曲ですが、映画の中で聴いて今も印象に残っている。
数多くの協奏曲を残しているヴィヴァルディですが、マンドリンの曲も作曲して
います。ダスティン・ホフマン主演、メリル・ストリーヴ共演の1979年のアメリカ映画
「クレーマー、クレーマー」の作品中で流れるのが、マンドリン協奏曲 ハ長調
RV 425です。夫婦の離婚と子供の養育権をめぐる争いをテーマにした映画でした
この曲の第一楽章と息子役の少年の名演技が記憶に残る。
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ヴィヴァルディといえばやはり「四季」かな、そしてイ・ムジチ合奏団、LP時代ベストセラー
だったフェリックス・アーヨやミケルッチの独奏によるイ・ムジチの「四季」はお気に入り。
今年も来日公演に行きたかったが、残念ながら聴きそびれてしまった。さらに
公演の直近になってコンサート・マスターのアントニオ・アンセルミさんが急逝したと
いう悲しい知らせがあった。
8年前コンサートマスター就任間もないアンセルミさんの「四季」を聴いた。イエス・
キリストのような風貌で、姿も演奏も個性的でした。演奏が始まった途端その
早いテンポに驚いたそしてその音色は素晴らしく輝いていた。
ヴィヴァルディの曲が使用され記憶に残る映画がもう一つ、
10年ほど前に公開されたオーストラリア映画で『シャイン』という実在のピアニストの
半生を映画化した作品では、エンディングにヴィヴァルディの美しいモテットが登場
する。協奏曲同様声楽曲も数多く残したヴィヴァルディだが、この独唱モテットは
天国的美しさの曲です。
モテット《まことのやすらぎはこの世にはなく》 "Nulla in Mundo Pax Sincera"
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Posted at 2019/11/19 21:25:20 | |
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