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2020年04月02日 イイね!

シューベルト

フランツ・シューベルト(1797-1828)は、31年という短い生涯の間に数多くの曲を残し
ましたが、とりわけ「リート」とドイツ語で呼ばれる歌曲を数多く作曲し「歌曲王」と
呼ばれる作曲家です。

シューベルトの生家は熱心なカトリック信徒であり、彼自身もそうでした。宮廷礼拝堂の
合唱団を養成するコンヴィクトに学び、17歳で最初のミサ曲(第1番 ヘ長調D105)を作曲
して以降、晩年の1828年に作曲されたミサ曲第6番(D950)はシューベルトの宗教曲の中
でも傑作であり、荘厳な雰囲気と溢れ出るメロディの豊かさは言葉に尽くせません。



この第6番はほとんど"合唱ミサ"と言っていいほど美しいメロディに溢れています。
独唱が第3曲「クレド」の中間部にあらわれますが、テノールのカノン風二重唱も
たとえようのない美しさです。しかしシューベルトはこの曲を作った年に若くして亡くなって
いるわけですから、もっと生きていたら更に素晴らしい曲を、数多く残していたと思うと
ほんとうに残念に思います。


ミサ曲は、ローマカトリックの典礼で使われる音楽であり、20世紀に開かれた第二バチカン
公会議までは、典礼文は全てローマカトリックの公用語・ラテン語でした。しかしそうなる
と母国語でも歌いたくなるのが人情というものでしょうか。シューベルトは教会では演奏が
禁止されたドイツ語によるミサ曲を作曲しました。

《ドイツ・ミサ曲》 ヘ長調 D872 です。



このミサ曲は独唱はなく合唱のみ、合唱曲としてもメロディは民謡調であり各音は楽器
によって重ねて演奏されます。音域も狭くとってあり各節の間には間奏が入れてあるので、
合唱団にとっては余裕をもって歌えるように配慮されています。日本でも古くからお馴染
みであり、誰もが一度聴くとこの曲が好きになり、歌いたい気持ちにそそわれる曲です。



この動画のような素晴らしいミサは、新型コロナの影響で歌いたくとも歌うことができない
状況ですが、必ずや人類の英知と勇気でこのウイルスの猛威が一日でも早く終息することを
祈って、再び歌うことが出来れば素晴らしいですね。

Posted at 2020/04/03 00:11:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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