本日は帰国の日。
楽しくて居心地が良いこの国を離れて現実社会に戻らなければなりません。
なので、最後の最後までこの国を楽しんでしまいます!!
ホテルの朝食はバイキング形式。
小龍包も有りましたが、他の宿泊客がどんどん取ってしまい、あっという間に無くなってしまいました(泣
ホテルを出てから台湾のガイドブックには必ず紹介されている「中正記念堂」まで地下鉄(MRT)で向かいます。
この日も天気が非常に良く、写真を撮ったりする分には良いのですが、午前9時の時点でも気温36度近くになっており、熱中症に十分に注意して街歩きします。
中正記念堂の駅から少々歩くと、このような立派な門が現れます。
ここは蒋介石の顕彰施設ですが、どこかの国のように重苦しい雰囲気はなく、文化の交流を目的にした音楽館や芸術館も併設されており、地元の学生がダンスの練習をしているのを目にする事ができます。
ここへも台湾に来る度に散歩で来ていますが、「ある儀式」を見た事がありませんでした。
壮大な中正記念堂の階段を上ると蒋介石が鎮座している像があります。
アメリカのワシントンDCにあるリンカーン記念堂に似ているような印象です。
蒋介石の像の両側で直立不動で立っているのは蝋人形でなく本物の兵士です。
10時から16時まで1時間おきに衛兵が交代するのですが、その動きが凄くカッコイイので、見る価値ありです!!
今日は日本以外は休日では無いのか、見物している観光客は特別多いようではなかったので、一番前を陣取って撮影する事が出来ました。
交代式の見物が終わり、あとは帰りの飛行機の時間まで自由時間です。
この日の日本は梅雨真っ只中に対して、超が付くほどの快晴なので無理せずに日陰や地下街を通りながら台北駅へ向かいます。
台湾鉄道は近年、日本の鉄道会社と提携交流しており、東武鉄道やしなの鉄道とコラボしたイベントも行われています。
鉄道ファンとしては最後まで列車を見物したいので、台北の近くの駅まで電車で往復ついでに、駅で撮影&見物して過ごします。
台湾のユニークなところが日本と同じような地名の駅が多い事です。
台北駅で何とかキャッチした機関車牽引の急行列車。
台北駅と板橋駅で20分ほど粘っていたのですが、撮影する事が出来たのは数種類だけでした(涙
それでも駅の発車ベルが日本では殆ど聴く事が出来なくなった「ベル」が使われており、日本人にとっては懐かしい音が響き渡ります。
自動放送だけでなく、肉声の放送が多く、意味は分からなくても面白く感じます。大陸の中国語と違って、聴き心地が良いのが台湾の中国語の発音。
鉄道ファンで初めて台湾に来るなら、駅に30分くらい居るだけでも凄く楽しいですよ!!
最後の昼食は台北駅のフードコートで。
ここには日系のチェーン店が非常に多いので、日本食だらけです(爆
せっかくなので究極に台湾らしいのを食べたいので炒飯が美味しそうな店へ。 日本のとは違うスパイスが効いており、米もパラパラして本場の美味しい炒飯が堪能できました!!
ここから空港へ向かう桃園MRTに乗るのですが、最後の最後まで台湾の空気を感じたいので、駅から外に出て街並みを眺めながら乗り場へ向かいます。
時間があまりないので出国手続きをして中の売店で台湾らしいものを買いましょう。
海外からの帰りで、いつも疑問に思うのが高級ブランド品や香水などの免税店の存在。
その国のブランドなら分かりますが、OMEGAとか他の国でも買えるし、貧乏旅行者は見向きもしないでしょう。
自分が乗る便の搭乗口近くで台湾茶とパイナップルケーキを買った程度。
機内に持ち込める程度にしておく為です。帰りは非常口近くの窓側の席になりました!!
台湾の持つ自由な空気感ともしばらくお別れ。3時間ほどのフライトで成田に到着し、現実社会に戻ってしまいました。
海外から日本に帰る度に感じるのが「殺伐感」「空気の重さ」「ギスギス感」です。
夢のように楽しい3日間はあっと言う間でしたが、お世辞抜きに台湾は楽しい!!面白い!!本当に良い国!!
欲を言うともっと日数があって、10日くらい居たいです。
明日から仕事だと思うとかなり気分が憂鬱になるので、次の旅行の計画を立てて、少しでもポジティブになるようにします。
今回の旅日記はこれでおしまいです。
通常なら現地の通貨を使い切るか日本円に両替するのですが、今回は1,600NTD(元)をそのまま持って帰ってきましたし、日本のSuicaにあたる悠遊カードもチャージした状態で持ち帰り。
これが何を意味するか・・・お分かりですよね?
