私が自動車の免許を取ってから、定番ドライブスポットとなっている真岡鉄道沿線。近年はバイクツーリングで行く機会が激増し、仲間とSLと並走して遊んだりしてきました。

真岡鉄道も地方鉄道として経営が楽な状態ではなく、集客の目玉であるSL列車も、他の鉄道会社の派手な観光用SL列車に客を奪われているらしく、年々乗客が減っているように見えます。
私も何度か「SLもおか」に一人で乗る事はありますが、沿線の風景が特別凄い所は無く、平凡な日本の里山が続きます。
私としては「素朴な日本の原風景が味わえる懐かしい汽車」として好きなので、この列車を仲間で乗って楽しもうと、今回はカブ仲間に呼びかけて「乗り鉄イベント」を行いました。
今回は茨城県南から関東鉄道で向かうグループと、千葉方面からクルマに乗り合わせて来るグループが現地で合流する形を取りました。千葉からクルマで来れれる方には「ハイタッチドライブ」を使うようにお願いし、お互いの居場所を確認しあう事ができます。

私達「鉄道組」は取手から関東鉄道常総線で下館へ。そこから真岡鉄道で真岡駅へ向かうのですが、関東鉄道は9月の洪水で被害を受けており、今回のイベントが開催出来るか心配でしたが、予想よりも早く復旧し、当初の予定通り常総線快速列車に乗る事が出来ました。

この快速列車は普通の電車と違い、ディーゼルエンジンで走る列車で、電車よりも性能は劣るのですが、13リッター直列6気筒エンジンにインタークーラーターボ・3速オートマチックを搭載し、ディーゼル列車としては速い速度で快走します。
常総線快速列車で終点「下館」に到着すると、今回のお目当て「SLもおか(下り)」が発車する所でした。私達はこの列車の折り返しの「上り列車」に乗るので、ここでは見送ります。殆どの乗客は「下り列車」だけ乗って終点でクルマで来た人に乗せてもらって帰るパターンなので、「上り列車」の方が空いているし、面白い区間を走ります。

後続の普通列車で真岡まで向かい、ここで千葉組と合流。真岡駅近くの「餃子のみんみん」で美味しい餃子を食べます。
真岡13:26発茂木行きの普通列車に参加者全員(10名)が乗り込みますが、やってきた車両は真岡鉄道に2両しか存在しないクロスシート(向かい合わせのボックスシート)の車両だったので、4BOX確保出来て車内ではみんなで遠足気分に!!今回の参加者の中には普段は列車に殆ど乗らない方も居るので、新鮮な気持ちで楽しいと喜んでいました。

終点茂木駅からお目当ての「SLもおか」に乗り込みます。空いている傾向があるとは言え、人気列車なので座席の確保は早い者勝ち!3号車の機関車に近いBOX席3つを抑えて再び「大人の遠足」開始。運転しない人達はビールを用意して、SLの汽笛で乾杯!!ブラストの音に酔いしれながら、鉄道にそれほど興味がない方も大はしゃぎで宴会状態でした。
私はこの列車に乗っている時も「ハイタッチドライブ」を機動していたのですが、沿線にある「道の駅もてぎ」でスバル車のオフ会が行われており、案の定ハイタッチする事ができました。SL列車とハイタッチするなんて、オフ会の方達も驚いたでしょうね!

私が幹事と言う事もあり、あまり写真を撮る事ができないのが惜しまれますが、茂木から真岡まで約1時間、参加者の皆さんは満足されたようです。一人だけ静かに車窓を眺めている方が居ましたが「自分が幼少の頃を思い出して、汽笛の音を聞いていると涙が出そう」としみじみ楽しんだそうです。

SL列車は終点の下館まで行くので、千葉から参加された方達7名とは真岡駅でお別れ。SL列車が真岡駅を発車する際には、あたかも昭和30年代に見られた「集団就職列車の見送り」状態になって、何故かみんなで万歳三唱!?明るくてノリの良いカブ仲間が集まったので最後まで楽しい時間を過ごす事ができました。
バイクツーリングやドライブ、クルマいじりも楽しいですが、仲間とわいわいやりながらSL列車に乗ると楽しさ倍増です。「ハイタッチドライブ」を機動させれば駅のバッジが沢山取れます。 みんカラの趣旨からは反れるでしょうが、クルマ仲間で集まって楽しい列車でオフ会と言うのも良いのではないでしょうか?
Posted at 2015/11/26 12:40:03 | |
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