2021年05月19日
決して安くない価格のロードバイクですが、高くないと思いました。
軽くて剛性の高い乗り物特有の非常に乾いたソリッドな感覚を伴いながら、嫌な撓みなど一切なく、しかし堅すぎるが故にもたらす嫌味な過剛性でもない素晴らしいカーボンレイアップ技術だと感心します。
縦剛性が高くなりがちで、横剛性とのバランスが崩れやすい「エアロ形状」をしているのに、まるでオールラウンドモデルのようにバランス良く、それでいて気持ち良く走れるのは素晴らしいと素直に思います。
Posted at 2021/05/19 19:03:34 | | クルマレビュー
2021年05月19日
国産車は80年代後半から現代に通じる信頼性や性能を身に着けたと感じます。
ただし、80年代後半や90年代前半の車はハイパフォーマンスカー含めてブレーキ性能がイマイチ。
制動力などは問題なくても、フェードに至るまでが「えっ!?」というくらい早い。
私が乗っていたGDB F型もフルノーマルでサーキットに持ち込んでみましたが、コーナーみっつよっつでフェード気味になり、それ以降は制動力とブレーキが冷えるかどうかを探りながらの走行になりました。
それでもモーターランド鈴鹿で1周50秒をマークしたのは正直「フェード気味じゃなかったら余裕で47~48秒台は堅かったな…すげぇw」という感想です。
ブレーキとオイルクーラーなどの追加と、油脂類をサーキット走っても問題ないようにモディファイ後なら、フルノーマルでも46秒台はいけるんじゃないでしょうか。
私よりも上手いお師匠さんドライブなら45秒台いくかも知れませんね。
※参考
ブーストアップ+車高調入れたFD3S乗りの方で、中級者くらいの方がざっくり46秒台。
GDB F型は2006年モデルですけどw
しかし、スバルは真面目な会社なのでGDB型に変わってから基本的な素性の良さは変わりません。
デフ形式がどうのこうの…などはありますが、GC8型から良かった基本をさらに磨き上げてサスペンションのリンク支点を「より理想的にする」為にフルモデルチェンジを敢行されたので、乱暴に言えば「GDB型はGC8と比較して重たくはなったが車の素性は良くなったとも言える」と思います。
F型はさらにサスペンションリンク支点をそのモデルでできる範囲で改良され、さらに乗りやすくなっている上に速くなっていると乗っていた贔屓目じゃないですけれどw
素直にそれは思います。
微妙な差ですけれどね。
タイムに直結…は多少はしているかもですが、そんなのワンミスで覆される程度の差です。
でも、実際に乗ってコントロールする側からすると割と違う風にも感じます。
話しが逸れましたが、国産車は80年代後半から随分良くなったと思います。
多少の欠点などはあるにしても、全体的な底上げという意味ではかなり良くなったと思います。
90年代は主にそういった「財産」をさらにブラッシュアップ。
00年代は新たな規制と戦いながらも、90年代に築き上げた「財産」をさらにブラッシュアップ。
ABSなども進化して、我々素人レベルだったら下手にABS切らない方がコントロールしやすく、速く走れるという時代に突入しまして一部の車種を除いて「電子制御の恩恵」がもっとも手厚かった時代だったんじゃないかな…と、個人的に思います。
旧さと新しさの良いところで交わっているポイント。
だったんだろうと感じています。
それ以降は、走りのモデルでも要らん安全制御が続々と実装され、電子制御との戦いになっていきますw
80年代後半から90年代の車は今乗ると「古さは感じるが、クルマとして真っ当なのは…ひょっとしてこちらじゃないか?」と考えちゃう時もあります。
ヴィッツよりスターレットの方が良いやん!ヴィッツなんで!?