この日の宿泊地にした台北の「新北投温泉」も、日本統治時代に日本人が開発した温泉地です。
今は台北市民の行楽地としてだけでなく、日本人を含めた外国人観光客にも好まれる温泉地となっています。
これから台湾を代表する博物館「国立故宮博物院」へ向かう前に、士林の街の定食屋にて昼食。
観光客があまり来なさそうな、台湾の大衆食堂っぽい本当の「台湾料理の店」で
腹ごしらえして、バスに乗って向かいます。
日本からの一般的な台湾ツアーには必ずと言っても良いほど組み込まれる「国立故宮博物院」は台湾の歴史と言うよりか、古代中国の文化財を中国大陸から持ってきて展示されています(歴史的経緯については省略させて頂きますので、リンク先を参照下さい)。
ここに展示されている物を全て紹介するのは不可能なくらい展示内容が多いので、個人的に気になった物を掲載します。(後日フォトギャラリーに掲載予定)
清の始皇帝に関する資料があり、中国の歴史に興味がある方にはお勧めです。昔の中国は良かったと感じる内容でした(今の中国は・・・ノーコメント)。
古代中国のジンギスカン鍋(嘘です)
野菜を沢山食べましょう。
肉ばかり食べていると中性脂肪が上がりますよ。
台湾のカスタムカー!?ホイールがナイス!!
個人的に行きたい次のスポットは時間帯が大事なので、やや急ぎ足で見てMRTの駅まで戻りました。
この路線は台湾に来る度に利用していますが、終点まで乗ったのは初めて。
台北から淡水まではかなりの距離があり、私が想像していたよりも郊外の自然豊かな住宅地を走り続けるのが印象的でした。
淡水は海に近く、夕日のキレイな観光スポットとガイドブックには紹介されていましたが、想像以上に大きな街で、日本に例えると横浜の山下公園周辺のような感じです。
ここへ向かうMRTの電車が混んでおりましたが、この日は台湾でも日曜日で台北市民が夕日を見に来ているようです。
それだけに河沿いの公園や遊歩道には夜市にも負けないくらい賑やかな屋台が出ており、食べ歩きが楽しめます。
日本人の姿もよく見かけましたが、地元の憩いの場にもなっている場所でもあります。
夕日の時間が迫りましたが、海上には雲がかかってきたので、海に沈む様子は見られないと思ったので雲に隠れる前に夕日を撮影。
駅へ戻る途中で見かけた台湾の教会。
台湾で広く信仰されている道教の廟。
台北市内の至るところにある「佐野らーめん」の店。日本人的にはヲイヲイ
台湾は普通の街を歩いているだけでも面白く、中国語が分からなくても漢字表記なので日本人なら概ねの意味は分かってしまいます。
台湾吉野家のメニュー表(ここの店、初めて台湾に来た時に食べましたww)
台湾はどこも観光名所へ行く道中が楽しいので、飽きっぽい私でも何度来ても面白いと感じます。
この日の夜は士林夜市(台湾の夜市で最も有名)に行く予定でしたが、昼間に歩き疲れたのと、雨が降ってきたのでホテル周辺で夕食を探す事にしました。
MRTで新北投のホテルに戻ると、雨が強くなってきたので近くの魯肉飯の店でテイクアウトし、ホテルで食べる事に。ついでに台湾のフルーツ等も食べたいので近くのスーパーへ。
夜市に行かなくても台湾の庶民の味が手軽に楽しめます。
このホテルに付いている温泉が日本では贅沢な造りとなっており、各部屋に源泉掛け流し(硫黄泉)の浴槽があります。日本だと超高級旅館クラスですが、日本円で8,000円程度です!!
部屋で台湾のTV番組を見ながら酒を飲んで過ごす。
これも日本では出来ない過ごし方なので、台湾滞在中はゆっくりとTVを見て、言葉は分からなくても大体の意味は理解出来るので有意義な過ごし方だと思います。
贅沢な温泉に入って身体もリフレッシュして台湾最後の夜となりました。
3日目は高雄で朝を迎えました。
台湾の人達の朝食は家で食べない方が多く(共働き世代が多いからと言われているが、全ての家庭がそうではない)、街には朝食の店が多く営業しています。
店内で食べる事も出来ますが、多くの方はそれを自宅や職場に持っていって食べる事が多いようです。
私もそれに習って台湾の朝食を堪能します。
これが高雄の朝食の店の様子。
ツアー旅行ではこんな事体験できませんよね。
旅も折り返し地点なので、この日は急いで台北に戻ります。
地下鉄(MRT)で美麗島駅から新左営駅まで移動。
台湾の地下鉄(MRT)では飲食が禁止されているので、注意して下さい。
高雄は萌え?
