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スイスではクルマを複数所有するオーナーに対してナンバー・プレートを１枚だけ交付するという制度があるらしい。（出典は下記リンク）

車検証には複数のクルマが記載されており、支払う税金や保険などはそのなかで最高額のクルマに合わせる。

つまり一人のオーナーは同時に３台のクルマを走らせることはできないので３台分の負担をする必要はないという理屈である。

つまり自動車は走る道具であり、ガレージに置かれている状態では課税する必要はないというわけだ。

もちろん車検は別途取得しなければいけないが税金や保険は一台分で済むので、例えば通勤用のセダンはウィークデイに、趣味のカブリオレは週末用といった複数所有需要を喚起することができるというわけである。（引用終了）

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スポーツカーが売れないとか、若い人が車に興味を持たないと嘆く前に、国が率先して上記のような複数台所有奨励策をとってはどうだろう。　メリットはいくらでもある。　なによりも2シーターやオープンカーが売れる事で車の楽しさにより多くの人が触れる事ができ、車文化が根付き、国内需要喚起につながる。　家族一人一人に一台とかになれば、それだけで買い換え需要も当然増える。

イギリスに居た時に、消費税がとんでも無く高かったので友人に違和感を訴えたところ、「消費税ほど公平な税はないよ。だってお金を使う・使えることに税金がかかるんだから」と言われて反論できなかったことがある。　それと同じで、自動車も「使ったら使っただけ」が一番公平感がある。　固定性の税金はできるだけ減らして、従量制の税金主体にして欲しい。　本当はガソリン代に全ての税金を寄せて課税するのが一番公平だと思うのだが・・・。　燃費のいい車がより売れるようになり、日本車の間接的支援にもつながる。　自動車保険も「走ったら走っただけ」という商品が徐々に浸透しつつあるのはいい傾向だ。

複数台所有は実はとても便利で、用途別に車を使い分けられるのは一度始めると止められない。自分の場合：

*** BMW：　高級感及び乗り心地味わい用・長距離を乗る場合・冠婚葬祭用・人の送迎用

*** ランティス：　都内走行用・買い物用・大きな荷物の運搬用・エンジン音排気音鑑賞用・雨天走行用（リアワイパーあってエアコン強力なので）・出先で渋滞が避けられない時（ATなので）

*** MR2：　スポーツドライブ用・ストレス発散用・ガソリンが超高い時用（3台の中で一番燃費がいいので）

といった具合に、やはり車はパッケージングによって得手・不得手があるので乗り分けは意味がある。　問題は維持費だけ。　是非政府（国土交通省？）にはスイスを見習って欲しい。

今月の月刊エコノミストは「自動車サバイバル」と題して自動車業界大特集。　「自動車も家電のようにコモディティー化する恐怖がしのびよる（価格競争がより激しくなる）」と警告している。　複数台所有奨励策は車のコモディティー化を防ぐ為の名案であると思うのだが・・・

全く車に関係ないけど、なかなかシュールなニュースの題名が気に入った。


【記事要約】　台湾では31日、マグニチュード（M）6.3の地震が発生。台北（Taipei）を始め台湾全土で揺れを観測し、各地でパニックになった住民らが避難する様子がみられたものの、被害は少なく負傷者も数人が軽傷を負っただけだった。

　ところが、北部・桃園（Taoyuan）県ではこの地震で停電が起き、同地で展示中だったアート作品「ラバー・ダック（Rubber Duck）」に空気を送るポンプが停止。アヒルがしぼみ始めてしまったという。

　展示の主催者は、電気が復旧した後にアヒルの空気充填（じゅうてん）を再開した。しかしその作業中、アヒルの尻の部分に亀裂が入ってしまったという。アヒルは一気に空気が抜けてぺしゃんこになり、池に浮かぶ黄色い円盤と化してしまった。

台湾南部・高雄（Kaohsiung）で展示されていた別の巨大アヒルも台風19号（アジア名：ウサギ、Usagi）の襲来で安全が懸念されたが、事前に空気を抜いて陸上に避難し、無事だった。