選択と集中の繰り返し

2000年ごろから毎年のように　「　洗濯　選択と集中」を繰り返している。
　バブル崩壊後、すぐに手をつければ、よかったのに、変化についていけない頭の固い経営陣と定年間際で逃げ切りを目指す上層部（組織的には患部）が　ぐずぐず　していたから、2000年以後のリストラが酷いことになった…と感じた。（何かといえば倒産をちらつかせる肩たたきは、従業員達の不安を煽り、家族ともども敵に回しかねないというのに）

国内の競合他社に比べて数年遅れで始めたから、2010年代になっても周回遅れで、競争力が付いていない。
まして、世界で比べたら、製造現場は安い人件費を求めて海外展開して国内の製造は空洞化する一方。
解雇されたり、食べていけなくなった職人さんは、中国などではとても厚遇されるので、人材・技術は流出し放題（実質、止めるすべは無い）

リストラの名の元に大量首切りを繰り返し、一段落するかと思うと、また経営統合だ、吸収合併だと死にかけた企業同士がくっついて、また終わりの見えないリストラが繰り返される。

”重複事業の見直し、最適化”で、”ガラガラポン！”とばかり　まるで将棋のこまのように人を（宇都宮→熊本とか遠方へ）動かして、嫌なら辞めろという方式は、従業員（も一歩会社の門を出れば顧客）を敵に回しかねないので、人事は円満退社を心がけるべきなのだが、TOPダウンの数字が優先されて、人間を数字でしか見なくなる…ことのないように祈らずには居られない。

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パナソニック　国内１万４０００人削減へ　事業選定急ぐ　毎日新聞 5月21日(土)15時6分配信

　パナソニックは２１日、国内のグループ従業員を１２年度末までに約１万４０００人削減する方針を明らかにした。白物家電やデジタルカメラなど、グループ内のパナソニックと三洋電機の重複事業を売却したり、希望退職などで対応する。

　類似商品の一本化や生産拠点の再編など、グループ全体の生産効率向上を進めており、具体的な事業の選定を急ぐ。統合効果を最大限に発揮するため、本社など間接部門も対象とし、スリム化を図る。

　パナソニックは４月末、グループ従業員を０９年度末の約３８万５０００人から１２年度末に３５万人以下にする方針を決定。国内、海外でそれぞれ約９％削減することにした。国内の従業員数約１５万人のうち、削減対象は約１万４０００人にのぼる。パナソニックは全体の削減数は示していたが、内外の内訳は明らかにしていなかった。

　パナソニックは０９年、三洋電機を買収、子会社化し、事業再編を進めた。太陽電池パネルやリチウムイオン電池、業務用冷蔵庫など三洋が強い分野を取り込む一方、不採算部門や重複部門は整理することで、買収効果を引き出し、グループ全体の収益力を高める。
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家電最大手の松下王国も大変だ。
2000年ごろから毎年のようにどこかで常にリストラをしていたような希ガス。（子会社とか孫会社とか）

事業の重複もバブルの頃がピークだった希ガス。
カーナビでも九州松下、松下通信工業ともう一社の３社で競合していた（お客さんから見たらややこしい）、三洋のカーナビの「ゴリラ」も結構優れものだから、ユーザー目線からは「ゴリラ」は当面残して欲しいと思う。

今回のリストラ…前回40代で残った人も50代になっていると肩たたきが、激しそうな希ガス。
前回も激しかったけど、無理強いすると知的財産、物造りの技の伝承が途切れる→中国に人材流出（現地では先生と呼ばれて厚遇される）→日本沈没（経済的）とならないように、やっぱり、再生可能エネルギー大国を目指すべき？