![NO.1267 恐るべし紀伊の酷道 2023秋旅-3 NO.1267 恐るべし紀伊の酷道 2023秋旅-3](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/349/274/47349274/p1m.jpg?ct=9a0e3e30a365)
11月6日は紀州の旅の2日目です。
今回は2021年の時と重複するルートを少し走行し、本州最南端からは又山間部を北上する事にしました。 この判断が後々になって後悔するとは思っていませんでした。
海岸沿いは避けたかったし、他に選択肢は無かったので仕方が無いのですが・・・。
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11月6日朝6時のcw号は“道の駅・なち”で目覚めました。
“JR那智駅”と併設された道の駅でした。
2021年の時は“那智勝浦新宮道路”を走行したので、ここを訪れるのは今回が初めてになります。
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おや! フェスに参加していたKトラシェルが車中泊したようです。
出発時に少しお話したところ、この後紀伊半島沿岸を時計回りして大阪から門司までフェリーを使って大分まで帰るそうです。
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“丹敷の湯”
JRの駅に温泉が併設されているのは珍しいですね。
午後3時からの営業なので、朝風呂は諦めるしか無いですナ。
大分のご夫婦さんとは「また来年も会いましょう〜」とご挨拶してスタートしました。
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むか〜し、仕事関係の慰安旅行で来たのがもう40年前になる“那智の滝”へ立ち寄ってみました。
雨は朝方には止んでいますが、まだ空は曇ったままです。
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滝へは石段を下って行きます。
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昨日が雨だったのでこの水量でしたが、有料Pのオジサンから聞いた話では段々と水量が減って来ている事を危惧しているそうです。
まだ朝の8時なので観光客は少なめでしたが、僕がクルマに戻るときには観光バスが数台到着して大勢の人とすれ違いました。
なんかC国人らしかったので、静かな内に滝の鑑賞ができてラッキーでした。
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来た道を戻り、国道42号を海伝いに南下してここで小休止しました。
“道の駅・たいじ”です。 クジラ/イルカ漁で何かと騒がれて有名になった町ですね。
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那智黒ソフトクリーム¥380は独特なコクのある甘さで美味しかった。
ここのレストランメニューはとても美味しそうな物ばかりだったけれど、まだ時刻は午前10時前ですからスルーです。
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“道の駅・くしもと橋杭岩”も二度目の来訪になります。
その目的は・・・。
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これ『本州最南端証明書』を入手する為でした。
2021年に訪れた時には興味が無かったものの、この夏に『本州最東端証明書』を手に入れてしまったからには残りの3つも欲しくなるのは当然でしょう。
勿論、全て来訪済みですが・・・。
そう、本土の四極証明書は無料で貰えますが、本州四極の方は¥100かかります。
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次は前回スルーしてしまった“紀伊大島”の先端にある場所へやってきました。
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“トルコ記念館”
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↑の海難事故で有名な場所で、映画(海難1890)にもなっています。
その映画は見ているので興味がありました。
色々な資料が展示されていて楽しめました。 ¥500
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灯台へ向かう途中でパチリ。
この日はとても風が強かったので波が荒々しく打ち寄せていました。
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“紀伊大島”東端の“樫野埼灯台”までやってきました。
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日本最初の石造灯台だそうです。
1870年点灯とあるので、海難事故の二十年も前から有るという事になります。
螺旋階段を上がってみましたが・・・、余りの強風に恐れをなしてそうそうに降りてしまいました。 体ごと吹っ飛ばされそうになるなんて、多分人生で一番の風圧をくらった気がします。(バイク走行時を除く)
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本州へは途中にある“苗我島”を経由する“くしもと大橋”で戻ります。
島の先はループ橋になっています。
調べたところ、島人口約1000人の為にこんな立派な橋を架けちゃうんですね。
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そしてもう証明書は入手したので用済みですが、折角なので“潮岬”にも立ち寄ります。
本来ならばここで証明書を貰うのが筋なのでしょうが、ここだと見えている“潮岬観光タワー”の入場料込みの¥300が必要になります。
この曇り空で眺めが良いはずがない時にタワーに登ってもね〜・・・。
ここの手前で先の大分のKキャンさんとスライド、ご夫婦揃ってオーバーアクションで手を振ってご挨拶いただきました。 なんかホッコリ。
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時刻が丁度お昼だったのでここの2Fレストランで昼食としました。
色々有って迷いましたが。
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『近大まぐろ丼』¥1700にしました。
なんかメニュー画像と違うゾ! これもよくある話。(笑)
養殖だから? 淡白な味のまぐろでした。
変な生臭さが有るよりはマシですが、「ガンバレ! 近大!」って感じ。
1Fのお土産売り場で梅干しを購入して家族のご機嫌をとりましょう。
串本の町で給油、408Km走行して30Lの給油は13.6Km/Lの悪燃費でした。
エアコンOFFでそれほど急いだわけでも無いのにこの燃費、かなりのアップダウンの連続だったから仕方が無いか?
