
なんだか、江戸末期の金の海外流出みたいな話だと思った。
現代のは、日本の消費税8%が密輸金の回転売買で組織の懐に入るのね。
5/23のクローズアップ現代+「金塊・闇の錬金術」でもやっていた。
1億円分の金を香港→韓国→日本→香港へと循環することで日本の消費税8%が密輸組織の懐に入る。
日本の某組織の関係者は毎年トン単位(1トン≒50億円、8%なら4億円)でやってると。
10トンなら消費税8%分で粗利40億円ね。
日本の買い取る貴金属店は暗黙の了解で香港に輸出し、国から8%を還付で受け取るので損はない。
手数料商売だからお得意様感覚なのだろう(税金泥棒の共犯者という意識はないのだろう)
日本の消費税が食い物にされてる。
クロ現では、金の売買明細も映されていて、一枚の金額は1億円前後。
最近の金価格(田中貴金属)は4900円/gだから約20kg単位で売ってるのね。
体に30kg巻きつけて摘発された人がいたけど、欲張りすぎだと思う。
歩くのも不自然になるだろうに。←目立つのも分からないってバカだろうに。
逆に考えたら摘発された平成27年の294件は、氷山の一角で、もっと細分化した密輸は成功しているはず。
500gの延板ならベルトのバックルの裏にでも貼り付けると目立たないかもしれない。
手数料が少しかかっても良いのならもっと少量の金を体や荷物のそこかしこに忍ばせるとかも有効だろう。
麻薬と違って麻薬犬にも分からないし、日本側はただの観光客だと思っているからチェックも甘い。
韓国では密輸が摘発されたら、金は没収。罰金は最大1億円!
日本で摘発されてた場合、金は没収される(ケースは少ない)とは限らず、罰金も最大1千万円とゆるい。
韓国の元密輸組織の人間は「日本は密輸天国だ!」と。
ばれたても、消費税分8%の支払いと罰金とお説教くらいしかリスクがないとしたら小遣い稼ぎを考える人間はいるだろう。
もう厳罰化して、本人が騙された、知らないと言っても密輸に加担したなら、日本への入国禁止処分と金没収と罰金とパスポートに「恥スタンプ」*でも押してやったらいいんだ。
あと、国内の買取店への規制の強化?
刻印のない金塊は断るとか、法人の場合は、ダミー会社の確認と通報制度とかかな。
いずれにしても デメリット>>>>>>メリット にしないと抜け道を探し通るやつは出てくるのだから。
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「恥スタンプ」:中国のカラオケで公安に踏み込まれたとき、お店の女の子が横に座っていたらつかまり、説教されてパスポートに「恥」と烙印押される。
2000年当時、中国・上海に出張して夜、カラオケ店で歌っててつかまった同僚から聞いた話。
横に座ってお酌してたらNGで、向かいに座ってのお酌ならセーフというルール。
後に私もそのお店に連れて行かれたが、室内の赤い回転灯が点いたら公安の手入れのサインだから逃げるか、テーブルの向かいに女の子を座らせろと言われた。
たかが、ビールを注いでもらうのに横はいかがわしくてNGだが、向かい側だと単なる接客でいかがわしくないという変な理屈。
デュエット曲を二人で並んで歌っているときに踏み込まれてもNGなんだって!(2017年の現在はどうかしらんけど)
デュエット曲を一人で歌って、なにが面白いのか。
あれって、絶対、公安の小遣い稼ぎだと思った。
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韓国のネット掲示板で一般市民を雇い観光のついでに運ばせる。(バイト代30万ウォン≒3万円)
ひとつの組織で年間20億円稼いでると。
消費税5%→8%へのアップと金価格の上昇で急増。摘発件数は3年前の一桁から三桁の294件へ
密輸犯の国籍は中国18%、韓国22%、日本51%(日本の組織は半グレが多いとか)
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金塊取引「闇ルート」浮かぶ 香港⇒大量買い付け 韓国⇒運び役に渡す 福岡⇒売買の拠点に
西日本新聞 5/24(水) 17:29配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-00010006-nishinpc-soci.view-000
「金の買い付けツアー」企画する会社も
福岡空港から現金約7億3500万円を無申告で香港に持ち出そうとしていた韓国人の男4人も、金塊密輸に関与していた疑いが強まった。
相次ぐ金塊事件により、福岡を拠点に香港、韓国・仁川を結ぶ密輸金塊の国際ルートが浮上している。
韓国人4人は7億3500万円を持ち出し、香港の空港に向かうところだった。
密輸した金塊を福岡で売りさばき、その現金を香港で金塊を買い付ける資金に充てる計画だった可能性もある。
香港は金の輸出の規制がほとんどなく、世界中の金が集まる「世界有数の取引場」(関係者)。
消費税もかからないため、多くのバイヤーが買い付けに訪れるという。一般の日本人向けに「金の買い付けツアー」を企画する会社もあるほどだ。
出国手続きを済ませた別の運び役と落ち合い、金塊を渡す
関係者によると、その香港から韓国に金を運ぶ際は申告の必要がなく、密輸目的で、仁川空港に金塊を運ぶ手口が多いという。
韓国・仁川空港では、到着した国際線のトランジットエリアで、出国手続きを済ませた別の運び役と落ち合い、金塊を渡すケースが多い。
韓国から金塊を国外に持ち出す場合は申告が必要だが、こうすれば韓国当局のチェックを免れることができる。
運び役は金塊を福岡空港に持ち込むが、「韓国出国時に金を持っていなければ、韓国側から日本の税関へ注意情報が寄せられないため、入国審査が緩くなる」(関係者)という。
密輸ルートの行き来を繰り返すことで収益
金塊約3キロを密輸しようとしたとして関税法違反罪などに問われ、23日に福岡地裁で初公判があった大阪市交通局職員の男も「運び屋」だったとみられる。
男は仁川空港で金の延べ板を受け取り、隠して福岡空港で入国しようとしていた。
男は被告人質問で「報酬は1回14万円だった」と説明。他に4、5人の運搬役がいたという。
金塊を日本国内に持ち込む際は、税関で8%の納付が必要となる。
密輸した金塊であれば、国内で売り、消費税の8%分をもうけることができる。
そして、再び香港で買い付けに-。
県警は、3カ所の密輸ルートの行き来を繰り返すことで収益を上げる犯罪グループが複数あるとみて、捜査を進めている。
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