と同じ衝撃ですね。
そういう体験をして思うのが古い国産車を買って乗ってみても良いかな。なんてフト、考える時があります。
自分なりにですけれど、若かりし頃に自分なりの限界近くまで車両の姿勢を制御してコンマ1秒でも削ろうと必死に走っていた頃を思い出して懐かしく思います。
ブレーキングからの、一連の操作で自然と後ろが接地が薄くなりじわっと後ろから回り込むような旋回姿勢が好きです。
LSDへ変更していたりしていたので、そういった一連の操作になるんですけれど。
また、そうしないとアンダーがノーマル時より下手せんでも強くなっていますからねw
ここまでの運動性能は要らん。
今は自転車に夢中だし、マカンSも手放したくないからそんなにお金はかけられない。
そういう動きを引き出すには最低でも車両購入後に全身健康体なのが前提で、修理以外の費用で最低でも100万円は要る。
なので、一般道を気持ち良く走れる程度のイジリでいいじゃないか。
それなら安く面白い車が買えるかも知れない。
なんて考える事があります。
先日、なうで少しつぶやきましたが単身赴任先でスカイラインクロスオーバーを良く見かけます。
黒メタリック?なのかな。
黒の綺麗な個体と、白の綺麗な個体。
そしてシルバーの綺麗な個体。
みなさん、ノーマルの雰囲気を残しながら上品にイジっておられて、立体駐車場の事など考えなかった優雅なルーフラインから繋がるテール周りの造形含めて、走ってる姿を見るととても惹かれるんですよねw
近年の日産の中では傑作デザインじゃないかと思いました。
あれ、中古車安いから。
あれ買ってちょこちょこイジって乗るのは楽しいかもね。
そこでシミュレーション。
V35以降の足回りは、良くもなりましたがイジっていくにはいろいろ難しさもあると聞きます。
わたしももう、こういう世界からは遠のいて久しいので、完全に門外漢。
純正のリンク周りの写真をネットで探して見てみます。
…後ろ脚が相当ムズそうwwww
純正のまんまで乗って、純正の欠点だけを消していく乗り心地チューンに拘れば、沼にハマるとお金は掛かるが上手く行けば1~2回で満足いく結果になるかも知れない。
その時、交換部品も相当少なくできるだろう。
昔乗っていたWGNC34(初代ステージア)も、褒められた構造ではなかったかも知れないがBCNR33やER33の部品流用してチューニングの幅が広かったのは美点。
そして、実際に私は改造して乗っていましたが結構速いのに快適な乗り味でした。(当時お世話になっていたショップの力量が素晴らしかったのです。某ジャンルで何度か日本一に輝いたショップでもあります)
そういった経験もあるので、実際のジオメトリーとかまでは知り得なかったですけれど、写真見る限りどういった点で困りそうかは想像が付くけれど、仕上がりも想像がなんとなくできる…。
素人の妄想なんで、本当にウマくいくかどうかはやってみないとわかりませんけれどw
そこまで考えて、スカイラインクロスオーバー。
悪くないんじゃないのかな!
そこまで考えてフト、燃費が気になりました。
燃費を見るとだいたい車の出来が想像できるからです。
私が今乗るマカンよりも車重も200kg軽い。
それでいてVQ37HRと、当時の日産としては肝いりの新型エンジンと7速ATをひっさげて登場しているのがスカイラインクロスオーバー。
とは言っても燃費があまりよろしくないのが日産w
実用燃費で街乗り燃費リッター7km…は、厳しいかな。
6km後半くらい実用燃費出ていたら、相当良い出来なんじゃないだろうか?
