八ヶ岳方面へ出かけると必ず訪問する「平山郁夫シルクロード美術館」に展示され
ている《大シルクロード・シリーズ》の大作、「シルクロードをゆくキャラバン 西(月)」

澄んだ群青の月夜をゆくラクダの隊商、その神秘的な青に心奪われます。
17世紀オランダの画家フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
唇をわずかに開き、何かを言いたげな少女の不思議な魅力を湛えた一枚。
少女のターバンの青色は「フェルメールブルー」と呼ばれています。フェルメール
人気の大きな要因として、このフェルメールブルーの魅力があると思います。
どちらの絵画の青色も高価な瑠璃(ラピスラズリ)を原料とする青色ウルトラマリン
ブルーが使われています。
Bunkamuraで観たが眩しいほどのフェルメールブルーです。こちらは銀座のフェルメール・センターで
観た複製画です

先日四国の旅で徳島阿波おどり空港へ着いて最初に向かったのは、妻のたっての
希望であった大塚国際美術館でした。
山の斜面をくり抜いたシャフトのようなエスカレーターを上がると正面の先に
バチカンのシスティーナ礼拝堂のミケランジェロによる天井画と壁画が、陶板画で
再現された大きな広間が現れてびっくりします。

正面中央の主キリストの傍にたたずむ聖母マリアの青い衣が、ひと際神秘的に光り
輝いて見えます。この時代の宗教画では、青は聖母マリアの衣装の色として白百合と
ともにその神格を表すのに不可欠とされるアトリビュート(持物、じぶつ)です。
実物の聖なる青の衣もこの目で観てみたくなります。
B3階から2階まで古代壁画から現代絵画までの西洋絵画その数1,074点
日本にいながら世界の美術館が体験できるかのようです。
ネロとパトラッシュも観たルーベンス
ボッティチェリの ヴィーナスの誕生とプリマヴェーラ
セガンティーニのアルプス三部作もあります
ハムレットの悲劇のヒロイン・オフィーリア 歌っています。すごく綺麗な絵です。
パブロ・ピカソ ゲルニカ
睡蓮の池
美術館から鳴門大橋はすぐ近く。渦を眺めてきました。
JAL の機内 In flight audio #9チャンネルは「ベルカントの魅力」でした。
こりゃ 僕が一番好きな音楽ジャンルの名曲だ。
ベルカントはイタリア語で「美しい声 (歌) 」
1曲目は《セミラーミデ》から、「ああ、試練はどこ、どこだ」
最高のロッシーニ歌手、ファン・ディエゴ・フローレス(T)です。
5曲目はベッリーニの《ノルマ》 ”Casta Diva”
永遠の歌姫マリア・カラスの歌声に、 ”ここちよい空酔い” でした。
Posted at 2017/10/07 23:26:40 | |
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