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げんごるふのブログ一覧

2019年09月29日 イイね!

ロードスター、36万キロタイミングベルト交換~地獄の底をさまよう編~

ロードスター、36万キロタイミングベルト交換~地獄の底をさまよう編~ 前回の地獄に落ちる編以降、ゴルフ1GTIで毎日通勤しながら作業を振り返ったり、何が起こったかという仮説を考えたりしながら1週間を過ごし、まずはいったん疑わしきはハイカムではないかと考えました。

当然、変化点と言えばハイカムしかないわけで、そんな過激なカムではないはずですがいったんは元に戻してみることにしました。また、どうせカムを外すならHLAの状況も確認してみることにしました。

前回の自分の整備手帳(なんと既に10年以上前とは…(汗))やら、ほかの方がやられた際のネット上の情報から、チェックバルブ機構になっている小さな部品をタペットの部分の大きな部品に組み付ける際に大きな部品の内部のエアを抜くためにオイル流入口を上向きにして組まないといけないのですが、今回それを忘れて手前にオイルが飛んでくるのを避けるために横向けにして組んでしまっていたので、エア抜きが不十分と思われたためです。

というわけで、失意の実質2回目タイミングベルト交換作業となりましたが、1回やっているためか作業が早く3時間程度でカムシャフトを外し、HLAを触れるところまで来れました。いくつかのHLAを指で押してみると案の定手でつぶせる状況のものが数個。これでは正常にバルブは開かないのでおかしなHLAはすべてもう一度分解、オーバーホールして今度は正しく組み上げました。

その後ノーマルカムを載せて1日弱で作業完了。ガスケット硬化を待って運命のノーマルカムでのエンジン始動となりました。ところが…ほぼハイカムの時と同じようなアクセルを踏んでいないと回転を維持できない状況。あれ?なんでだ??と頭の中にハテナが出まくり状態ですが、こうなってくるともはやバルブとピストンがスタンプしてバルブが少し曲がり、どこかの気筒が死んでいる可能性がかなり高いのではないかと考えるようになりました。

この仮説を確認するとなると、コンプレッションテスターで実際に圧縮状態を測定してみるしかないので、急遽近所のアストロにコンプレッションテスターを買いに行き、本来は暖気してから測定するのですが、とりあえず冷間のまま圧縮を測定してみました。


気筒ごとにバラつきはあるものの、4気筒とも10キロ以上ぐらいはあり、暖機していなくても下限値は超えている模様。さすがにバルブが曲がって隙間が開いているバルブがあれば整備基準値を超えられるはずはないのでおそらくバルブは曲がっていないという結論になりました。

カムを戻したのでバルタイは問題ない、HLAも問題なし。圧縮も問題なさそうなのに何でアイドルしないの???というところまできて夜になってしまい、またまたゴルフ1通勤確定となりつつ、この週末もタイムアップとなりました。
次回に続く。


Posted at 2019/09/29 20:52:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備 | クルマ
2019年08月25日 イイね!

ロードスター、36万キロタイミングベルト交換~地獄へ堕ちる編~

ロードスター、36万キロタイミングベルト交換~地獄へ堕ちる編~自分で整備をしていると、整備の過程で何かを壊してしまったり、整備したことによってかえって調子が悪くなったりすることは、素人の私の場合はしばしば起こります。

そんな何とかするしかないという状況でのトラブルシューティングによって、いろいろと経験を積むことができているわけですが、今回は特になかなか原因が分からず、途中では最悪の事態も想定される状況となり知識、精神ともにかなり追い込まれた状況になりました。

ネタばれ的には最終的には無事生還できるのですが、まずは順を追って地獄編よりお送りしたいと思います。

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現在のロードスターのエンジンは26万キロ時に搭載した中古のNB6のB6エンジンです。気が付けば走行距離は36万キロに迫り、お、そろそろタイミングベルト交換をしないといけないなと思って部品をざっくり買い集めました。