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さてここからは紀伊半島の内陸へ向かう道がマップに出て来ます。
しかし、スマホのGoogleマップとタブレットのYahooカーナビでルート案内に違いが出ます。
Yahooの方はもっと沿岸を走って“白浜”あたりから内陸へ向かうルートを表示します。
極力重複ルートを避けたかった僕はGoogleマップの方に従いました。
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海を離れてしばらく進むと道はこんな感じに!
そして雨は本降りとなっています。
これ国道371号なんですが・・・。
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路面には落ち葉が増え出して道幅が段々と狭くなってきています。
次第に嫌な予感がしてきますが、もう既に20Kmも走行しちゃっています。
「行くしかないでしょ」
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あらららら、遂には路面が落ち葉で埋め尽くされて来ました。
ズルッと滑りながら、対向車が来ない事を祈って進みます。
所々ではガードレールすら無い場所も出て来ます。
途中で国道371号「この先行き止まり」の表示が!
あ〜〜、Googleマップはこの先“本山谷平井林道”を経路としていたんだっ!
Yahooの方が正解だったか・・・。 しかしもう戻れませんよ。
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ここはマップによると“谷野口の吊り橋”らしい。
ここは既に国道371号になっていますが、そこまでの林道区間では落ちている倒木をクルマから降りて避けたり、あまりの落石が散乱する路面に心配になり徒歩で先を探索したりの苦難の道でした。
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この先へ進むと民家がチラホラと現れ出し、道幅も広くなって来て一安心。
ここからは少しはペースアップ出来ると思いました。
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が! 平瀬の町を通過した辺りでGoogleさんが県道217号へ右折の指示を出しました。
10Kmの距離とは言えこれもまた中々の舗装林道でした。
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路面は先ほどよりはいくらかマシだったけれど、今度は道に覆いかぶさる様に突き出ている木の枝が邪魔をします。
擦ってしまってcw号シェルの高級塗装(笑)に傷を付けたく無い僕は直線でも蛇行運転を強いられました。
国道311号に出て“道の駅・熊野古道中辺路”で休憩する頃にはヘトヘト状態になっています。
串本から海を離れてここまで約90Kmの行程をノンストップで3時間半も掛かってしまいました。
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その後は本宮/十津川を通過して“湯泉地温泉 滝の湯”で入浴となりました。
度々降車したのでかなり濡れていて体も冷え切っています。
下調べも無しに飛び込んだものだから、ここはハズレを引いたかも?
小さな内湯が一つと階段(70段?)を降りていく露天風呂が一つだけの施設でした。 その坂道には『マムシに注意』の看板有り。
う〜ん、これで¥800か・・・。
迷ったもう一つの“泉湯”にするべきだったナ。
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そして午後8時を過ぎたら近くに食事可能なお店は皆無です。
仕方が無いので“道の駅・十津川郷 足湯”で携行食料での夕食となりました。
アルコールの威力と日中の運転疲れの為でしょう、珍しく午後10時前には就寝となりました。
※ 走行距離227Km そのうちの90Kmは景色を見る余裕も無い酷道でした。
恐るべし紀伊の国道! 【^_^;】