

目が覚めると、そこは懐かしき北の大地だった。

本日から4日間は学生時代の気分に戻って長距離ドライブします。
当時のクルマにはカーナビ等付いておらず、北海道地図を見ながらドライブしたので、今でも道は身体が覚えています。
「石狩」「浜益」等、当時はお馴染みの地名も鮮明に記憶から蘇りました。

ここから日本海側を通る国道号通称「日本海オロロンライン」で一気に稚内を目指します。

途中で総走行距離が95,000kmを達成。
13年も経つクルマなのに、まだ10万km走っていないので、この北の大地で思う存分走らせてあげましょう!!

途中には「白糸の滝」と言う見所があり、愛車と記念撮影するのが定番です。

信号が非常に少なく、順調なペースで走り続けると「増毛」の町に着きます。

ここには残念ながら2016年12月に廃止になった留萌本線の増毛駅が保存されています。
当時の回想シーン。

高倉健主演の映画「駅STATION」の舞台にもなっただけに、今でも訪れるファンが多いそうです。

増毛から留萌へ。
この留萌市もかつてはニシン漁や周辺の炭鉱から石炭を積み出す港町として繁栄した街です。
先程の留萌本線も、今はここ「留萌駅」まで残るのみとなっていますが、繁栄していた時代は留萌駅から国鉄羽幌線や炭鉱鉄道等が分岐していました。
ここを通る観光客ドライバーは、その事も知らないで素通りしてしまう事が多いですが、かつての繁栄を思うと浪漫を感じられませんか?
留萌から先は人家もまばらとなり、交通量も更に減ります。

先程述べた国鉄羽幌線が走っていた頃はニシン漁や羽幌炭鉱で町も沢山あったようですが、今は原野へ還ろうとしています。
ドライブする分には快適ですが、栄枯盛衰を思うと複雑な心境になります。

手塩から一時的に内陸の豊富町に入ります。

昨日、ユータ@さんに教えて頂いたカツ丼の店へ。
ちょうどお昼時だったので、外回りで仕事している方達が昼食で入ってきました。
地元の定番の店のようです。

カツ丼も結構なボリューム!!

カツ丼で腹を満たしたら近くの「豊富温泉」へ。
豊富温泉は元々石油発掘の油田に由来し、お湯が石油の匂いがするのが特徴です。
日本では他に新潟県の新津温泉に似た泉質の温泉があります。

皮膚病等の湯治客向けで入浴後も石油の匂いが残ってしまいます。
キレイな温泉に入りたい方にはちょっと・・・私は好きですけどね(汗

適度に休憩の後、再び日本海側へ戻ります。

この辺りは国立公園「サロベツ原野」が形成されており、北海道の中でもひときわ広大なロケーションが楽しめます。

日本海オロロンラインに出ると、クルマ好きには憧れのこんな道路が・・・

北海道ではお馴染みの道路の矢印すら無く、道路以外の人工物が見えないので、まるで日本じゃないようです。

ここで愛車の記念撮影はお約束ですね。
しかし、実際には旅行者等のクルマも多く通過するので、撮影の際は十分に周囲を確認して、安全な状態で行いましょう。

ドラレコがある方は動画を保存する事をお勧めします!!
ここを抜けると抜海の町になりますが、町の入り口にはネズミ捕りが居るので、町が近付いたら速度は55km/h以下に落として下さい。

抜海の町を抜けると日本最北端の地「稚内」はすぐです。
この後の記事も長くなるので、一旦ここで区切ります。
Posted at 2017/06/29 23:54:56 | |
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