タイベル交換自体は20万キロ時に経験があり、必要な部品も大体わかっていてそれほど迷いませんでした。

また、以前入手していたスライドカムプーリー付きのハイカムもこの際に組みたいし、ウォーターポンプとHLAもやりたいなと欲張りな作業内容となっています。

さて、物もそろったことだし、2日もあれば終わるだろうとタカをくくって作業を開始しました。作業の様子はこちらの整備手帳をご覧ください。

36万キロタイベル交換 前編
36万キロタイベル交換 後編
ウォーターポンプ交換
HLA分解清掃


作業は順調に進み、なんか整備スキル向上してんじゃね?などと、ご機嫌でサクサク作業を進めました。(この時はまだ気づいていませんが、実はHLAの分解清掃ですでにミスを犯しており、中に空気が入ったままの状態で組み立ててしまっています。)

作業も終了し、さて運命の始動という運びになりました。
さすがに少し緊張しつつ、キーをひねるとセルが一瞬圧縮がないような感じの回り方をして始動失敗。マジで?なんで!!と軽くパニックですが始動時のベルトの歯飛びを疑いヘッドカバーだけめくってクランクを回してみてもタイミングは問題なさそう。もちろん閉めるまでに何度となく手回ししているのでおそらくタイミングには問題がないはず…?

タイミングが合っているので、再度クランキングをしてみると一応初爆はありかかりそうな感じ。アクセルをあおってクランキングするとかなり踏んでいれば一応エンジンは回るもののすごい振動+生ガス臭+タペット異音でとても走れるような状況ではない…。

最初の圧縮がないエンジンのようなセルの回り方がどうにも気になり、いろいろ考えるとハイカムを組む際にピストンを上死点のままで組んでいたことを思い出し、B6エンジンは一応バルブクラッシュしない設計なものの、ハイカム+分解清掃で通常ないほど伸びたHLAのせいでバルブがピストンにあたっていたのに、そのままカムシャフトを取り付けてしまったためにどこかの気筒のバルブが曲がって閉じなくなっているのではないか?という仮説が僕の中で成立しました(汗)。

しかし、最低限バルブ交換となるとヘッドは降ろさないといけないし、そもそも調子悪いなりに回してしまったのでヘッド側のバルブシートも死んでいるかもしれないな。そうなるとヘッド自体も使えないかも??今の僕の実力ではかなり難しいというか、ほとんど無理な状況だな…。などと考えましたがあえなくこの日はタイムアップとなり、以降しばらくはゴルフ1GTIでの生活となってしまいました(汗)。 次回に続く。
Posted at 2019/08/25 21:48:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備 | クルマ
2019年07月05日 イイね!

'83GTIインテークホースとイグニッションコイル交換

'83GTIインテークホースとイグニッションコイル交換冷却系の作業 その1 その2に続き、少しに気になっていたゴム製インテークホースとイグニッションコイルを交換しました。

冷却系と何の関係もなさそうですが、これら2つの部品はヒーターバルブと位置が近いのでタワーバーを外す必要もあり、ご近所は根こそぎ!!ということで一緒に交換しました。

作業の様子は以下の整備手帳をご覧ください。

インテークホース交換

イグニッションコイル交換


どちらも現状明確な不具合はなかったのですが、経年劣化が気になってきていたので交換してみました。インテークに関しては何も体感できませんでしたが、イグニッションコイルは明確に低回転のトルクが上昇しアイドル付近での耐エンスト性が大きく向上しました。元のコイルは相当お疲れだったんでしょう。

さすがに年式が年式なので、通常気にしなくても行けそうな部分も経年劣化を気にしてあげる必要があるなと感じました。電気部品も劣化してくるでしょうし、ゴムの劣化も止められないですから。米軍の使われなくなった飛行機のように不活性ガス充てんした容器に車ごと入れられれば経年劣化も止められるかも(笑)。
Posted at 2019/07/06 00:11:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゴルフ1 | 日記
2019年06月18日 イイね!