ここから台湾新幹線(台湾高鉄)に乗ります。
乗り方は日本人にも分かりやすく、自動券売機に日本語表記もあります。
私は予約なしの行き当たりばったりで来たので、次の電車の空席状況を見て、急いで指定席を購入したのですが、ちょっと失敗してしまいました(後述)。
日本の東海道新幹線の700系と同等モデルなので、本当に日本の新幹線とそっくりです。
車両は12両編成で、一部にグリーン車にあたる商務車が付いている他、自由席車両もあります。
一般席の車内も殆ど同じ。
日本では無くなってしまった車内販売も回ってくる他、食べ終わったゴミを集めて周るアテンダントさんがやってきます。
駅の案内掲示板にはほぼ満席と表示されていたのですが、乗ってみると空席が目立ちました。どうやら途中の駅から席が埋まるようです。
先ほど「失敗」と書きましたが、慌てて乗った便が、日本で言う「こだま」のような各駅停車タイプだったらしく、途中の駅に長く停車して後から来た「のぞみ」のような速達便に何度も抜かれてしまいました。
台湾新幹線には列車ごとの愛称が無く(表示を注意して見れば停車駅案内から分かる)、台北~高雄までの最速便と各駅便とでは30分ほどの違いがあります(料金は同じ)
速達便より30分遅いとは言っても台湾鉄道(在来線)の特急より速いですし、バスなどとは比べ物になりません。
本数も多く、日本人を含む外国人に分かりやすく案内が書かれているので、初めて台湾を旅行する人も安心して使えます。
用地買収の関係か、大都市の中心部に駅を作る事ができない事が多かったので、殆どの駅が大都市の郊外に設置されています。
約2時間で台北駅に到着。高雄の宿を8時頃に出て、昼前に台北に到着できるので本当に便利です。
この日の宿は予約していなかったのは当日の気分と天気で決めようと思ったからです(←何とも脳天気で行き当たりばったりですね)!!
日本は梅雨真っ只中なのに対し、2019年7月14日の台北は晴れのち曇りでした。
無難に台北駅前のビジネスホテルよりも、温泉付きホテルで身体を休めようと思い台北駅から地下鉄(MRT)で行ける温泉地「北投温泉」のホテルへ向かいます。
人口200万規模の大都市で、都心から電車で20分程度の所に立派な温泉地があるのは、日本でもあまり無い(せいぜい神戸の有馬温泉?)ような・・・台北市凄すぎる!!住みたい。
日本は3連休ですが、台湾は今は普通の日曜日(翌日は普通の月曜日=一般的には仕事の日)なので、観光系のホテルは空いていると確信がありました。
重たい荷物を置いて、何度も台湾に来ていながら行けてなかった台北の有名な観光名所巡りに出ます。
長くなるので、一旦区切らせて頂きます。
これから乗車する花蓮~台東は「花東線」と呼ばれ、日本統治時代にナローゲージで鉄道が引かれていました。
線路を改軌の上、近年まで非電化の単線だったのでのどかなローカル線のような雰囲気がありました。
今は電化されて一部が複線に改良されているとはいえ、車窓の美しさは変わりません。
また、この沿線には日本統治時代に開発された温泉が沢山あり、漢民族よりも昔から住んでいる先住民の方が多く住んでいるので、中華の文化とは違ったポリネシア系の民族文化が垣間見れる地域です。
旅の日程に相当な余裕があれば、この沿線の駅で途中下車してレンタルバイク等で温泉や先住民の民族村(観光客向けに開放されている所もあり)を見て周ると、台湾の奥深さを感じる事が出来るはずです。
およそ3時間ほどで台東駅に到着。
この駅の放送は台湾の駅でよく流れる「中国語(台湾式)」「客家語」「台湾語」「英語」に続いて先住民の言語である「アミ語」が流れる事があります。
台東は先ほど乗り換えで下車した花蓮よりもさらに田舎(失礼)ですが、のんびりした南国の地方都市の雰囲気があり、特産のフルーツ「釈迦頭」の産地です。
近くには日本統治時代に大規模開発された温泉地「知本温泉」(硫黄の源泉)があり、今は台湾の方の間で人気のリゾート地となっています。
私も始めて台湾に来た時に知本温泉に泊まりましたが、個人的には大都会の台北よりも自然豊かでゆっくりした時間が流れる知本温泉周辺で過ごす方が好きです。
今回は時間の関係で乗り換え時間の合間に駅周辺を見る事しか出来ないので、簡単に写真だけ載せておきます。
ここは台東の市街地からやや離れているので、市の中心部に行くにはバスかタクシーを使うしかありません。
駅前には日本の地方の新幹線駅のようにレンタカーの店がいくつかあります。
因みに日本人が台湾のレンタカーを運転するには「国際免許」が通用しないのですが、JAFの支部で中国語の翻訳文を発行してもらうと、台湾で法的に運転する事ができます!!
