上岡龍太郎さんの時代 -その３

あれだけ東京嫌いだった上岡龍太郎さんが
東京キー局に出演されたのも驚きましたが、
その数年後、番組内で引退宣言を行い、
58才で芸能界から完全に身を引かれたのには
本当に驚いてしまいました。。。

龍太郎さん曰く「ボクの芸は20世紀で終わり。
21世紀には新しい人生を歩みたい」と。。。

本当の胸の内はご本人しか解りませんが、
ストイックな男の美学みたいな感じで
受け止められていますね。。。

引退してから３年後、60才の時の週刊朝日の
インタビューの中で「隠居生活」を語られて
います。。。

日々の生活のことや食事のこと、お金のことなど
龍太郎さん独特のウィットに富んだ受け答えの中に

『思いどおりにならんことほど、おもしろいんです。
「楽しむ」という字と「愉しむ」というのとあるで
しょう。楽することを、たのしいことやと思うと
いかんのですよ。すべて愉しむ。苦しい、不便、
そういうことを選んでやると愉しなります』
なんておっしゃられていました。。。

まだまだ龍太郎さんのように「愉しむ」の域には
達していませんね。。。

ご子息の小林聖太郎さんは、
「弱みを見せず、格好つけて口先三寸…。
運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと
思います。」なんてコメントされています。。。

もう手遅れかもしれませんが、
勝ち逃げで終えられるかなぁ。。。
エッ、でも「勝ち」って誰に？何に？。。。😎