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変電所から叫び声…上半身裸の侵入男が感電

読売新聞 8月13日(土)12時37分配信

１３日午前３時５０分頃、福岡県古賀市美明１の九州電力古賀変電所の敷地内で、男が大声で叫んでいるのを近くの住人が聞き、１１０番した。

県警粕屋署員が駆けつけると、男は上半身裸で全身にやけどを負っており、病院に搬送された。男は設備に触って感電したとみられる。

九電によると、同市と同県新宮町の計約９８００戸が午前３時３５分から約２分間停電した。粕屋署は建造物侵入の疑いで調べている。

同署の発表によると、同県福津市の無職の男（５１）。有刺鉄線付きのフェンス（高さ２・３メートル）を乗り越えて侵入したとみられる。搬送時には意識があり、「友人とけんかしてむしゃくしゃしていた」と話していたという。

最終更新:8月13日(土)12時37分


恐らく全身にやけどを負ってるとの事ですから、助からないかも知れませんね。
酔った勢いとは言え、変電所と喧嘩は良くないですね。
施設内には、大きなバンクと呼ばれる変圧器の2次側を除くと高圧では無く特別高圧(直交流ともに7000Vを超える電圧)設備だらけですので、入っているだけで誘導電圧によって体が帯電してコンデンサの様な物に成っているので、直接設備を触った訳では無いと思いますが(多分ある程度までしか近づけないと思いますがもし、触ったなら体が吹っ飛びますので、本当の自爆ですね)、体が帯電した状態で接地帯に触って感電してしまったのでは無いかと思います。
勿論、変圧器の2次側も高圧なので危険なのは間違い有りませんが。

特高は保護具も使用出来ませんので、非常に危険です。
昔、鉄塔に昇る機会が有りましたので昇った所、途中で誘導電圧の為髪の毛など全身の毛が逆立つ様な経験した事が有ります。
その時点で、降りましたが。

鉄塔などを見ると解ると思いますが、鉄塔から電線までの間に白い碍子(瀬戸物)が沢山取り付けられていると思います、街中の電柱にも碍子は付いていますが、明らかに数が違います、それだけ碍子で絶縁をする距離が必要な設備です。
電線に鳥が良く止まっていますが、送電線では余り見る事が無いと思いますが誘導電圧で近づく事が出来ないからです。
送電線の碍子に海風等で塩が付着すると、雨が降った日はジージー音が鳴ったり夜は、線香花火の様になるのが見れます、これは碍子の塩を伝わって電線から鉄塔の接地帯へ電気を流そうとリークしているからなので特に危険は有りません。

高圧で感電すると電気が入った場所は殆ど後が残りませんが、電気が抜けた所(手の平や足の裏等)は大やけどをしたように成ります、実際高圧で感電して助かった人から見せて貰った事が有ります。
ですので、今回の人は全身と言う事ですのでこれで助かったら、雷でも平気な様な気が。
今回、2分間の停電の保障はどうなるのですかね？
感電したショックで、飛ばされたと思いますので一旦変電所のリレーが地絡なり過電流で動作した物の通常通り再閉路リレーが動作して送電されたのだと思いますが、変な方向(設備側)に飛ばされていたらこんな騒ぎでは済みませんね。

自業自得以外の言葉が有りませんが、電気は本当に危険ですので、変電所などに入ろうなどと思わない方が良いです。
普通は、余り変電所の場所を知ってる人はそんなに多くは無いと思いますが。