何度か台湾に来て、現地の運転事情を把握した方ならレンタカーで観光名所を回るのも良いでしょう。
台東駅も以前に比べて大幅なリニューアルが行われて、先ほどの花蓮市と同様に観光開発を進めていると思います。
再び空腹になり、駅弁を買って食べてしまいました(笑
約1時間の乗り換え待ちで今回の目的である列車「普快車」に乗車します。
日本と同じ(一部はそれ以上)レベルまで近代化された台湾の鉄道の中で、最後となった非冷房の旧型客車列車です。
15年くらい前から日本の鉄道雑誌などで度々取り上げられるようになり、最近はSNSの普及で日本の鉄道マニア以外からも注目される人気列車となってしまいました。
なので場合によっては非常に混雑してしまいますし、ローカル列車なのに日本人が絶対に乗っているという有様です。
客車の色が日本の国鉄12系などを彷彿させ、車体の形状も旧型客車そのものです。
牽引する機関車はアメリカのGM社製のR100形電気式ディーゼル機関車。
まるでアメリカの大陸横断鉄道のようですが、意外にも素朴な青い旧型客車と似合っています。
車内が混雑していたので車内の写真は撮れませんでしたが、座席はビニール貼りのセミクロスシートです。
何とか1ボックス確保出来たものの、海側の座席が全て埋まってしまい山側の席で窓を全開にして風を浴びます。
この列車は写真で見る分には素朴な日本の旧型客車を彷彿させるので、のんびりと走るイメージになってしまいますが、実際にはかなりヘビーな乗り味です。
機関車のエンジン音が鉄道マニアですら失神するくらい凄まじく、ユーチューブでも音は聞けますが実際には音というより衝撃波となって、機関車次位の客車に乗った乗客に襲い掛かります。
特にトンネルに入ると耳を塞がないと耐えられないくらいの衝撃波と共に、窓から侵入してくる風圧と相まって、列車と言うより絶叫マシーンそのものです。
なので心臓の弱い方や体調のすぐれない方は最後尾の車両に居た方が良いです。
非冷房なので非常に暑く、乗車前にドリンクを購入しておかないと熱中症の可能性もあります。
それを我慢すると普快車=不快車でなく「愉快車」となって、鉄道マニアにはたまらない旧型客車の旅情が味わえます。
客車列車なのでブレーキをかけると「ガクン」と機関車側にぶつかる感覚があり、床下からブレーキエアの抜ける音が聞こえます。
殆どの乗客が窓を全開にしてカメラで撮影し続けている状態です(つまり乗り鉄目当ての観光客しか乗っていない)。
この日も20人くらいの日本人が乗っており、時折笑い声が聞こえます。
私もデジカメで動画撮影を試みましたが、風きり音が入ってしまい機関車からの爆音を拾う事は出来ませんでした。
何故かスマホで撮影した方がよく撮れていました。
列車は台湾山脈を横断する長大トンネルを通過すると信号所に停車。
山を降りると今度は東シナ海が見えます。
台湾の南を走る「南廻線」の車窓は日本と似ていながらも南国の植物が目立ち、何度乗っても飽きる事はありません。
終点坊寮駅に到着。
名残惜しいですが、普快車の旅はここでおしまい。
この後、4分後に高雄方面への特急列車が来るので、急いで乗り換えます(これを逃すと2時間ロスしてしまいます)。
やってきたディーゼル特急は運良く座れました(デジカメで車窓動画を撮影しています)。
この後は高雄の宿にチェックインして夜市へ繰り出すのですが、長くなるのでここで区切らせて頂きます。
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