1979年にDick Barbour自身が、Paul Newman(ポール・ニューマン)と一緒に組んで参戦したPorsche 935/77Aが2位でフィニッシュしている。(ちなみに1〜3位を935が独占!)
しかし残念ながら1980年は、伊太利屋の42号車もアップルの71号車もリタイヤに終わり、優勝したのはたしかフォードだった? そして、2位は翌年に優勝するJacky Ickxが乗る908/80(936)だった。
ついでに言えば、以前のブログにアップした
この人は22位でフィニッシュしている・・・
(ちなみに42号車と71号車の2台は、2010年にニュルで開催されたOldtimer Grand Pix 2010にこのままの姿で走ったみたい♪ 71号車は模型もあり)
http://www.youtube.com/watch?v=6dtwHbusj9g
http://www.youtube.com/watch?v=ML80PJm_54E
1980年と言えば、アップルが株式を公開し、ジョブズ氏が弱冠25歳で長者番付に名を連ねたとき。まだMacintoshは単なるプロジェクト名で、製品は世に出ていないし、IBMがMS-DOSを載せて「パソコン」を出すのは確かその翌年。(もしかして、いわゆるIT系スポンサーは彼らが初だったりして!?)
実はAppleの広告を初めて見たのは、ちょうど同じ頃、渋谷にあった某NewWave系ロック喫茶、今で言うところのカフェで。そこのオーナーがAppleのファンだった。店内の壁にApple Ⅱの洋雑誌の広告だか、英文のカタログみたいなものを張っていたのを覚えている。
まぁ、しかし・・・(個人的にも80年はいろいろと思い出深い年でした)
あれから30年。あっという間でしたね。
彼の存在がどれだけ今の世の中に影響を与えたか。パソコンを使って仕事をしていること、そしてその使い方自体、彼がいなかったらもっと違ったものになっていたかもしれません。
天才は早死にすると言いますが、ピカソやダリは長生きだったし・・・
Rest in peace, Steve Jobs.
Posted at 2011/10/07 13:40:55 | |
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