2022年07月30日
ツイッターのフォロワーさん間でちょっと盛り上がっていましたが、某動画のコメント欄にてロードバイクで「ダウンヒル125km/hがやっとだったわ」というコメントを取り上げて少し盛り上がっています。
ほう
と私も興味を持ってちょっと試算。
パワーに自信のある方がオールマイティに走る為に選ぶクランクセットは53-39Tのギアを積んだクランクセットを選ばれる傾向が多いので、それを想定して計算。
リアスプロケのトップギアは11Tとして計算。
タイヤ周長は700cの規格(現在の主流)で一回転2.09m
2.09m×(53÷11)×208(ケイデンス=rpm)×60min÷1000(km換算)
=125.673599998km/h
となり、一分間に208回転もクランクを回してやっと到達するという速度域にまず驚く。
回せないことないですが、ローラー台乗って高ケイデンスの練習しているのとワケが違いますからねw
路面のアンジュレーションもあるし、風も吹くし、路面に浮いた埃などのグリップを不安定にさせる要素もあるかも知れないし…
そもそも、コーナーもあるし、対向車もいますし、他にも走っている他車(他者)も居ますし、トレイルランしている集団もいるかもしれないし、ハイキングしている人たちもいるかもしれない。
そんな不確定要素の高い公道で、下りめいっぱい踏める人って居ます?
という常識的じゃない話題に常識的な疑問を持つのはいったんやめて、純粋に出せるか否かを検証します。
日本の峠道(山道)で長い直線があるコース(その手前も高速コーナー)は確かにあるっちゃありますが、そこで125km/hを出す為にはその高速コーナー手前(某関西の有名な高速ダウンヒルコースで想定)でも、最低でも115km/hはキープしてコーナリングできないと人力しか頼れないロードバイクにおいて、その次の高速コーナーから長い下りの直線で125km/hを出すのは不可能じゃないか?
と個人的に思います。
速度域が非常に高い為、いくら下りでエアロポジションに近しい前傾姿勢をキープしているのを想定しても、クランクを回す脚を止めたら失速するのも予想できます。(それも割とな勢いで)
実際に勾配7%くらいの下りだと、70km/hを超えてくるあたりになると、普段は不利な材料にしかならない私の自慢の体重をもってしても(下りでの加速で唯一重力を味方につける事ができる…という自虐ネタw)クランク回さないと速度を維持はできる…というか速度もじわりと上乗せしていけますが、もっと速度を出そうとすると登りで酷使した終わりかけの脚にムチ入れて踏まないとそれ以上は結構出せません(ポエムです、あしからず)
なので125km/hを出すのが精一杯だったとのたまう御仁の場合、下りだから脚を止めるなんて甘いことなど考えずに全力で踏んでいたと思われますが、もっと根本的な事をいうと「高速コーナーから繋がる日本の峠にしては長い直線」
「その手前のコーナーを最低でも115km/hで曲がれないといけない」
と、私は前提していましたが…
そもそも、その高速コーナー手前の割と曲率のあるコーナーが続くセクション(それでもいわゆる日本の峠道の平均的コーナーより緩いですけれど)で、どうやって115km/hにまず達成したのか、できたのか。
これが大前提として結構あたま狂ってる前提です。
私が知ってる高速ダウンヒルコースでもです。
ただ、日本は狭いようで広いので知らない峠(もしくは山道)があるかもですね。
凄い人が居たものです。
プロを超えた超人に認定したいと思います。
そもそも、クリンチャータイヤにしても、チューブレスにしても、チューブラーにしても、そんなに負荷を掛けて走ってバーストしないんでしょうか。
人間が重い、とは言っても車とは比較にならない重量(自転車込みでも)なので、そういう現象に至らないんでしょうか?
その前にいくら剛性が高いモデルに乗っていたとしても高速シミー現象に襲われそうな気もしますけどw
(時速100km以下は低速シミーというそうです)
我々自転車乗りは、その低速シミーで悩まされるユーザーさんもいらっしゃいます。
私は幸運な事にそういう経験はないですが、実際に目の前でソレがおこったのを目撃した事があります。
そういうの、知らないんでしょうね。きっと。
Posted at 2022/07/30 15:14:52 | |
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