と考えて調べてみると…実用燃費5.3kmほどでした。
(いくつかの結果などを調べてざっくり平均)
ここで( ゚д゚)ハッ!と真顔になります。
私が乗る前期マカンS
街乗りオンリーで渋滞路を多く走って燃費に不利な近距離走をしてもリッター6kmは叩き出します。
悪い方で既に超えてる。
調子良く走ってリッター8kmは、あの巨体かつAWDなのに叩き出します。
田舎道だとリッター10km近く叩き出します。
その代わり、高速道路を80km/h前後で流れに乗って走っていてもリッター10kmほどですけれどw
妻の実家へ帰省する時は、走り慣れた山陽道なのでリッター12kmは出ます。
(981ボクスターの時は目を疑いましたがリッター17km近く叩き出した事も。目を三角にして燃費走行していたワケじゃないんですよ。少しは意識しましたけれど、普通に流れに乗って走っていました。)
それでいて、足回りは純正でマカンには不満がないレベルで良く走る。
スポーツ走行も車重を考えなくても破格に走る。
車重を考えたら驚異的に走る。(本気で攻めたら車重などが起因する難しさはもちろん顔を出しますが、それに至るインフォメーションも優れていて乗っていて焦る事が全くありません)
車体剛性も全く問題ないどころか、乗っていて安心感と心地よさがハンパない。
…マカンでええやん。
スポ車でも同じような思考に至ります。
様々な車種を見て、「軽そう」「面白そう」「楽しそう」様々な印象を受けます。
しかし、幸運な事にチョイ乗りばかりですが少しは触れた事がある車種も少なく無いです。
そこで、スカイラインクロスオーバーみたいな思考を巡らせた時に、まずは純正で乗ってみても良いけれど、あそこ変えたくなるよね。
とか、ブッシュを強化ブッシュかピロに変えるか、リンクごと強化品(かつ軽量部品)に変えるか。
など、より気持ち良く走る為の何かを考えちゃいます。
そこまで考えて再び( ゚д゚)ハッ!となります。
ボクスター/ケイマンか、911でええやん…。
むしろ、安いやん。
それぞれの車種にそれぞれにしかない楽しみがあるのも重々わかります。
ですけれど、なんか今の私はそういう思考の沼にハマってますね。
そして、全てにダイレクト。
全てが何の制御も入って無くて自然なフィーリングに満ち溢れている。
そんな世界はロードバイクの方が優っています。
そりゃそうなんですけれどねw
何にも付いてないッスw
車重も重たいと揶揄されるMadone SLRでも、ペダルなど込みで実測8.0kg
雑誌などで完成車重量を測る状態まで附属品などを外した重量は、公表値重量で計算してみたら約7.3kg
無駄なモノが一切ない。
そういう乗り味を週一で楽しめているから、次に買う車は完全競技車両みたいな車両じゃない方が幸せなのかもしれない…。
競技車両みたいな良さを感じたいなら、予算の都合が付くかわからないけどGT3RSを買った方が実際安いんじゃないだろうか。
なんて考えちゃいます。
上手く書けてませんがw
簡単に言うと、クルマって私が免許取ってからの約28年?近く。
あまり進化してないな…というのがホンネです。
速さなどはわかりやすく進化していますが、操縦した時の自然さとか、不自然じゃない挙動を感じつつ乗れるといった方面では逆に退化していってんじゃないだろうか?と思いました。
そう考えると、電子制御入った時に「いやぁwwwwwwww」と違和感を覚えるほどでもなく、制御入ったら入ったでそれを上手く速さに繋げる乗り方をすれば「すげぇw」と思える車を今も出してくれているメーカーはすげぇと素直に感心します。
また、電動パワーアシストの入った車両でも、昔の油圧パワステ時代のまんま…までは正直イケてないかな…とは思いますが、それに近い状態までしっかりと作り込んで違和感の少ないステアリングを実現しているメーカーは正直すげぇと感心します。
逆に「電パだよ~ん!」と割り切って電パだとわかりやすい。
しかし、最初に感じる違和感ゾーンを超えて乗り続けると「なるほど、素直で乗りやすい」と思える車を作るメーカーも尊敬します。
そういった面白さを感じれる車がまだ売られている今の時代は、まだ幸せなのかもしれません。
この先、一体どうなるのか…。
Posted at 2021/05/19 16:08:44 | |
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