『HOW CITROËN IS TRYING TO CLOSE THE ŠKODA GAP』
ヨアン・ロッセルは、シトロエン C3 Rally2 がターマックではどれだけ速いかをすでに証明しているが、フランス人ドライバーはグラベルでもそのペースに匹敵したいと考えている
マシンの開発は継続されており、更にもう一人のトップドライバーがチームに加わった事で、現在のWRC2ポイントリーダーはフランスのメーカーが最終的にRally2のライバルとの差を縮める事が出来ると確信している
1月のラリー・モンテカルロでロッセルが勝利した後、シトロエンはクロアチア・ラリーでワン・ツーを達成し、今季からチームに加入したニコライ・グリヤジンがロッセルを抑えてWRC2で優勝
速いチームメイトの存在が、C3をアップデートさせるための重要な要素の 1 つであるとロッセルは信じている
「昨年は少し、孤独な戦いでした」とロッセルは DirtFish にコメント。「6~7人の速いドライバーを擁するシュコダと比べるとデータが少なく、苛立ちを感じていたとは理解出来ないでしょうね」
クロアチア・ラリーに先立って、C3には新しいラジエーターを含む改良がすでに行われていましたが、今年の残りのシーズン中、特にグラベル仕様には更なる変更が計画されています
ロッセルは軽量化が最優先課題だと説明。 「この冬、チームはマシンをアップデートして来たが、グラベルではシュコダと比べると車重が重い事は認識している。しかし、僕はそのマシンの性能を最大限引き出すべく努力しているし、コンストラクターもマシンを改良し続けているんだよ」
ロッセルは重量を減らすだけで無く、特にマッディなコンディションにおけるグリップ不足がもう1つの主要な課題だとDirtFishにコメント
「グリップが高いときはクルマがとてもうまく機能しますが、泥だらけのセクションでは難しいです。去年は泥だらけのラリーが多かったし、雨も多かった。 でも僕はドライビングスタイルをグラベルに合わせる様に努力し、コンストラクターもマシンに改良を施すよう取り組んでいるので、もう少し様子を見てみようと思っている」
これを克服するには、マシンに根本的な変更を加えるというよりも、マシンの挙動をより深く理解することが重要です
更に「問題はエンジンではなくシャシーであり、グリップが低いときのシャシーを理解することが最も重要だ」と付け加えた
先週末のラリー・テラス・ダボボレイラ(事実上ラリー・ポルトガルの前哨戦)では、ロッセルとグリヤジンが3位と4位でフィニッシュし、クロアチア戦後にDirtFishの取材に応じたWRC2ポイントリーダーのロッセルは、2024年シーズンのグラベルでもその速さを発揮できると確信していた
「クルマのコンディションが良ければ、僕らは十分戦う事が出来るし、実際、昨年のギリシャではラリーをリードしていました。完全にドライならば戦う事が出来るのですが、泥だらけのセクションがある時は簡単で無いと認識している」
「簡単ではないけど、僕は何時もドライバーズチャンピオン獲得の為に戦っている。僕はチャンピオンシップをリードしてポルトガルに行き、表彰台を争うつもりだ。 2022年のラリー・ポルトガルのように勝利を目指して戦えると確信している」
ロッセルはラリー・イタリア・サルディニアに出場する予定で、セントラル・ヨーロピアン・ラリーのターマックイベントに戻る前に、アクロポリス・ラリー・ギリシャに出場する事を認めており、アップデートされたマシンのテストする機会はっかなりあるものと思われる
ロッセルはラリー・ポーランドとラリー・フィンランドのレッキにも参加するが、高速グラベルラウンドへの出場は予定していない
トップカテゴリーに参戦していないシトロエンは、ワークスとも言える様な形でWRC2クラスにC3 Rally2を送り込んでいるが、タイトルを獲得出来ていないのが現状
長年シトロエンで戦って来たロッセルにとっては、一人ではデータの数に限りがあり、アップデートにも歯痒い思いをして来たみたいなので、王者シュコダに挑むのに、良い流れとなっているみたいですね
でも・・・
今度はトヨタが立ちはだかるかも知れませんよね?(笑)
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2024/05/03 17:51:58