訃報 FM京都のDJ佐藤弘樹さん死去

車と直接関係のある話ではありませんがFM京都のDJ佐藤弘樹さんが死去されていたというニュースを聞き、大変驚くとともに悲しい気持ちです。

出張等で聞けないときももちろんありますが、ほぼ毎朝、ゴルフでもロードスターでもフィットでも通勤の車内で佐藤さんの軽妙かつ真理をついたトークを聞かせていただいていましたが、まさか突然聞けなくなってしまうとは思ってもみませんでした。

佐藤さんがご自身で担当されたほぼ最後と思われる頃、声の調子もよくはなかったですし、頻繁に咳き込まれてマイクを切っていらっしゃったのですが、ちょうど5月は私もずっと風邪をひいていたので、佐藤さんも大変だな程度にしか思っていませんでした。

病であることを伏せ、亡くなる2週間前まで生放送のオンエアをされていたわけで、いつもおっしゃっていた真似事ではない真のプロフェッショナルの姿を見せていただいたように思います。

心よりご冥福をお祈りいたします。
Posted at 2019/06/18 21:20:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他 | その他
2019年06月15日 イイね!

'83 GTI水回り交換その2-クーラントに超純水投入-

'83 GTI水回り交換その2-クーラントに超純水投入-その1に続き、'83GTI冷却系統の作業です。

サーモスタットハウジングやらウォーターポンプやらと一緒に、クーラントを抜かないとできない作業をまとめて実施しました。

今回はヒーターバルブとクーラント自体の交換です。
作業の様子は以下の整備手帳をご覧ください。

ヒーターバルブ交換

クーラント交換

今回、こだわった点としてはクーラント原液を希釈する水にミリQ水という非常に高度に生成された水を使ったことです。
その昔(90年代初頭)、トヨタがST185セリカでWRC常勝軍団だったころ、WRCワークス活動の本拠地であるドイツのケルンにあったTTE(Toyota Team Europe、現在のTMGの前身)のワークスラリーカーではラジエター液を作る時の水は蒸留水を使っていると雑誌に書いてあったことがあり、そりゃあイオンを含まない方がスケールがつかなくていいよなとは思いつつ、蒸留水を10Lとかそのために購入するのは無理だなと思っていました。

また、普段使っている水道水の硬度を水道局のHPで調べてみると、軟水ではあるものの南アルプス天然水やクリスタルガイザーより硬度が高く、スケールのもととなりそうなカルシウム・マグネシウム分などを持ち込んでしまっているなと感じていました。

時は流れてここ数年、某所でフォークリフトのバッテリー用の精製水が20L単位で段ボール箱に入って大量に購入されているのを見かけ、もしかして結構安く入手できるのではないかと思い始めました。

ネット通販で精製水を探してみると、20Lで送料込み2千円ちょっとで簡単にたくさん見つかりました。ラジエターに使うので、本来はバッテリー補充液程度で問題ないのですが、+200円程度でさらに精製度の高いミリQ水が売っていたので、こちらを選んでみました。



余談ですが、ミリQ水は精製度が高いのでイオンがほとんど無く、水なのにほとんど絶縁体にまでなってしまったもので、18MΩ/mm以上の絶縁性を持っています。注射の医薬品を溶かしたり、シャーレの中で細胞培養をするときの培養液を作るようなスペックの水なので、ラジエターには明らかにオーバースペックです(苦笑)。

ゴルフ1は液面レベルセンサーがないのでクーラントが電気が流れなくても構いませんが、ゴルフ2で精製水使うとおそらく液面センサーの先端が水につかっていても電気があまり流れず、警告灯がついてしまう可能性が高いと思います。

ゴルフ1の場合、クーラント交換時に明らかに鉄ブロックのサビと思われる濁りが出てきていたので、精製水を使うことにどこまで意味があるかははっきりしませんが、特注ラジエターがスケールで詰まるのを防げればいいなと思っています。

効果のほどが分かるのは、10年以上後かなぁ…(苦笑)。
Posted at 2019/06/15 20:44:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゴルフ1 | クルマ

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